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鉄壁の守り

駐車場の地主さんは、あまり草抜きをしていない。
そのお陰で、アメリカオニアザミの花が元気に咲いている。

駐車場の壁のみどりのペンキはもう何年も剥げたまま。
だから、壁際のアメリカオニアザミも、抜かれずにいる。

ヨーロッパ原産のアメリカオニアザミ。
調べてみると出てくる言葉は・・

要注意 駆除 有害 危険

全ては、このトゲが原因ですね。

葉っぱも、

茎も、

つぼみも、

花の下も、

咲き終わっても、

サボテンか!って突っ込みたくなるほどのトゲトゲしさ。
知らずに刺されると、後までじくじく痛い。

おそるおそる、ピンク色の花に触ってみると、

遠い海の向こうの国、スコットランドの国花は、拍子抜けするほど柔らかかった。

いにしえ、バイキングの侵入を阻んだその鋭いトゲは、この柔らかい花のための、鉄壁の守りなのだろうか。