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第二章に記された前章の「.」

はじめまして、こんにちは、こんばんは。
ぼぅと申します。
社会人2年目で絶賛ストレスに悩まされています笑

X(旧twitter)ではライブの感想を長文でタラタラと
綴っていて、なかなか140字では伝え難い想いや
重い愛(それはthe shes gone)があるので、今回は
noteを使って超絶ダラダラとした話をしたいと
思います!!

それでは本題に入りましょうかね。




2023.01.29 なんばHatchにて

ドラマストアが解散しました!!!!

「お前いきなりすぎるで?!」と思いましたよね?
それは僕も思ってます、笑
だけどこの解散が今回お話するうえで欠かせない
出来事なんです。

2022年7月26日、
以前より発表されていた2ndフルアルバム
『LAST DAY(S) LAST』の発売前日でした。
(僕は新型コロナに罹患し自宅療養中でした)
前日にも翌日の午前10時にお知らせがあることを
公式SNSからアナウンスがあったので僕はおそらく
メジャーデビュー」「解散」の2択だと思って
いました。

お知らせ開けてみれば「活動終了」の文字、、、

(それからラストライブまでを話すとあまりにも
 長くなるので省略致します)

あっという間に「来るな」と願って止まなかった
2023年1月29日を迎え、超満員のなんばHatchで
沢山のファンに見守られ最後は名曲「Messenger」でドラマストアの歴史に幕を下ろしました。

それは、コロナ禍で折りに折られた心を幾度となく
救ってくれた大切な音楽としばしのお別れでした。

それから1週間の2月6日、とあるお知らせが。

長谷川海&松本和也がex.ドラマストアとして

音楽活動を再開。

「解散から早すぎるだろ」
「まだ心の準備が出来てないよ」
「ドラマストアの思い出ってその程度なの?」
「悠真さんと鳥さんのことはどうするの?」

活動再開に喜ぶ声ももちろんありましたが、
思う以上に当時は疑問の声が挙がっていました。

僕は解散前の企画されたドラマストアFCイベントで
Vo.長谷川海から「またすぐ戻ってくるから」との
言葉を聞いていたので驚きは少なかったです。
メジャーデビュー寸前のところまで登り詰めた
ドラマストアへの想いが各々爆発しているところを
眺めているだけでも共感と反論があって心苦しい
時期でした。

ドラマストア解散前に何度か長谷川海が個人の
インスタアカウントで配信をしていたときに
「メジャーデビューの壁に“年齢”もあった。」
「僕たちには時間が限られている。」
「自ら課した目標が叶わなかった。」など

解散に至る経緯や背景を語っていました。
バンドマン自身がこれらを語ることは珍しく、
きっと長谷川海のなかでポリシーのようなものが
あったのかなと思います。

後のインタビューでも長谷川海は

前身バンドの解散きっかけに熱いファンの方々からものすごく心苦しい言葉を受けるようになってしまったんですよ。その中でもめっちゃ腹立つ書き込みは全部スクショしていて。あと僕はアンチコメントほど絶対いいね押しちゃうんです(笑)。僕はそういう性格だから人間が大好きなんですよ。自分に興味を持ってくれる人に興味を持ってしまうタイプ。だからあまり人に裏切られる経験がなかったんです。けど今回バッシングを受けて、久しぶりに人に手のひらを返されることの悔しさや悲しさを痛感しました。次に自分が新しいことを始めるってなったらファンの方たちは付いて来てくれるだろうと勝手に思っていたので、それは自分の慢心だったし押し付けだったと反省する部分もありました。」

と素直な心情を語っている場面がありました。



東名阪ツアーなど2月3月と2人での活動を経て、
4月に新たなお知らせが入ってきました。

新バンド“fews”結成。

これがのちにリリースされるミニアルバム『re:cue』
のファーストナンバー「ピリオドを打て」の歌詞に
も登場する「第二章の一ページ目」の始まり。

ex.ドラマストアとして活動していた2人に
鮎京春輝(Key)
藤井浩太(Ba/ex-ウソツキ)
の2名が加わりバンド編成での活動を始動することに
なります。

few...ほとんど〜ない」から転じて、多くのものを溢してきた僕らの、僅かな大切を守るためのポップス。

それぞれが持つ挫折のバックグラウンドを巡り巡って"線"にするため。


ドラマストアの解散から始動、ファンからの批判、
新バンド結成と様々な事柄を乗り越え、結成発表の
翌月13日に音源で初めてfewsを聴くことになった
ミニアルバム『re:cue』の6曲。

1.ピリオドを打て
2.Sweet Home
3.メーデー
4.ゴッホと徒花
5.水槽
6.ノーマライゼーション

紛れもなく新しいバンドの唯一無二の楽曲達。
ですが、なぜか僕にはシミついたあの頃の音
聴こえてくるのです。それはおそらく歌詞を綴るのがドラマストアと同じ長谷川海だから。
洗練された言葉の魔法はfewsでも健在でした。

1.「ピリオドを打て」
新しく結成したバンドのファーストナンバーが
ピリオドを打て、というのは長谷川海のいやらしさ
を感じる笑 ただこの曲に込められている覚悟は並々ならぬものを感じて、曲調もアップテンポで疾走感
のあるもので。
ドラマストア時代から「らしさ」を謳う曲が多く、
「世界はまだ僕を知らない」や「エンドロール」、
「Stand by You」の雰囲気が匂う楽曲なのかなと
感じています。

2.「Sweet Home」
これ、個人的にめちゃくちゃ思い入れがあります。
なんでかっていうとドラマストアの楽曲で一番愛しているのが「ラブソングはいらない」でして、それとSweet HomeのMV撮影地が同じなんです!
曲調自体は似ていないのですが、この曲の
君とバイバイした夜はなんだか寝付きが悪いような
と、ラブソングはいらないの
目を閉じてもまた眠れない夜はほら君のせいにして
のニュアンスが、ラブソングはいらないが大好きな
自分にとって、ある種のカムバック感を覚えます。

Sweet Homeは自己肯定感を上げて、悩める恋愛最中の人間の味方でいてくれる曲だと思います!
(ちなみに10月に撮影地に行ってフォトセッションをして頂きました…!)

