憧れのさいたまスーパーアリーナ～４年前に離婚してから「今まで出来なかったことを全部やってやるんだ！！」と意気込んで始めたこと⑥～

どの話から書こうかなと思ったけど、一番自分の中でインパクトあるやつにしてみる。そして、今日もオチが付く（爆）

知り合いのお姉さまから紹介してもらった仕事を始めて
２カ月が過ぎたころ、学生時代の友人から「ライブに行かない？」と
ＬＩＮＥが飛んできた。

クイーン＋アダムランバートのジャパンツアー

映画ボヘミアンラプソディを見てから半年以上経っていた。

そういえばライブとかコンサートといえば、大昔にまだできたばっかりだったマリンメッセ福岡でCHAGE and ASKAを最後列で見たっきり
あれが最初で最後。。。いや、最後にしたくねえなあと思っていた。

失礼な話ではあるが、ロジャーもブライアンももう結構なお歳だし
今見らないつ見るん？！（大分弁）で、何かしらの気分転換をしたいと思っていたころでもあった。
でも、家に次男（当時高校生だった）一人残して遊びに行くのもなあ
と、渋っていたら
思いも寄らず母が「行ってくれば？」と。

久しぶりの一人旅にルンルン（死語）で浮かれていた。
ライブとー、クイーン展とー、あと、横浜中華街とー
藤子不二雄ミュージアムとー

何泊もできないから
行きたかったところをピックアップして
思う存分、よく食べて、よく遊んだ。
アダムランバートもすっごい良かった。好き。

外国人アーティストの時って自由に写真撮ったりできるんだね～

その夜、友人と夜が更けるまで飲んで
懐かしい思い出話に花を咲かせていた。

翌日。事件は起きた。
藤子ミュージアムに入ったころから目がおかしいことに気付く。
あわててコンタクトレンズを外して眼鏡にし、目薬を調達したが

遅かった。

眼が強烈な痛みで開かなくなってしまった。
目が見えないまま、友人に手を引かれ、
眼科に行くと「お月様みたいに真ん丸に傷が入ってた」（友人談）
楽しみにしていた中華街も崎陽軒も全部行けず
そのまま空港へ直行。それも、目が見えないまま手を引かれ。
本当に友人に申し訳なかった。

空港から別の友人に連絡して「ごめん。北九州空港まで迎えに来て」
実は、この別の友人も病み上がりだったのに無理を言って迎えに来てもらう手配をした。

しばらくして
友人の計らいで、航空会社のカウンターまで連れて行ってもらい、
車いすを用意してもらい、気が付いたら友人の姿はなく（見えてないけど）
気が付いたら飛行機に乗せられ羽田から飛び立った。
そして、気が付いたら北九州空港にいた。
声だけを頼りに、友人の車に乗せてもらい、家に着いた。

驚いたのは友人もだけど、家で待っていた次男だった。
自分が無事に家にたどり着くことしか考えてなかったので
すっかり次男に連絡をするのを忘れていたのだ。

「なんで○○さんの車なん？！」（知ってるし、うちの子達とも仲が良い）

い、いや目が見えねえんだ・・・
そういいかかった時に
次男が友人の手を振り払おうとした。

実は、友人も勘違いしていて、
私が空港で車いすで現れたもんだから、身体が動かないと思ったようで
抱きかかえようとしたのだった。

○○～、申し訳ないけど、ありがたいんだけど、
私目が見えないだけで、歩けるから
そこまでしなくてもいいんだよ・・・

空港で説明したのに、帰り着いたときにまたやらかした。

いやだから、違うって・・・

で、まるで友人が悪いかのように次男は思っていたようで・・・
いや、ごめん、何か色々ホントごめん。

こうして、楽しく終わるはずの旅行はとても微妙な感じで幕を閉じた。

翌日、二人に平謝りに謝って、
後日、特上肉を贈ったのは言うまでもない・・・

コロナがってまだ言い始めたころの話でした。

夢見てるみたいだったなー。