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勝率9割!ロンゴミ抜き幻影騎士団!

チームBWW(@KuroiSenpu)です。
今回はチーム内で基盤が強すぎると話題の幻影騎士団を紹介します。
約4000字の大ボリュームですが、全文無料なので是非最後まで見て下さい!

幻影騎士団のランクマッチにおける強み

幻影騎士団はチームBWWの中では最上位デッキの1つという評価を与えています。なぜそのような評価なのか、順に紐解いていきます。

ミッドレンジ優位な環境

今期はミッドレンジが多い環境です。具体的には鉄獣や相剣などがこれに該当します。
これらデッキは高い安定性と誘発に対する耐性を持つ一方、大量の手数に対して妨害を用意しきれずに貫通されてしまいがちです。

幻影騎士団はミッドレンジなのに手数が多い

幻影の強みの1つです。
幻影はミッドレンジで誘発に対して妥協展開を用意しやすい一方で、全ての幻影が墓地効果を持っている事や、未界域による手札・場・墓地の総カード量の量増しにより手数を増やしながら捲る事が可能です。一滴の採用も相まって、鉄獣や相剣に対して後手捲りを決めやすいです。

ミッドレンジなのに物量による捲りを許さない

ミッドレンジは安定して妨害を構えやすい一方で、手数が多いデッキに対して後手捲りを許しやすいです。こういったデッキは展開系に多いですが、このようなデッキに対しては最大展開としてデスサイズを用意する事で手数の有無に関わらず後手捲りを許しません。ミッドレンジなのに盤面が硬い、これは幻影の大きな強みです。

以上を纏めると
・ミッドレンジで安定感が高く、誘発受けも良い
・手数が多くミッドレンジ優位な環境で強い
・手数デッキに破壊されにくい

という現環境にとてもマッチしたデッキであると言えます。

構築

今回はリーダーのおつ。(@Harpie_Tycoon)の直近戦績18-2のリストを紹介します。

解説

メイン

・幻影騎士団

モンスターは特殊召喚しやすいサイレントブーツ以外の幻影は召喚権が被ると手数が失われてしまいますし、ティアースケイル、ケルビーニ、ラスティによって容易にアクセスが可能ですので、ゲーム中に必要な枚数のみに絞って採用しています。ステンドグリーブは必要のない場面も多いですが、手札が幻影で固まった際に手数を用意するのに必要で入っています。
罠に関して、霧剣はロングゲームをする際に2枚伏せたいシーンがあるので、直接墓地に落とす分も含め最大枚数採用しています。ブリガンはニビルケア等で絡んでくる他、幻影1枚からアナコンダやダグザを成立させるのに必須です。

・サブギミック

未界域はアクティブなカードを増やせる手数最強カードです。その上ティアースケイルのコストにしても効果が起動するなど弱い部分が無いのでここは減らせません。
デスフェニは幻影がデッキとして成り立つ為の条件なのでこれも必須です。ダッシュ2枚目は好みでどうぞ。
デスサイズは幻影の強みの1つで、これにより「捲られない中速デッキ」という唯一性を獲得しています。デッキ選択理由に絡んでくる部分なのでここも減らせません。

・誘発

誘発は7枚に留めました。理由は、後手捲りを未界等によって齎される手数と一滴に委ねるプランを選択したからです。
幻影は仮に鉄獣や相剣の最大盤面を通しても捲る事が可能で、よって誘発が後手捲りの上でそこまで大事なカードではないです。ただGはやはり通されるとキツいのでうらら3G1は確定、またニビルも何とかならない場面があるにはあるので確定です。
Gの2枚目について、Gは遭遇率が高い上にこのデッキは未界でカードを引くので、素引きして抹殺で抜けないシチュエーションが多そうである点、素引きしても召喚してアナコンダになれる点、苦手な展開系後手で通れば1枚で止められる点を考えて2枚目を採用しました。
わらしは今期は広く打てるカードでありながら幻影がかなりキツい墓穴を確実に踏みに行けるカードで、他の誘発では墓穴ではなく抹殺で弾かれて墓穴を温存される裏目があったのでわらしにしました。

誘発は増やせば増やす程展開系の後手が安定しますが、一方で中速デッキには効きにくく、今回は幻影騎士団を中速デッキに強い事を理由に使用したので、その理由から減らしました。

・その他

今期は一滴に耐性のないデッキが多く、幻影は無理なくこのカードを使えるので3枚採用です。
指名者はGがキツいのは勿論、墓穴抹殺どちらも広く役割を持てるので減らす理由はありませんでした。

エクストラ

・メインギミック

解説が欲しそうなものに絞って説明します。
ブレソ2枚目は自由枠ですが、先攻展開で1枚使用した際に2枚目が欲しい事があまりに多く採用しました。
リヴァイエールはこのデッキでは未来龍王を採用していませんが、単純にリソース回収札として優秀で採用しています。リソースの使い方に気を付ければ2枚目は要らない印象です。
ヴァレソはこのデッキの用意しやすい打点がブレソの2000やデスフェニの2500など、アクセスの5300ではリーサルに届かない事が多く採用しています。

