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slay the spire 「astrologer mod」 解説と攻略

①はじめに

 steamのワークショップから導入できるastrologer modのA20心臓撃破を果たしましたので、簡単な解説と攻略を書いていこうと思います。カード評価におきましては、主観的な部分がかなり大きいですのでご了承下さい。なお、このmodはmod自体に正式に日本語翻訳が導入されております。「翻訳ファイルの置き換え方が分からない」といった方でも導入すればすぐにプレイできますので、是非プレイしてみて下さい。

別modの解説はこちらから。


②astrologer modの基本


1.初期レリック解説

 本modは、星々の力とタロットを使いこなす占い師「アストロロジャー」というキャラクターを追加するmodになります。かなり独特なプレイを要求されるキャラクターで、高アセンション、特にA18以降の攻略難易度は極悪級です。色々と解説が必要な要素がありますが、そもそも初期レリックからしてかなり癖が強いので、まずはそちらをご紹介いたします。

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 この通り、廃棄やパワー以外のターンの初めにプレイしたカードを山札の底に置くというレリックになります。この初期レリック、一見すると強カードを使いまわせる為かなり使い勝手がいいように思えますが、勝因にも敗因にもなりうる大問題児です。ただデッキに混ぜるだけならばまだしも、戻るのはデッキの底。一度使ったカードはデッキが厚ければ中々上がってくることはありません。これだけ聞くとシャッフルと大差はないように思えますが、残りの山札から計算し次にそのカードが来るターンを確定させられるという大きな利点があります。「このターンの最初に使ったカードは次いつ手札に来るのか」と常に計算し、同時に雑にストライクなどをはじめに使ってデッキに戻してしまわないよう、プレイ順を意識することが求められます。

 また、毎ターンデッキに1枚戻っていくので、デッキシャッフルが遅れるという欠点もあります。日時計やそろばん等のレリックとの相性が悪いのはもちろん、捨て札のカードが他キャラよりもデッキに戻るのが遅いため、デッキ圧縮の重要度は他キャラよりも高いです。使いこなすのは非常に難しいですが、これを上手く使いこなせれば、下手なボスレリックよりも戦闘での被弾を大きく減らせるでしょう。ラガヴーリン等の行動固定の敵などをサンドバックにし、練習してみるのも良いかもしれません。


2.星とステラ

 ここからは、このキャラ独自の新要素、「」と「ステラ」についてお話していこうと思います。結構複雑な要素ですので、ゆっくり噛み砕きながら読んでいただければ幸いです。

まずはこちらの画像をご覧ください。

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 この画像の内、上部中央に表示されている星の状況をまとめて「ステラ」と言います。これに含まれている情報は、数値で表されている「星の相」と、画像では月のアニメーションで表されている「星辰」の2つであり、御覧の通りそれぞれカーソルを合わせなくとも一目で分かるようになっています。


・星の相

 1つ目の「星の相」ですが、これは星カードをプレイ、もしくは廃棄する度に1ずつ上昇します。

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 こんな風に、効果の頭に「星」と書かれているカードが星カードになります。基本的には、星の相を上昇させるためにいくつか星カードを確保し、デッキを構築していく必要があります。

 では、次はこの星の相を上げるとどんな効果があるのかということについてお話していきます。この星の相、先程言った通り1から始まり、星カードを使うたびに1ずつ上昇して上限値の21まで上がります。この値を参照するギミックが2種類あり、1つは毒のような敵のHPを失わせる「星明かり」というデバフ、もう一つは星の相が一定以上の時に追加効果が発揮される「ステラ」という効果があります。まず「星明かり」ですが、効果は以下の通り。

・星明かり:現在の星の相に等しいHPを敵のターン開始時に失わせ、そのたびに星明かりは1減少する。

 効果自体は毒に似ていますが、向こうはスタックされた値がそのままダメージになりますが、こちらはスタックされるのは「敵のHPを奪う残り回数」になります。ダメージ値は相手ターン開始時の星の相と等しい値ですので、与えるダメージを上げたい場合には、敵に付与する星明かりを増やすのではなく、星カードを使って星の相を進める必要があるということですね。これだけでは分かりにくいと感じるかもしれませんので、初期デッキに入っているこちらを用いて説明いたします。

