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桜と同じ時に咲く木の花

近くの植物園では、次々に春の木の花が開花しています。

その勢いに負けないように、スピード感を持ってお伝えします。

どこかで聞いたぞ?この言葉。

まあいいか。とにかく
、スタート。

ハナズオウ(花蘇芳)

最初は、ハナズオウです。

街中でも時々植えておられるお宅がありますので、ご覧になられたことがある方も多いと思います。

ハナズオウ

たいていこんな感じで咲いてますので、私も今まで「ああ、ハナズオウね」で、通り過ぎていました。

横から見たハナズオウ

今回、木が小さかったので、初めてハナズオウの花を上から見ることができました。

ハナズオウ

すると、こんな小さなリースになってました。
鳥からは、こう見えているのかもしれないなと思いました。

ハナズオウ

私は今まで、ハナズオウの、キレイな見方を知らなかったことに、気が付きました。

ハナズオウ


トサミズキ(土佐水木)

遠くから見たとき、若葉が芽吹き始めているのかと思ったら、黄色い花でした。

トサミズキ

名前が示すように、もともと高知県の山地に自生している花です。

トサミズキ

先日記事にした、ヒュウガミズキの仲間のようです。
ヒュウガミズキより、花が大きめで、少し緑色がかっていました。

トサミズキ

トサミズキの葉っぱが、ミズキの葉とよく似ているので、ミズキと名付けられたそうです。

トサミズキ

そのミズキは、水辺に生えていることが多く、枝を切ると切り口から水が滲み出てくるので、水の木、ミズキと、呼ばれるようになったのだそうです。

「うーすべにいろの〜 かわいいきみーのね はてなぁいゆーめがぁちゃんと」のハナミズキも、ミズキの仲間です。

トサミズキ

いくつもの花が房状になって垂れ下がる様子は、ビールに使うホップにも少し似ている気がします。

トサミズキ


マボケ(真木瓜)

ボケ

この赤い花は、よく見かけるボケです。平安時代に、中国からやってきたそうです。

ちょっと悲しい名前がついたのは、漢字で、木瓜と書いて「もっけ」または「もけ」と読んだものが変化したことによるのだそうです。

でも、実は、中国で木瓜と呼ばれていたのは、

マボケ

こちらの、マボケのほうだったそうです。

本当は、こっちが本物だよーということで、この花の名前は、真のボケ、マボケとなったようです。

マボケ

一枚の花びらの中に、白からピンクへと、さまざまな色がありました。

マボケ

バラの仲間なので、鋭いトゲがあります。

マボケ
マボケ


ウグイスカグラ(鶯神楽)

小さなラッパのようなこの花は、ウグイスカグラです。

ウグイスカグラ

ウグイスが鳴き始める頃に咲きだすようです。

ウグイスカグラ

名前の由来には、ウグイスがこの実をついばむ様子が、神楽(かぐら)を踊っているように見えるからとの説もあるようです。
どちらにしてもウグイスと縁のある花のようです。

ウグイスカグラ

小さい花が、森の中で、そっと咲いていました。


ヤマブキ(山吹)

ヤマブキも咲き始めていました。

山春樹(ヤマハルキ)から、ヤマブキと呼ばれるようになったとも、言われているようです。

こちらは派手さがてんこ盛りです。

ヤマブキ

「ハハハハハハ」笑い声が聞こえてきそうです。

4月11日 追記

八重のヤマブキ


アケビ(木通)

最後は、アケビです。

植物園ではなく、道際の木に巻き付いて歩道に 垂れ下がっていました。

アケビ

こんな青空をバックにした写真が撮れました。

アケビ

アケビを木通と書くのは、蔓の中が空洞で、空気が通るからだそうです。

何か漢字の試験に出そうです。

アケビ

ミツバアケビが近くに生えていると、よく実がなるんだそうです。

アケビ


この花は、どんな植物なんだろうって、写真を撮ってから、記事を出す前に調べています。

今回も、たくさんのことを知りました。


長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

4月1日 追記
アケビには、雄花と、雌花がありますが、古い写真を見ていたら、くっきり撮れていたのがあったので、追加します。


アケビの雌花

雌花のほうが大きいです。雌花の先には、ベタベタした雌しべが6個。

アケビの雄花

雄花は、まとまって咲いています。

4月11日追記

少し遅れて、ミツバアケビの花も咲き出しました。

ミツバアケビ(三葉木通)

ミツバアケビ 雄花
ミツバアケビ 雌花

植物園の方に伺うと、に行ったら、ミツバアケビの花のところまで案内してくださいました。