・その他

ダウナードはアナコンダデスフェニに一滴を投げた際に4素材アーゼウスに行きたい事や、幻影罠で蘇生したブレソを墓地に送る為に採用しました。
マスカレーナとスパイダーはニビルトークンやブリガンを効果モンスターに変える為に入っています。闇縛りが付いた展開ではスパイダーを使えないのでどちらも必須です。
ユニコーンはマスカレーナと噛み合う便利なリンクとして入っています。

不採用カード

・ローブ3枚目
アリです。僕は自由枠に回したくて不採用にしていますが、チームメンバーには積んで回している人もいます。

・禁テレ等ss星3
枠不足です。展開対面の後手捲りを一滴に委ねている他、抹殺を引くと裏目が一気に減るので、ここ2つのパワーカードを引く為にデッキ枚数は多くて41までに抑えようと思っていて、特に役割上必要なカードだと思わなかったので不採用にしています。

・増殖するGの3枚目
アリです。展開系対面後手で通れば強力なのでデッキ枚数を41にしたり、わらし削ったりして採用しても面白いと思います。僕はこのデッキでG被りするのが好きじゃないのですし、展開後手はある程度無理だと思ってるので不採用にしました。チームメンバーには3枚採用の人もいます。
追記:
中速以下対面は多少カードが浮いてもデッキパワーと練度差でボコボコにできる事が発覚したので、であれば練度差ごとこちらを破壊してくる展開系をメタるGを増やすべきだと考え、現在は3枚目を採用しています。

・ダッシュガイ2枚目
アリです。僕は未界でダッシュディバインが当選しても勝てた試合が多かったので、引きムラに繋がりますしランクマでは要らない印象です。但し競技勢が多いレート等では考え直す必要があります。

・アクセスコードトーカー
採用したいです。枠が無くて不採用にしましたが、このカードの有無で対エルドの勝率ありえん変わるので、レートでは欲しいです。ランクマでは無くてもぶち抜けたので、ランクマでは要らない気がします。

・ラプソディインバーサーク
枠が無いですが、あると昨今の墓地リソースに依存しがちなデッキを咎められるので、鉄獣やミラーを意識するなら欲しいかなと思います。ただランクマではここら辺に練度で勝ちやすいので過剰かなと思います。

プレイング

ニビルケア

このデッキで1番大事です。鉄獣のようにベアブルム先出しで簡単にケアできるデッキでは無く、ちゃんと貰い所や貫通ルートを考えて回さないと余裕で負けます。
コツとして
・安易に墓地幻影罠の効果を使わない
・ニビルが飛んでこなくてブリガンが余る事を躊躇わない
・幻影がミッドレンジという認識を持つ

を考えていれば、後はコンボ性の低い展開をするデッキなのでどうにかなります。
また後攻であれば、5回目以降の特殊召喚をバトルフェイズ中に行う方法もあります。実際にあった例を紹介すると、自分の場が2素材アーゼウス伏せ霧剣、手札ブーツ墓地ダスティ、相手は相剣でライフ7400、場には何も無しという盤面でニビルケアをする場合、ダスティでティアスケを持ってきてティアスケブーツでブレソを出します。この時点でニビルカウントは3なのでこのままバトルフェイズに入り、殴って殴ってアーゼウスの効果を使用すると墓地に霧剣ブレソティアスケとなるので、バトルフェイズ中に追加で2600打点用意してリーサルとなります。

常に墓地に幻影を残す

使えるからと雑に墓地の幻影効果を起動してしまうと、次ターンにティアスケを蘇生できなくなってしまったりするので厳禁です。またそもそも墓地に幻影が足りなくなる場合はリヴァイエールなども駆使してリソースを抱えましょう。但しニビルを貰うと大体リソースが吹き飛ぶので、その場合はディバインに人生を賭ける事になります。

デスサイズは無理に構えない

ニビルケアや墓地リソースの話の延長線の話です。今期は全体的にデッキパワーが低い環境なので、無理にデスサイズを出さなくても霧剣やラスティ、デスフェニで十分押して行けます。誘発の気配が無く相手のデッキ枚数が多い場合は無理矢理構える事もありますが、基本は無理して構えるカードではないです。

追記:チェーンAUTO時のダグザの挙動について

どうやら一部カードの発動に対してチェーンボタンをONにしないとダグザの効果がチェーンできないようです。今の所フュージョンデステニーがそうだったり、稀にデスフェニの効果にもチェーンできなかったりするようです。(条件不明)
なのでダグザの効果を使用する際は、念の為チェーンボタンをONにしましょう。

最後に

チームBWWではこのデッキの基盤は5月中に出来上がっていました。幻影は難しいデッキですがBWWではプレイを相談する事も出来ますし、この構築に対する質問も深く掘り下げる事ができます。「もっと環境に対するアンテナを貼りたい!」「強いデッキを使っているのに勝率が出ない!」という方は是非BWWへの加入検討をどうぞ!

というかリーダー個人の感想としてはWMGPというアマチュアリーグに参加したいと思ってますが、チームメンバーが多忙で今の所人が足りないので、是非加入して下さいお願いします。

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