外部の院を受けた話(試験前~受験まで)

○はじめに

タイトル通りです。正直、どこまで書いていいのかわからないので、可能な限りぼやかしますが、まあ分かったら分かったで…って感じです。わかってもあんまり話題にしないでもらえると助かります。

なお、こうすれば外部の院の試験に受かるよ、とかそういった建設的なことは何一つ書く気はございません。当記事で書かれるのは、

・私自身が、院試を振り返ってどんなもんだったか

ということであって、言ってしまえばエッセイであって、入門書じゃない、そんなもんだと思ってください。

〇そもそも外部を意識した理由

私の場合は、以下の4点でした。多分大体の人はそうなんじゃないかと思います。

・卒論書くことになって自分の研究について考えた際に、今いるところの先生より外部の先生の方が自分のやりたいことに近い研究やってた。

・学部受験時に落ちたところでもあったので、リベンジ的な思いもあった。

・面白そうだから

・中高の同級生で別の大学行ってる友人に院進する進学先として誘われた。

ぶっちゃけきっかけは何でもいいと思います。学歴ロンダに対して偶に否定的な意見を言ってくる人がいますが、大事なのは「本人が納得しているか」というところに尽きると思います。

〇院試を受ける際に(多分)大事なこと

一つ注意してほしいですが外部を受ける可能性があるなって思った人はなるべく早めに準備を意識すること、を頭に入れておくといいと思います。

これは、所謂内進に比べて、
受験する僕らも受験先の大学の先生も、お互いがお互いについての情報を持っていない
ということが主な理由です。学部と違って、修士課程は勉強よりも研究に主眼が置かれます。なので、教授陣がどういう信念で研究を行っているのか、という、内部で授業を受ければ、微かにでもわかることを外部からの受験生である僕らは、知りにくいですし、その一方で、ゼミに所属してもらうことでわかる、学生の研究に対する意識を、教授陣は知りづらい部分がどうしてもあります。院試の内容に対する情報もそうですが、教授の研究、受験先の大学の設備とかそういう部分に対しても情報を集める期間がどうしても必要になる部分があると思います。

〇院試の形態

院試の試験内容自体に関してはだいたい以下の3つによる構成になるかと思います。

①英語

②専門

③面接

以下それぞれ解説します。なお、具体的な勉強に関しては他のサイトでゴロゴロ有力なのがあるのでそれを基にしてください。


①英語

僕が院試を受けるにあたって何個か大学院を見た限りでは、大学院それぞれで独自の試験をするのではなく、toeic、toefl、ieltsといった、いわゆる外部の資格試験的なものを受けてそのスコアを提出する形態を取っていました。ほとんどの大学院はtoeicでのスコアを提出でいいと思いますが、一部の大学院は、toeflibtのスコア提出を求められます。この際、海外の大学院への進学には、基本的にtoeflibtでないとスコア提出を認めないのが一般的なので、留学を検討している人はtoeflibtを受けましょう。ただ、高いです。シャレにならないくらい。そのほかの選択基準としては志望先の大学院の要求する様式に従ってください。

また、英語試験で非常にありがたい(?)要素ですが、結構スコア提出の有効期間が長いです。大体の大学院は2年以内なら認めてくださいます。僕の友人で学部2年次に受けた試験のスコアを出すといっている人もいました。


②専門

専門科目、要は志望先の専門についてです。基本的に皆、過去問ベースで勉強することになると思いますが、過去問に関しては配布してくれたり販売したり、説明会の段階で研究室の先輩の連絡先とかもらって入手したりするなど、いろいろな入手経路があります。結構過去問の入手にはどん欲に行った方がいいかもしれないです。正直、本当に志望先によるのでこれ以上言えることがありません。


③面接

①②を基にして、(場合によっては志望時に提出している志望理由書とか)実際に面接をします。試験のことに関してや、入学後にやりたいと思っている研究のこととかを聞かれました。

