M&A時に決まる会社の価値について

M&A時に決まる会社の価値や相場についてよく問い合わせを受けることがある。シナジー価値を無視して考えれば、大企業のように十分にEBITDA(≒営業利益)が出ていて類似する上場会社があるような対象会社であれば、多くの場合、類似会社比較法によりある程度妥当な推定値が得られる。しかし、ベンチャー企業のような高リスク企業についてはそうはいかない。ある程度の難しさがある。こういった話をしていきたいと思います。ただ、結論からいうと妥当性のある価値評価は可能です。ただ、そのアプローチは少し特殊なものとなります。

なお、M&Aにおいてはこれらにより算定される、「単独価値」にシナジーの価値の一定割合も評価に含まれて最終的な提示額となることが多いものです。

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