晩春の花
中秋とか、晩秋とかは、よく聞きますが、中春とか、晩春てあまり聞かないなぁと、思っていました。
でも、調べてみると、二十四節気には、ちゃんとその時期が定められていて、中春(仲春)、晩春という言葉もあるんですね。私が知らないだけだったみたいです。
今日が、立夏なので、昨日5月5日が、晩春の最後の日です。
近くの植物園には、色とりどりの晩春の花が、咲いていました。
カラタネオガタマ(唐種招霊)
とてもいい香りがします。近づかなくても、かなり遠くから、この木があることが分かるほど、強い香りです。
バナナの香りに例えられることが多いのですが、バナナよりも、もっといい香りです。
ベニドウダン(紅灯台)
垣根などによく使われていて、秋になると真っ赤に紅葉するドウダンツツジの仲間です。
サラサドウダンという種類もあるようですが、花の形が違います。
ユリノキ(百合の木)
画面に収まりきれないくらい、とても大きくなる木です。
ヨーロッパでは、チューリップ・ツリーと呼ばれているそうです。
公園によく植えられていて、独特の形の葉っぱが、秋には美しく紅葉します。
ウケザキオオヤマレンゲ(受咲大山蓮華)
高い山に咲いてるオオヤマレンゲと、ホオノキの自然交配種だそうです。
下向きか、横向きに咲くオオヤマレンゲに対して、上向きに咲くので、ウケザキオオヤマレンゲと言うそうです。
ユリノキと同じ、モクレンの仲間です。
10cm以上もある、大きな花です。
カンボク(肝木)
北日本の山に生えている木だそうです。
真ん中の小さな花が、本当の花です。
3つに分かれた葉っぱを見なければ、どう見てもガクアジサイに見えます。
ショウキウツギ(鐘馗空木)
花の咲いた後に、長い毛がたくさん生えてた実ができるのですが、
その毛を鐘馗さん(道教の神様。長い顎ひげを生やしている)の、顎ひげに見立てて、この名前がついたそうです。
名前には、ウツギとありますが、ウツギの仲間ではありません。
アベリアという花の仲間です。
アベリアは、街路樹や、生け垣によく使われている、白いラッパのような花を次々に咲かせる低木です。
今日から夏です。
私も、昨日、毛布を洗って、タンスの中の衣替えをしました。