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なら仏像館で、仏像クイズ

仏像が見たくなったので、なら仏像館に行ってきました。

パンフレットより

建物は、明治28年に建てられ、重要文化財に指定されています。

国内で、最も充実した仏像だけの展示館です。ここに来れば、いつも100体以上の仏像に会えます。

行ってみると、この日は「関西文化の日」とかで、無料でした。ヤッタ~

いくつかの仏像は、撮影OKでしたのでご覧ください。

では、最初はこの方

〇〇寺塔本塑像 

ブッダの周りに集まった男の人の像です。
木の芯に藁縄を巻き、粘土をつけて作られてます。
和銅4年(711年)に作られたんだそうです。
20cmくらいですが、こう見えて国宝です。

さて、いきなり問題です。
写真の下の〇〇寺に入るお寺は次の中のどれでしょう?

① 東大寺
② 飛鳥寺
③ 法隆寺

ヒント 
日本で一番最初にユネスコの世界遺産に登録されたお寺です。


次は、この仏像です

◯◯◯如来坐像 9世紀

高さ約36cmの小さな仏像で、ニッコリ微笑まれています。
個人的にとても好きです。

では問題です。
この◯◯◯如来に入るのは、次のどれでしょう?

① 釈迦如来
② 阿弥陀如来
③ 大日如来

ヒント
 ナムアミダブツ


観音菩薩立像 10世紀

この観音様もニッコリ

では、本日のメインです

金剛力士立像 阿形
金剛力士立像 吽形

日本で2番目に大きい金剛力士立像です。(高さ5m5cm)

奈良県 吉野町の金峯山寺の仁王様です。

金峯山寺は、修験道の山伏さんがよくお参りに来られる、修験道の総本山です。

山伏さんは、天狗さんのような白い服を来て、ほら貝を持っておられる方々です。

修理のために、たまたまこの博物館に来ていて、仁王門の修理が終わるまでここにいらっしゃるそうです。

左足の血管

右足の血管

お次は、銅製の高さ20cmの小さな仏像です。

◯◯◯明王騎牛像 12世紀

五大明王の1つなので、怒った顔をしておられます。

いつも水牛に乗られてます。
顔が3つ(本来は6つ)手が6本、足も6本です。

沢山の人をもれなく救うためにたくさんの顔とたくさんの手を持っておられます。

水牛に乗っておられるのは、明王が、もともとインドの神様が元になってるからだそうです。

では、問題です。

この仏像は何という名前でしょうか?
○○○明王に入るのは、次のうちのどれでしょうか、

① 不動(ふどう)明王
② 大威徳(だいいとく)明王
③ 愛染(あいぜん)明王

ヒント
丸の数に注意すると何となく分かるような・・・


次は、走っている神像です

伽藍神(がらんしん)立像

禅宗のお寺の神様で、修行を怠っている者を見張ってるそうです。

修行をサボると釘を刺しに来るそうです。

怖っ!

次は中国の石仏です

如来三尊像 

中国唐の時代 703年に作られました。

それにしても、お釈迦さまの両脇に何でこんな腰をくねらせた人が彫られているんでしょうか。

わからないなぁ

十一面観世音菩薩立像

これも上の如来三尊像と同じ頃に中国で作られた唐の時代の観音様です。

手に何か持たれてますね。
実はハンコです。ハンコを持った観音様はとても珍しいです。
「滅罪」って彫ってあるそうです。

この世で犯した罪をこの観音様が滅して下さるんですね。


次は、とても小さな仏像です

誕生釈迦仏立像 飛鳥時代

お釈迦様がお生まれになられた時のお姿を模した銅像です。
天と地を指しておられるお姿なのだそうです。

よくお釈迦様のお誕生日に、甘茶をかけるのに使われます。

ここで、問題です。

お釈迦様のお誕生日は、何日でしょうか。
①4月8日
②12月25日
③2月15日

ヒント
さくらの季節です。

次は、天部の仏像です

毘沙門天立像 鎌倉時代

天部の仏像は、明王と同じでもともとインドの神様が起源ですので、いろんな姿をしておられます。

仏教を守る役目があります。

毘沙門天も、そのひとつですが、四天王の1人として祀られる時は、名前が変わります。

左手に宝塔を持ち、右手には、本来鉾を持っています。

鎌倉時代の仏様は、リアルな表現のものが多いです。

生きている人間のようです。

そして、毘沙門天は、2匹の鬼を踏んでいます。

何するんだよう。重いからどいてくれよーと、言ってるようです。

では、問題です。

毘沙門天は、四天王の1人として祀られる時は、何と言う名前でしょうか?

① 海老天(えびてん)
② 吉祥天(きっしょうてん)
③ 多聞天(たもんてん)

ヒント 
 やはり何となく「びしゃもんてん」に似たお名前です。

奈良県キャラクター せんとくん

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

「なら仏像館の近くには、東大寺ミュージアムと、興福寺国宝館もあります。

仏像のお好きな方は、ぜひ奈良へお越し下さい」と、せんとくんも言っているような気がします。
ウフフ

(クイズの答えはコメント欄で)