・導きの星 0コスト S *星 星明かり2(UG後3)を与える。

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 「星明かり」を2与えるというシンプルな星カードです。このカードを初ターンの1枚目に使用した場合、そのままターン終了した場合には星の相が2なのでダメージは2与えた星明かりは2なので、次ターン終了時にもう一度ダメージ判定となります。このように、毒と違いスタック値が与ダメと継続ターンを兼ねているわけではありませんのでご注意ください。


 続いてカード効果の方の「ステラ」ですが、これは大アルカナをモチーフにした22種のタロットカードに付いている効果になります。説明は以下の通り。

・ステラ:星の相が指定の値以上の時、この効果は発動する。

 効果は説明そのままで、ステラ:○○がついているカードは、通常の効果に加え、星の相が指定された値以上であれば追加の効果が発動するというものです。例えば8番の「力」。

・力 0コスト S 筋力1(2)を得る。*廃棄 ステラ8:敵の数だけ筋力1(2)を得る

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 星の相が7以下の場合にはただ筋力を1得るだけのカードですが、星の相が8以上であれば追加で敵の数だけ筋力を1得るカードになります。このように、ステラカードは一定以上の星の相になることで強力な効果を発揮します。星カードを使って星の相を高め、タロットカードの真の力を引き出せるようにデッキをガンガン回していきましょう。

 タロットカードは条件付きなだけあり、強力な効果を持つものが多いです。しかし、星の相を上昇させる手段が少なければスケーリングに時間がかかり、力をフルで発揮しきる前に押し負けてしまいます。ですので、タロットカードをピックする際には現在デッキに入っている星カードの数を確認し、何巡から追加効果を発揮できるかの目安を立ててからピックすることが大切になります。星カードは当然初期レリックの効果でデッキの底に戻すこともできますので、その辺りもある程度計算にいれて考えれらるようになれば勝率は上がっていくと思います。

余談★ 追加効果の発動条件であるステラの値はそれぞれのタロットの番号になっています。0番の愚者ならばステラ:0、21番の世界であればステラ:21といった感じです。おしゃれな組み込み方でテンション上がりますね!


・星辰

 こちらは星の相よりも単純で、星カードを使用するたびに「太陽」と「月」の二つがスイッチするというシステムになります。上限である21に達するまでは、奇数の時は月、偶数の時は太陽と覚えておくと楽かと思います。ではこの星辰は何に影響するか?という話になりますが、お察しの通り、星辰が「太陽」「月」それぞれの時でないと効果が発揮できないカードが存在します。例えばこちらの太陽光。

・太陽光 1コスト 9(12)ダメージを与える。太陽:弱体2を与える

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 効果は単純明快、星辰が太陽であれば追加で弱体を与えるというものです。このように、星の相とは別に特定の星辰でのみ効果が発揮するカードも複数存在します。先に星カードを使って星辰を変える必要があるのか、もしくは星辰を変える前に別のカードを使う必要があるのかと考えてからカードをプレイしましょう。この際、初期レリックの存在も含めてプレイ順を考えることを忘れずに。

 astrologer modで追加される要素の説明は以上になります。全体的にプレイするタイミングでカードの効果が上がるものが多く、そこに初期レリックの効果も合わさるので、プレイ順が複雑になる傾向があります。高アセンションに挑む際は、敵の行動パターンも考慮しつつ、絶対にプレイしたいカードとデッキの底に戻したいカード、戻したくはないが先に使っておきたいカードと分けて整理し、順序立ててプレイすることをとにかく意識しましょう。これに慣れてくれば、段々と高アセンションクリアが見えてくると思います。


③おすすめの強カード

 各デッキテーマのキーカードを紹介、と行きたいところですが、このアストロロジャー、明確なデッキテーマというものがほとんどありません。基本的には常に攻撃札と防御札、星とタロットカード、そして圧縮手段とフィニッシャーのバランスを考え、臨機応変にカードをピックしていくことになります。そのため、今回は単純に強カードのご紹介とさせていただきます。


1.攻撃札

所感:瞬間的に火力を出せるカードが少なく、act2以降は火力不足に陥りやすい傾向にあります。特に複数戦がきつく、act2のエリートやボス、act3の雑魚戦では思わぬ大ダメージを貰うことが多かったです。


