まじめなおかし
大阪駅前に新しく開店した高知県のアンテナショップにミレービスケットを買いに行きました。
ミレービスケットは、主に野村煎豆加工店という高知県の会社が作っているお菓子です。
カルディや、スーパー、ダイソーや、コンビニでも売っているのでご存知の方も多いと思います。
私はこのお菓子が大好きなのですが、いつも食べてる味でない別の風味のミレービスケットがあるらしく、この高知県のアンテナショップでなら手に入るのではないかと思い、お店ができるのをずっと前から楽しみにしていました。
行ってみると、大阪駅直結の大きな商業施設に入っているお店なので、ものすごい人で、入店制限までしていました。
あまり混んでるお店は入らないのですが、今回は並びました。
何とかお店に入って、ミレービスケットはどこにあるのかなぁと探していると・・・
ありました、ありました。
お店の一番奥に、見たことも、食べたことないミレービスケットがありました。
しめしめなんて思ってるのは私だけかもしれませんが、
ワクワクしながら買いました。
パッケージのミレーちゃんは、アンパンマンのやなせたかしさんのデザインだそうです。
ビスケットの間にクリームをサンドしたミレーサンドもありました。
レジの前で並んでいると、冷蔵庫の中にミレービスケットアイスなどというものまで売っているではありませんか。
さすがアンテナショップです。
家に持って帰ると溶けてしまいそうだったので、近くのベンチで食べました。
丸ごとミレービスケットが入ってました。
また、細かくしたミレービスケットも入ってました。
ミレービスケットの食感と塩気がアクセントになっていて美味しかったです。
ところで、
ミレービスケットのパッケージには、「まじめなおかし」と書かれています。
どうしてなのかなと思って、調べてみたら、
70年間、変わらない製法、変わらない味を守り続けているこの会社のお菓子作りへの姿勢を表しているのだそうです。
ミレービスケットは、もともと明治製菓の製品で、売れ行きが思わしくなかったので、生地の製造を名古屋の三ツ矢製菓というお菓子屋さんが引き継いだそうです。
ミレービスケットは、この三ツ矢製菓が製造した生地を全国のミレービスケットを製造しているお菓子会社さんに送り、揚げるなどの2次加工して売るタイプのお菓子なんだそうです。
高知県の野村煎豆加工店は、全国に5社のある二次加工会社のうちの1つで、ミレービスケットの半分以上のシェアを持つ会社なんだそうです。
野村煎豆加工店のミレービスケットの人気の秘密は、煎り豆を揚げた油をミレービスケットを揚げる油に混ぜることで生まれる独特の風味なのだそうです。
ですが、それは初めから意図したものではなく、単にそら豆を揚げる時に使った油が余っていたことからそうしていただけなのだそうです。
独特の風味の秘密は、製造を始めて40年経った時、集中豪雨で工場が浸水し、まめを揚げてないまっさらの油を使わざるおえなくなって、初めて明らかになったのだそうです。
面白いですね。
まだまだ見たことのないミレービスケットがあるみたいなので、いつか出会えることをこれからも楽しみにしたいと思います。
(追記1)
名古屋の三ツ矢製菓さんのミレービスケットが売っていました。
全てのミレービスケットは一次製造をしているこの三ツ矢製菓さんから各2次製造の製菓会社に送られています。
少し野村煎豆加工店のミレービスケットよりカリッとしていました。
(追記2)
新しいミレービスケットに出会いました。
チーズを4種類使っているだけあってとてもいい香りがしました。
塩気も今までの食べた味より少ししょっぱく感じました。
これは、おやつというよりはおつまみに向いてる味だと思いました。
( 追記 3 )
スーパーで98円のミレービスケットが売ってました。
追記1でご紹介した、ミレービスケットの一次製造元、三ツ矢製菓の製品でした。
スーパー用に色んなお菓子を小袋で作っているメーカーの注文で作られた製品の様でした。