気づきはギフト
自分を悩ませているのは、周りの人のこともありますが、たいていは自分じゃないでしょうか。
そして、その原因は、えてして自分の中にある、自分が無意識に握りしめている思い込みや思考です。
心が静かになったとき、それに気づくことができると、フッと心が軽くなります。
でも、なかなか気づくことはありません。
だから、解決しようとして、いろんなことをします。
でも、それは、うまく行って一時凌ぎか、悪くすると、却って物事を悪化させます。
本来、物事は、いいも悪いもないようです。
それはそうあるだけで、自分の偏った見方が、問題を作り出しているだけなんだと、
精神科の先生は、そんな言い方はしませんが、そう思っておられます。多分。
だから、そのことが分かってる人は、自分を変えれば、考え方を変えればと、思ったりしてあれこれします。
本を読んだり、修行をしたり。
でも、うまくは行かないのです。
ものの考え方は、変えようと思っても変わりません。
私もそうでした。
ずっとそうでしたし、今でもそうです。
だから
初めにも書きましたが、一番の解決法は、やはり、
気づくこと
だと思います。
必要なのは、原因になっている思いに気づくこと。
無意識の底の方に隠れていて、いつもは気づけない、自分を縛っている思いに気づくことです。
それが、心のもやもやを晴らす、一番の方法だと思います。
気づくと、自然に思いは手放されます。
問題を作り出していた思い込みが薄らいでいくと、問題が、問題でなくなっていきます。
私は、TO−JIBAひろみさんに教えていただき、マインドフルネス瞑想をする中で、そんな経験を何回かしました。
マインドフルネス瞑想を続けていると、いつもは無意識の世界にある、心の中の思いに気づことがあります。
気づくことにより、心の深いところにあった思いが自然に溶け、霧が晴れるように心が軽く、元気になることがあります。
でも、それを目指して力んで瞑想や坐禅をしても、そうはならないことが多いです。
気づきは、ある意味ギフトだと思います。
気づきが起きやすいように、心とカラダをリラックスさせて待っていると、ある時それがやって来るのです。