メンバーの演奏シーンがあった建物
かすちゃんが遅刻する原因となったベッド

3.メーデー
個人的に『re:cue』で一番の名曲。季節というよりも時間を意識させられることが多い彼らの楽曲のなかでも、珍しく時刻を直接示されていることに驚きました。楽曲全体の緩さ≠自然体な感じが、現実的で
ある意味「らしさ」を強調されている気がします。

4.ゴッホと徒花
天才のバラード、という難題を綴り抜いた力作。
タイトルで予感するように『LAST DAY(S) LAST』の
「アリストテレスは斯く語りき」の続編…?と思わされる、庶民の僕は共感性ゼロですが、共通して選ばれた言葉の美しさだったり儚さ、虚しさを曲調が
上手く捉えているなという印象です。
言葉の魔術師・長谷川海が絞り出す
「言葉にできたのならば死のう」の真相は…

5.水槽
「また僕らを応援してくれる人と出会い直したい、繋ぎ直したい」
という彼らの想いを歌に乗せて。
思い通りにはいかない歯痒さや息苦しさ、そのなかでも自分達が持ち続ける意志と願いは曲が進むにつれて強くなっていく。
ドラマストアでいう「Messenger」のように、fewsにとってメンバーとファンである僕たちの心を通わせる架け橋のような楽曲になるのかなとも思っています。雰囲気は「月と旅人」にも似ているなと思いますね。

6.ノーマライゼーション
結成当初からドラマストアを応援している人ぐらいしか知らないという幻の一曲がfewsで音源化。個人的に感じている『re:cue』の他5曲が表現してきた「らしさの表情」の集大成という印象があって、僕もそうですが多くの人が憧れる「ドラマみたい」を謳ってくれています。
多くの挫折を経験し、「君を主人公にする音楽」を
コンセプトに活動してきた彼らにとって「らしさ」や普遍性は、ときに彼ら自身を息苦しくさせるかもしれない、あるいは立ち止まることがあったときに振り返ることができる標識になるかもしれない。そんな意味合いの深い楽曲かもしれませんね。

(次作『lovism』はまた機会があれば!!)

ある程度時間が経った今でも、再出発に疑問を抱いている人や反対の声をあげる人もちらほら見かけます。人によって価値観は様々ですし良くも悪くも受け止めるストレスの大きさも人それぞれです。
ドラマストアのほうが〜とかfewsのほうが〜という意見もみるし優劣や比較も当然あるかと思います。僕はfewsの楽曲を聴いて「比べる」というよりかは
「重ね合わせる」のほうが比重が大きくて。
下記に記す取材で松本和也が言っていたように、僕は重ね合わせるほどドラマストアに思い入れがあるし、それを彼らや鮎京さん藤井さんがその想いを無下にしていないからこそ心置き無く出来ることだと思っているんです。

重ね合わせるほど共通することがある、それもあるかもしれませんがLOCAL CONNECT・ISATOさんの言葉を借りると、

「透かして重ね合わせること出来るのは“大好きな人達がカタチを変えてでも音楽を辞めなかった”。

からというのは皆さんに共感して欲しい部分です。
賛否は必ずあるけれど、否とする人達も根底にあるのはメンバーへの愛だと思っています。

7月26日の梅田クアトロで行われた始動ライブでも、浮かない顔の人やきっとドラマストアを思い出しながら聴いているんだろうなと思う顔の人がいて、それはフロアで観てる僕よりもメンバーにはハッキリ伝わってると思います。ですがその顔を否定するような音楽と人間では無いです。
僅かな大切を守るために音楽を続けた人達は、今日も限りある時間のなかfewsを歩み続けていることでしょう。

2023.07.26 梅田QUATTROにて


センターに立つ長谷川海の人間臭さに魅せられて僕はドラマストアを好きになりました。それは今も変わっていません。

僕からみたドラマストアやfewsのように、今これを読んで頂いてる皆さんにも大切な音楽がきっとあると思います。バンドの方向性が変わったりメンバーが脱退したり不祥事を起こしたりあるいは解散してしまったり。僕なんてドラマストアやHOWL BE QUIET、アイビーカラー、This is LASTなどまあ色々ありましたよ?笑 でもそういう局面に対峙したときに振り返って欲しいのは、好きになったときの感情や景色です。
それを拾い直して自分の「大切」を本当に大切にして欲しいです。


めちゃくちゃ長々と連ねましたが、多分読んでくれている方は僕のことをよく知っているフォロワーが多いかなと思います。ほんまにありがとう笑笑
またfewsの楽曲が解禁されたりライブに行った際には、音楽としてインプットされたものを想いとして自分勝手にアウトプット出来ればと思っています!
最後に好きなフレーズを。

「どうせならドラマみたいなことがしたい」


ぼぅでしたありがとうございました!


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