・星 1(0)コスト A *星 敵全体に星の相に等しいダメージを与える。ステラ17:与えるダメージが2倍になる。

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 メイン火力筆頭にしておまけに星もついている星カード。UGで0コストになり、使い勝手が大きく向上します。戦闘序盤では火力が物足りないですが、星の相が上がってくる中,終盤では強力なAOEとして運用できます。特に星の相が17以上の時の打点は凄まじく、最低条件の17であっても0コス全体34点、最大値である21で42、敵に弱体が入っていれば63ダメージになります。弱体付与手段があればデカドヌが5発で沈むと言えば、この火力の恐ろしさが伝わるでしょうか。複数取れれば取れるほど強力なカードですので、見かけたら基本即ピックしてよいと言える文句なしの強アタックカードです。


・塔 2コスト A ランダムな敵に16(19)ダメージを与える。ステラ16:2回追加で攻撃する。

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 非常に分かりやすいフィニッシャーカード。立ち上がりの遅さは星と同様で、こちらは条件を満たしてもランダム3回と一見劣化に見えますが、連撃なので筋力を活かしやすいという利点があります。少し前にご紹介した「力」や、「JAX」等の強力な筋力獲得手段があればこちらを採用した方が強いケースもあります。とはいえ条件を満たすまでは対象の選べない2コス16点と非常に使いにくいので、よく星カードの数を確認してからピックすることをオススメします。


・コメットストライク 1コスト A 9(10)ダメージを与える。2枚カードを引いて、手札をランダムに(⇒選択して)1枚破棄する。

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 UG前はランダム破棄で微妙ですが、UGすれば廃棄するものを選択できるようになる優れものです。打点もそこそこあり、2枚ドローしながら圧縮もできるというのはかなり使いやすい。レア度も低いため早期に拾えることも多く、act1エリート戦前に強化までできればかなり楽に戦うことが出来ます。最序盤から心臓戦まで活躍できるため、A0~20まで通して全てのプレイで必ず1枚はピックしていました


・女教皇 2コスト S ステラ2:(*保留)この戦闘中t、手札のカード1枚の基礎ダメージを2倍にする。*廃棄

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 2コストとやや重いですが、戦闘中ずっと1枚のアタックカードを超強化することができるバフカード。一応ステラ付きですが、2なのでほとんど気にする必要はありません。UGで保留が付き、使い勝手が跳ね上がる為UG優先度はかなり高いです。フィニッシャーが乏しく火力不足になりやすいアストロロジャーですが、上手くこのカードを活用できれば勝ち筋を作り出すことが出来ます。特に強力なのは先程の2種とのコンボで、簡単に100ダメ―ジが叩き出せるのでオススメ。火力の底上げにもダメ押しにも使える便利なカードですので、すぐにUGできる見通しが立っている場合や、強化済みで出た場合にはピックを考えても良いと思います。


2.防御札

所感:立ち上がりにこそ欲しい防御札ですが、戦闘序盤から使える優秀な防御手段というのはかなり少なめな印象です。対して中盤以降には獲得できる防御値が跳ね上がるカードが多く、一転して過剰防御になりやすいです。ここでは、戦闘序盤から終盤まで腐りにくい防御札をご紹介いたします。


・月光 1コスト 7(9)ブロックを得る。月:カードを1(2)枚引く

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 そこそこのブロック値と条件付きでドローが出来るカード。UGすれば9ブロック2ドローになり、受け流しとバックフリップの間のような性能となります。デッキに干渉する効果の多いアストロロジャーではドローカードは重要なので、防御とドローを同時にこなせるこのカードはかなりありがたい存在です。防御札があまりない状態で見かけたらピックしておいても損はないと思います。


・コンジャンクション 1コスト *エセリアル このカードを引いたとき、8(11)ブロックを得る。

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 プレイしなくとも引いた時点でブロックを張ってくれるカード。一見すると事実上1コスト分勝手に使われている感じになるので使いにくいように思えますが、1コス8(11)ブロックと考えればそう悪くはありません。いらなくなったら使わなければ勝手にブロックを張って廃棄されていってくれるので邪魔にもなりにくく、act1等でピックしても腐りにくいのでオススメです。ちなみにですが、こちらもコメットストライク同様、act1のエリート戦で猛威を振るいます。特に普段はブロックが張りにくいボスグレムリンですが、ドロー時のブロック獲得には反応しないため、楽に立ち回ることが出来ます。