なお、当たり前ですが勉強しなきゃ落ちます。

以上を通して感じたこととして、所謂就活ってこういう感じなのかな、といったものがありました。就活したことないのでわかりませんが、実際に自分の志望とマッチングするところを探したうえで筆記試験パスして、面接で相手とのマッチングをはかる、といったプロセスとか就活している友人に聞いたら似たようなもんなんだろうなって思いました。

〇具体的なスケジュールに関して

具体的な時期の話になりますが、大体の大学院では、早いところで半年くらい前に、遅くとも3か月前くらいにその年の大学院試験のスケジュールが発表されます。スケジュールが公開されるくらいのタイミングで、説明会の日程も発表されることが多いと思うので、そこはちゃんと見ておきましょう。

ただし、後述しますが、勉強については英語試験の関係上、これより早く始めておいた方がスケジュールと精神的な余裕が生まれます。(当たり前ですが)

後で述べますが、僕は本当にギリギリで動いていたのでメンタルもスケジュールもほとんど余裕なかったです。

大学受験時にも意識していた人は多いでしょうが、どうやって点を取って合格をするのか、というアガリの形は意識して損はないと思います。

まあ、僕なりに理想を言っておくと、大体スケジュールが公開された時期には、外部の英語試験で、提出に使えるくらいのスコア取っとくと安心かなってくらいです。この部分に限れば、内進生も変わらないはず。知らんけど。

以上を雑にまとめると、

英語は早めに手つけとくと色々楽になると思います。

以上になります。

〇振り返って

正直言って私は、よし外部の院を受けてみようとなったのが、だいぶ遅かったと認識しています。(試験の半年前とか下手すりゃそれよりも後)これについては色々理由がありますが、これによって英語の勉強を始めたのとても遅くなりました。事実勉強を始めたのが、3月になってからで、英語の試験を受けたのが6月終わりと実質3か月しかなく、その間専攻の勉強はほとんどできませんでした。専攻の試験が7月終わりとか8月頭だったので、専攻の試験終わったタイミングで、「これは落ちたな」と思えるくらい出来がひどかったと確信していました。
しかもこの間に、自分が所属している研究室の卒論研究にも着手しないといけなかったので、猶のことスケジュールの余裕がなくなり、それに伴って精神的な余裕もガリガリ削れて行きました。
勢いで受験を始めたのもあってそこら辺の余裕を持たせ続けるのが正直僕は出来ていませんでした。
今後、大学院受験を検討する(内部進学、外部進学問わず)すべての人に言っておきたいのは、そういった余裕を如何に保ち続けるか、ということを意識してほしいな、ということに帰結します。これくらいしか皆に共通して言えることがないです。真面目に

(以下追記)

〇終わりに

院試の勉強は、私の精神を蝕みました。

・博士課程に進む可能性はあるが、正直研究者として生きていく可能性は高くはない。そんな状態で院に進んでいいのか?

・過去問を手に入れたところで、回答があるわけではなかったので、正解が分からないまま勉強することになった。

・ただでさえ院進する人そんな多くないのに、外部を志したことで、更に孤独に戦わざるを得なかった。

以上の理由をはじめとした様々なことで精神を蝕まれすぎて、スクールカウンセラーに半ば愚痴をこぼしに行くように、何度も相談しに行きました。
そう言った逃げ先を確保できたという点で、私は幾らか学部受験時代より、モチベーションを安定させることができました。

また、私が大学院受験において外部を意識する要因として、家族をはじめとして周りの様々な人に、色々な影響を受けたことも踏まえると、ある意味で私は周りに助けてもらいながらの受験となりました。

このことに非常に感謝するとともに、皆様もぜひそういった逃げ先をいくつも確保して、納得のいく院試にしてもらえればと思います。

私でよければ愚痴くらい聞くのでコメ蘭にでも書いてください。頻度の低さはご了承ください。


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