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転職は幸か不幸か①

平成29年6月。13年弱勤めていた仕事を辞めた。
仕事のやめる理由なんてたいがい人間関係だよね。
そんな言葉を知ったのは後になってから。

仕事を始めたのは
平成16年10月。まだ次男が2歳になったばかりだった。
たまたま近くの会社で空きができるから、月10日ぐらいでいいから仕事しない?という誘いがだった。
家から近いからというただそれだけの理由で軽い気持ちで始めた仕事だった。10日だったら余裕で扶養内だし。

アラサーになっていた私は、5年ぶりに始める仕事に
月10日(週に2~3日)とはいえ、兎に角仕事が覚えられなくて
四苦八苦していた。書いたメモは手放せないし、似たような書類があるから
間違えないように気を遣うし。
こんなんじゃ迷惑かけてしまうし、絶対すぐやめるわ
内心そう思っていた。一通り覚えて一人でなんとなく回せるようになるまで
半年はかかっていた。

そのうち、「人が足りないからフルで出ないか?」と言われ、さっさと扶養を外して社会保険に入り、証券外務員資格(取らないと仕事にならなかった)、生命保険募集人資格(以下同文)、ファイナンシャルプランニング技能士(3級のち2級)、年金アドバイザー3級と

着実に正社員を目指しているかのように見えた。

が、全然そんなことはなかった。
単なる負けず嫌いだったのである。
あと、得も言われぬ恐怖感をもっていたのである。

正社員になったら、給料や福利厚生が断然違うよ。
知ってたけど、責任を負われるのと、目標という名のノルマに忙殺されるのが嫌だった。正社員でも当時は持ってる人の方が少なかったこの
資格の数々(さすがに生命保険はみんな持っていたが)。

結局「首を切られる対象にされたく無かった」というのが一番の原因である。

もう何年もまえから、この会社やばいからってずっと言われ続けてきた。
いや、今でもやばいんだけど。

当時、何種類かある仕事の中から、ある一つの仕事しか出来ていない人達がいた。が、今後、この仕事自体は数が減るから他の仕事ができないと
契約期間内で辞めないといけなくなる、という話が出ていた。
そして、実際切られた人が何人かいた。
幸い、私は別の仕事でそれも3種類同時に仕事を同時にやるという
力技をやっていたので(とはいえ、田舎のその会社の正社員では当たり前)
その対象にはなってなかった。
でも、いつでもよそに行っても仕事ができるように勉強だけはしていた。
つもりだった。

そんなある日。契約社員にまでなっていた私は
転勤をさせられることになる。しかも、その周辺では一番
やばい上司がいるところに。


10年同じところで仕事していたせいもあって
寂しすぎて、事務室の隅っこの見えないところで
本当に泣きながら作業していたこともあった。

そして、怒りにも震えていた。
なんで正社員のアイツはあの地区から出ずに転勤なのか。
正社員になったらその地区から出る、て話だったから
出たくなかったからずっと正社員にならなかったのもあったのに
同時期に入った人は正社員でその地区から出ることがなかった。

なんでだよ

ああ、微妙な立ち位置だし嫌がらせだ

思ったけど従うしかなかった。
これだけ頑張ったのに
なんでだよ(2回目)

くやしすぎたから、いろいろ別方面で頑張って
飾りつけの講師を任されたり
支社の情報誌に載るぐらいになったり
メインの営業は苦手だったから、サブの方頑張って
提携の会社の人からお礼されたし
地区の小さな褒賞だけど表彰もされた。

でも、冒頭にあるように仕事
本当に突然辞めた。
一言でいえば「パワハラ&モラハラ」
おまけにコンプライアンス関係である。
転勤先の上司がまーやらかすヤラカス。
しまいには、こちらが(主に上司が)悪いのにお客様に謝られる。

訴えど、訴えど聞いてもらえず
他の支店の上司に相談するも取り合ってもらえず

そのうちに、夜中になぞの呼吸困難になるわ
(後で知るが、心筋梗塞だったかもしれない)
悪夢にうなされるわ

転勤願いを出していたのに、他の支店の子は
すんなり聞いてもらえてなんで私は聞いてもらえないんだ
挙句、丁度その内示が出る日に休みを取っていたのだが
何の連絡もなく
次の日の朝出勤したら「残念でしたぁ!!」

この時、年度末だったが、
繁忙期終わったら、仕事辞めよう。

・・・伝えたんですよ。6月末で辞めますって。

したら、「正社員にはならないのか?」
だって。
「仕事辞めてどうするの?次のアテあるの?お金あるの?」
いや、貴様のそういうとこだぞ。正社員試験受けただけでも
評価になるそうですってね。へー。

とは言わなかったが。


仕事大好きだった。
本当に社畜といわれる域の勢いで
あの仕事好きだった。

(陰でこっそり」)本当に泣きながら退職した。

#わたしの転職体験

②につづく

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