のら猫さんのおみやげ

私の住んでいる家の周りには、のら猫さんが多い。

のら猫さんたちは、斜め向かいのおじいさんおばあさんの住んでいるお家でごはんを食べ、私の住んでいる家で排泄することに決めているらしい。

「やめてくださいね」と、会う度毎にお願いしてみたが、のら猫さんたちはなかなか聞き入れてくれず、

以前は、庭のあちこちにのら猫さんたちのおみやげが残され、あちこちでおしっこの臭いもしていました。

どうしたもんか考えました。

考えて  考えて  考えて

考えた末に、たどり着いた答えは。

そうだ!いっそ、のら猫さんたちのトイレを作るればいいのだ!

そこで、軒下の、いつも土が乾いているところの草を抜いて、土を耕しておきました。

するとどうでしょう、のら猫さんたちは他におみやげを残すことはなく、ちゃんとそこでトイレを済ませるではありませんか。

なんて話の分かるのら猫さんたちでしょう

休みの日に私が、おみやげを回収すると、次の日にはちゃんとまたしてありました。

ところが

「やったー」と喜んでいる私の隣で女房は「なんの解決にもなってへん」などと冷たく言うのです。

「・・・・・・・・・」

品のない話ですみません。