・皇帝 1コスト S ターン終了時まで、敵が筋力4(6)を失う。ステラ4:失う筋力が3倍になる。 *廃棄

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 一目でわかる多段攻撃絶対許さないマン。刺創の本や心臓は勿論、UG後ではステラ4で18ダメージまでは完全に無力化できるので、緊急回避として多段敵以外にも使えて便利です。勘違いされがちですが、廃棄はステラ4の表記より後ろにある為、星の相が3以下の場合には筋力を一時的に-4(-6)するだけで廃棄はされません。ビャードやスネークプラント等繰り返し使いたい場面では、他に有効な防御手段がない場合にはあえて星の相をあげないで使いまわすという選択肢もありです。


・補助カード

所感:癖のあった攻撃札や防御札と違い、こちらは使いやすく優秀なものが多い印象です。拾えれば大きくプレイスタイルが激変するものから、1枚で凄まじいパワーを生み出すものまで様々です。ここでは汎用性が高く、どの構築でも見かけたらとりあえず入れておけば仕事をしてくれるレベルの強カードをご紹介いたします。


・奇術 1(0)コスト P ターン開始時、カードを1枚引き1枚を山札の底に置く。

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 普通に考えたならばその時必要なくても後で欲しいといったカードや、単純なゴミカードなどをデッキの底に送れる手札整理パワー。無難な「あっても困らないカード」のように感じるかもしれませんが、こいつの強みは他カードとのシナジーにあります。それは、アストロロジャーのデッキプールにいくつかある、「引いた時点で効果が発揮するカード」を戻して実質0コストで使いまわせるという点です。例えば防御札の時にご紹介したコンジャンクションの場合です。本来ならば1コスト払って捨て札や山札の底に戻すか、使わずに廃棄するという選択肢しかないですが、こいつの効果でデッキの底に戻せばエナジーを使わずにデッキの底に送れるので、デメリットなしでブロックだけを得ることが出来ます。単純に手札の質を高められる他、このように引いた時点で効果を発揮する系統のカードとのシナジーも発するので、見かけたら取っておいて損はありません。


・トライン 1(0)コスト *エセリアル このカードを引いたターン、次にプレイするカードを2回プレイする。

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 疑似的な反響化。弱い要素がないです。エセリアルが付いていますが、UGで0コストになるため特に気にする必要はありません。効果が強力なので初期レリックの効果でデッキに戻したくなりますが、ターンの初めに使ってしまうとこのカードを2回プレイしてデッキの底に送るという超無意味な行動になってしまいますので要注意。デッキに戻す方法としては、1つ前の「奇術」の効果があります。このカードはドローした時点で次のカードを2回プレイできるようになるため、簡単に再利用が可能です。強力なコンボですので是非お試しください。


・星の奇跡 Xコスト S 山札の一番下にあるカードの複製をX(+1)枚で札に加える。この戦闘中、それらのコストがX(+1)減少する。 *廃棄

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 個人的本mod最強カード。手札選択ではなくデッキの底が対象となった代わりに、おまけでコストも下がるようになった「悪夢」みたいな感じ。デッキの底にカードを送る方法は豊富にあるので、割と簡単に狙ったカードを増やすことが出来ます。使い方は様々ですが、攻撃札で紹介した「コミックストライク+」を増やすだけでもソリティアもどきになるのでオススメ。雑にフィニッシャーやドローカードを0コストにして増やすだけでも強力です。勿論ピンチの時は防御札を0コストにするのも良いでしょう。UGは好みですが、枚数はともかくエナジーの減少値も増えるのは優秀。個人的にはUGすると戦闘が楽になる気がするので、優先的にUGしても良いかなと思います。どちらも中々拾えないのが残念ですが、ケミカルXとこれが揃えばほぼゲームクリアといってもいいレベルで強いので、狙ってみるのも良いかもしれません。


・おまけのカード紹介

 A20心臓撃破時に大活躍したけれど、汎用性はあまり高くないのでピックしにくいというピーキーな性能のレアカードを2種ご紹介いたします。どちらも欠けていたら心臓は撃破できていなかったと言えるほどの性能ですので、拾っても問題なさそうなデッキである場合は是非使ってみて下さい。


