💎初めてのオーダージュエリー 〜君は石で酒が飲めるか〜
💎第一石💎 スフェーン
2023年3月某日 伊勢丹新宿 ヴェレッタオッターヴァにて
デザイナーさんと一緒に石と地金を選べるジュエリーオーダー会なるものに初めて参加して参りました。
お願いしたのは、veretta 8va(ヴェレッタオッターヴァ)というブランド。
狙うはドロップ型のストーンが横向きにセットされている”コメット”シリーズ。
石が横向き(?)にセットされているデザインってかわいいな!と思っていた時に、友人Eがこちらのグリーンアメシストリングを着けているのを見て。
それがとっても素敵だったのです。すかさずインスタをフォロー。
石を愛でながら夜な夜な酒を飲む
それからというもの、息子を寝かしつけ家事を終わらせ一息つく夜10時、きらきらと輝く極彩色の尾を引きながら有機EL上の宇宙を漂い滑るコメットたちを、スワイプで上へ上へと流しつつ一杯やる、、、それが私の至福のひとときとなりました。
ブルートパーズ、アクアマリンの青。
アメシストの紫。
グリーンアメシスト、ペリドットの緑。
モルガナイト、ローズクォーツ、ガーネットのピンクと赤。
シトリン、レモンクォーツの黄。
オパールとダイアの白、そして透明。
趣味で色彩検定2級を取得した時に勉強した色相環が頭に浮かんでは消え、
これは私のイエローベースの肌に合うだろうか、
いや理論なんかで選べない、今すぐ行きたい伊勢丹に!!!
黄色とか!!!ピンクとか!!!あふれてるよ部屋の中!!!
他の色、試してごらん!!!似合うかな???似合ったら・・・買っちゃうよねーーーーーーー!!!!!!!
矢野顕子のISETAN-TAN-TANをBGMに、心臓と脳みそを突き破っては流れていく彗星たちを左手親指で繋ぎ止めながら、いつか…と高鳴る胸のときめきを右手のレモンサワーで流し込む。
イエス…石をつまみに!酒は!!飲めまぁす!!!
スフェーンに出会った日
そんなある日。
「3月に伊勢丹で開催される特別ルースオーダー会。そこで選べる限定ルースを特別にインスタライブで披露しちゃいます」とのお知らせ。
え、見るしかない。
ドラマもアニメも金曜ロードショーでさえオンタイムで見る習慣がない私ですが、この時ばかりは開始時間になるのを正座で待ちました。
いや正座は嘘です。お風呂上がりの脱衣所でスッポンポン状態で見てました。
さて、そのライブで紹介されていたのが、スフェーンという石。
黄色から緑まで色幅があり、ファイアという特性によりダイアモンドよりも強く輝く、希少な石スフェーン。
そのスフェーンは深く濃い蜂蜜色をしていて、その輝きが、レモンサワーでやや弱くなったおつむを通り越して直接心に訴えてくるのです。
((見たいでしょう・・・本物を・・・指に乗せたいでしょう・・・私を・・・))はい見たいです!!!!!!!
予約完了
そのあとは推して知るべしというやつで、いつの間にかオーダー会の予約が完了していたのでした。
気に入る石がなければ買わなくてもいいんだよね…?でもわざわざ時間とってもらうのにそれは失礼…?
そんなドキドキを胸に「妥協で買わない勇気」を標語に(何の)、
その日が来るまで待っててね わたしがつくまで待っててね ISETAN-TAN-TANと、
心は踊るのでした。
💎続く💎
💎ここからはおまけ
瑠璃(るり)はラピスラズリ。
玻璃(はり)は水晶。
硨磲(しゃこ)は・・・なんだ???
調べてみたら、そのままシャコ貝のことだそうです。シャコ貝の殻を削って加工し、ジュエリーとして使われるそう。知らなかった。
これまた余談ですが、こちらの本の中でシルクロードとラピスラズリの関係について書かれていたのがめちゃくちゃ面白かったのでシェア。シルクロードはラピスラズリを運ぶための道だった、という内容。世界が狭くなればなるほど、宝石の価値は無くなっていくのかな。
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