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波風ミナトのクソデカ感情記

 今回のためだけにジャンプ定期購読した。

 岸本先生 めっっっちゃ絵が上手い。線が少ないのにシルエットだけで絵の上手さが判る。
 読み切り決定したときのミナトを見たときは「あれ? 久しぶりに描いたから何か感覚掴めなかったんかな」と思ったんだけど、全然そんなことなかった。

 岸影さまやぞ
 我々は黙って頭下げて読んどきゃいいんだ。

 で、肝心の内容なんだけど、ほんとにほんとに最初から最後までミナトとクシナの話でにっちょにちょが止まらなかったし、ああ~~~~びゃああああ涙となる場面が交差して魂のオタクが共鳴して大変だった。

 まず、クシナに自由がなくてびっくりしたし納得してしまう状況も辛かった。行動範囲に加えてめちゃくちゃ厳しい監視下におかれてるし、ようやくミナトに会えたとしても、ちょっとしたすれ違いでむくれちゃうクシナが可愛いし辛いよ。結界の外に出られないからミナトを追いかけることすら許されない。
 木ノ葉にはミナクシに障害を与えたい強火の忍びでもおるんか???? とにかくここから徐々にしんどいゲージが溜まっていく。

 クシナはただミナトといっしょにいたいだけなのに…………ただ好きなだけなのに何故……(わかる尾獣の力が里に及ばないようにしてるのは解るけど、そもそも人柱力とかいうシステム廃止にしてくれ)最近シンプルに『ただいっしょにいたいだけなのに、運命と使命故に願いが叶わない』系に弱いからすぐに泣く。
 あとちっちゃいコマにカカシ先生たちいたね。ああいう細かいところで『世代』を感じさせるの、NARUTO読んでる~~って思った。

 ミナトが螺旋丸の名付け親だとは微塵も思わなかったけど、あそこまでセンスないとやはり天才の一種なのかもしれん。今までで一番長くて語呂が悪かった。
 そして自来也のぱっきんアイス…………初めてナルトに螺旋丸の修行をついたときと一緒で胸が熱くなる。どんな思いでナルトと接してたんだろう。泣けてくる。

 と思ったらここからほんとに心臓バクバクの展開の連続でオタクたちの心配をした。

 螺旋丸の起源が『クシナを守る』で、その思いが『君を失いたくない』で腰から崩れ落ちて天を仰いだ。

 は~~~~~~~~~~~~

 (反芻)

 (反芻)

 はっ…………はあ……っ

 ミナクシ推しなら絶対に察する(というかとある場面の台詞と結び付く)と思うんだけど、子供の頃からミナトのクシナに対する思いは何も変わってないし、それがミナトの全てだったんだ…………。

 ただ、クシナを失いたくなかったんだ。

 ぜ~~~~んぶクシナのためだったんだ。
 
 なんだ この 希釈無しのミナクシ

 水で薄めても噎せるレベルで濃い 恋……

 というかミナトがクシナ大好きすぎてほんっっとにっちょにちょ通り越して泣けてきた。クシナがミナトミナト~~!て感じだから「ふふふ。クシナはミナトが好きなんだなあ」て感じだけど、ミナトはクシナに対してず~~~~っとクソデカ感情抱えてるし、クシナのことを心の底から大切な存在だと思ってる。

 これわたしの妄想じゃないよね?

 虚言じゃない よね……

 だってクシナを渡したくないんだもんね。

 ね!?!??

 二人の最期も今回の読み切りが生まれたことによって更に良さが生まれるね。
 最期まで「離れるもんか」貫いたんや

 はあ

 ほんと ありがとうございます………

 連載当時からずっと思ってるけど、クシナを見つけてくれてありがとうミナト。ほんとに。今回はその感謝がより深まる読み切りだった。
 まさか数年を経て公式からこんな『正しさ』の漫画で殴られるなんて思いませんでした…………こんなにも切なくて幸せな二人をわたしは一生応援したい。

 もう一回言います ありがとう

 全然関係ないけど、またミナトの一人称迷子になってない? ボクなのかオレなのかはっきりしてくれ!