ショップで売るその前に、トレードブースに挑戦してみない?

はじめに

MtGを走りとするホビー、所謂TCGのTはトレーディングの意です。
せっかくTCGを楽しんでいるのに、ただのCGになっている人を沢山見かけます。

・なんか延々数十分カードとスマホをにらめっこしてて怖そう
・昔トレードを試みたが、納得のいく価格にならずに辞めた
そんな初心者さんに第一歩を踏み出してほしい、という思いでこの記事を書きました。

お店の利益を無くしてしまう行為に他ならないため、多くのショップでのトレード禁止は当然といえますが、
MF(GP)会場であれば気兼ねなくトレードができる空間があり、
定番カードから珍品まで、世界中からカードが集まってきます。

この記事は私白夜がトレードブースにアドを夢見て飛び込み、
いっこうに纏まらない価格交渉や、後から振り返ると損だったトレードを通して得た学び
トレードの定石についてを纏めました。

トレードのハウツーについては、ショップの不利益になる関係で、
記事もあまり出回らない部分であり、この記事も私個人の経験を基に書いています。
トレード初心者人口が増えて欲しい、トレードのハウツーを交換したいという思いもあり
無料で全部公開致します。

この記事を読んで、トレードに少しでも興味を持ってもらえましたら幸いです。


・8:10交換を目安に​

トレードをするなら自分の提供するカードと相手の希望するカードが
等価である10:10になるトレードが理想的ですが、
たまたま相手の欲しいカードを自分が持っていて、自分の欲しいカードを相手が持っている時でないと、
10:10交換はできず、
(特に提供する元手が少ないと) あまり成立する取引ではありません。

豊富な在庫を持っており、なんでも提供してくれるような人の大半が
俗にバイヤーと呼ばれるような人たちであり、
多くが利益目的でのトレードをしようとしているため、たまたまバイヤーさんの欲しがるカードを持っていないと、10:10トレードを成立させるのは難しです。
そのため、10:10のトレードを目指すとなかなか価値が合わずトレードが成立しない、といった事態に陥りがちです。

なので、私は最初から8:10で損をする覚悟でトレードを成立させることをお勧めしています。

・ショップで売ってショップで買うよりはお得に
・メルカリで売ってメルカリで買うよりは手っ取り早く
取引できるので、不要カードを欲しいカードに変えれるのであれば、8:10は充分お得なレートだと考えましょう。

勿論交渉に自信があったり、多少手間がかかってもしっかり得をしたいなら9:10で良いですし、
どうしても欲しいカードや、逆にどうしても吐き出したいカードがあるときは7:10でも取引を成立させることもあります。(チリツモトレード等と呼んでる、沢山の安価カードを提供してデュアルランドやパワーナイン等の高額カードを狙う取引なんかは7:10くらいで妥協しがちです)

ですが、比較的すんなりトレードが成立して、お得にやりとりできるラインは8:10くらいだと考えています。


・カード状態の価値観が合う相手とやり取りをする


カードの傷や状態について、シビアな人とルーズな人がいます。
シビアな人は、最終的にショップ等を経由して利益を出す人も多いため、
傷ありカードについてはがっつりと減額をします。
手持ちカードも、傷なしのカードが多いです。

ルーズな人は、(遊べる状態であれば)傷で大きく減額することはあまりありません。
手持ちカードも、特価品やメルカリ等でそろえた傷ありカードが増えがちです。

この価値観が違う人同士でトレードをすると、こちらの提供カードの大半が傷で減額、
相手のカードの状態は良いので傷減額を望めず、使えればいいのに無駄に割高なトレードになってしまいがちです。

なので、傷の価値観が合わない人とは「傷ありカードはそちらの希望する金額での提供は難しいです」
とはっきり告げることがスムーズに取引できます。

・断る勇気も必要


こちらが8:10でのトレードをしようとしているけど、相手は10:7で得をする取引を狙っている場合や、
前述の傷の価値観が違う場合など、トレード交渉が全く進まない場合も多々あります。

いままでの交渉の時間が無駄になるし、相手に悪いから・・・という心理が働いて
妥協したトレードをしてしまいがちですが、
思い切ってトレード無しでありがとうございました。という勇気も大切です。

最初から多少の損ならいいや、という気持ちで提案をしていればオマケしてくれることもありますし、
そうでなくても、もっと割のいい取引をしてくれる人もいるはずなので、
そういう人を探したほうがお得かつ手っ取り早く取引ができます。

「こっちが損する覚悟で提案しているので、これで通らないなら仕方がない」
くらいの割り切りも大切です。

・値段を調べることを恥ずかしがらない


こちらの提供のカードや、希望するカードにいくら見?と聞かれるケースも
たくさんあります。

インターネットで値段を調べるのが恥ずかしい、待たせて申し訳ないみたいな気持ちになることも
ありますが、想定外の損失はどんどんケアしたほうが良いです。

「ショップ買取価格」「ショップ販売価格(トリム最安値)」「ショップ販売価格(海外サイト)」
「個人売買相場(ヤフオクやメルカリ、eBayなど)」など複数の軸があるので、相手と価値観を合わせておくとより良いです。

相手はショップ買取価格を軸に話していて、こっちはトリム最安値を基準に値段を決めていたから
カードの価格観がかみ合わない、といった事象も起こりえます。

これをやらないと手持ちカードの大半の値段を聞かれ、安く回答してしまったカードだけを
取引される、といった事態になりがちなので、特にトレード初心者ほど徹底するべきだと考えています。

繰り返しになりますが、こっちが損する取引をしているんだから
多少手間をかけさせてイーブン、くらいの割り切りをしたほうが気楽です。


まとめ


・多少損する気持ちでトレードする(ショップ経由よりはお得)
・損を受け入れてる分、他の場所では妥協しない(自分の想定以上に損な取引はきっちり断る)
ことが大切です。

クジやパックの自分にとって不要なカードをバイヤーブースに持っていく前に勇気をもってトレードブースへ、
ぜひともお試しください。





以下は余談

この記事を書いた目的のひとつとして、アマチュアトレーダーが増えて欲しいという意図があります。 バイヤーさんとのトレードも良いものですが、利益を狙わないアマチュアトレーダー同士のトレードなら、利益を考慮しないのでたまたま希望が会えば10:10の理想トレードが狙える可能性も高いからです。

私はアマチュアトレーダーで、上記の通りなんなら少し損なら仕方ないと考えてる人です。

是非私とMF名古屋でゆるゆるのアマチュアトレードをしませんか!? 最近バイヤーの方が増えてアマチュアトレーダーが減ってる気がするので是非ともお待ちしております。 ちなみに傷はあまり気にしない派です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?