・ダークマター 1コスト P (天賦) ターンの最初に破棄される、状態異常か呪い以外のカードの複製を山札に加える。

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 特殊な効果すぎて初見では一体なんのこっちゃと思うかもしれませんが、要は各ターンの中で最初に廃棄されるマイナス効果以外のカードが廃棄されなくなるというだけです。廃棄付きカードではなく、コミットストライク等の他カードを廃棄する効果で廃棄したものも戻ってくるので注意。ちなみに加えるのは山札の底ではなく、山札のどこかですのでそこも注意です。強力な廃棄付きカードを使いまわせる点は強いのですが、圧縮がしにくくなるという点では結構使いにくいです。すっかり忘れて、「お前さっき消したじゃん」となること間違いなしです。そんな長所と短所がはっきりしているこのカードですが、短所を考慮しても特定の状況であれば即ピック即UGして良いレベルのカードになります。その状況とは、「星の奇跡がデッキに入っている」という状況です。コスト踏み倒しカードが大量に量産されていくその様は凄まじいの一言です。初めに増やすのをドローカードにしてしまえば、後は適当に圧縮するだけで簡単に無限ループの完成です。他にもドロー時効果のカードをプレイしなくともデッキに戻せるなどの結構な利点もありますが、如何せんこのコンボが強力すぎて霞みます。戦闘中に圧縮をしないプレイスタイルの方でしたら積極的に取って損はないカードと思いますが、私と同じようにカード除去を戦闘中に行っていくのが好きなプレイヤ―の方は少し立ち止まってピックを考えたほうが良いでしょう。とはいえかなり面白い効果で、色々な可能性を秘めたカードだと思いますので、是非皆さん色々な使い方をしてみて下さい


・ねがいごと 4コスト S この戦闘中に廃棄した星カード1枚につき、消費エナジーが1減る。12(18)ブロックを得る。2枚カードを引く。

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 頑張って星カードを4枚廃棄できれば、0コス12(18)ブロック2ドローと技巧の超強化版になるこのカード。どうにか廃棄付きの星カードを集めるか、廃棄カードで強引に星を削っていけば0コストにできます。1コストでも十分強力ですのでそこで妥協するのもアリ。素が4コストとかなり重いですが、複数枚あれば中盤以降の安定感は抜群です。運よく2枚目をピック出来た場合や、「星の奇跡」がデッキに入っている場合には心臓を目指してみるのも良いと思います。私がA20心臓を撃破した際には複製イベントなども重なり3枚積みだったので、中盤以降はドローとブロックに困ることは一切ありませんでした。4コストのインパクトに引っ張られて複数採用は見送ることが多くなるカードかと思いますが、勇気を出してピックしてみると意外にも強力です。是非一度使ってみて下さい。


④終わりに

 長々と追加要素やカード性能について語ってしまいましたが、最後にA20心臓撃破の難易度についてお話して終わろうと思います。手探りでのプレイということもありましたが、私のプレイヤースキルでは尋常じゃなく難しいと感じました。本家4キャラ達を大きく離してダントツ1位。ついでに言えば今までプレイしたmodのキャラたちを含めても揺るがず1位の難易度です。具体的な戦績を言うと、A19クリア時点から27連敗しました。参考程度に言うと、過去記事で難しいほうと言ったmadscientist modが6回目の挑戦で1度目、8回目の挑戦で2度目の心臓撃破をしています。本家キャラで一番苦手なディフェクトでも記憶に残っているのはせいぜい18連敗程で、ここまで負け込むことはありませんでした。正直言って難しすぎます。A1でカジュアルに遊ぶ分には程良い難易度でとても面白いmodですが、真剣にA20心臓までの攻略をするとなると凄まじい難易度になりますのでご注意ください。「歯ごたえがあるmodをやりたい!」といった方や、「先の先まで計算して思い通りに進めるのが好き!」といった方には特にオススメです。

 以上で、astrologer modの解説と簡単な攻略を終わろうと思います。紹介しきれていない魅力的なカードもたくさんあり、その中にはなんとイラストが動くものもあります。テーマにギミック、カードイラストのどれを取ってもとても幻想的で綺麗なmodですので、是非ともworkshopで導入してプレイしてみて下さい!

 それでは、機会がありましたら別の記事でまたよろしくお願いいたします。ここまでお読みいただきありがとうございました!


 

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