配牌からの進め方の手順その1

読む人の推奨ランク

今回はランク1~3程度の方を対象としています。
ランクについての考え方がわからない方は、自己紹介記事の一番下の方をご覧ください。

麻雀ってどうやって進んでいくの?

トランプなんかで考えるとわかりやすいかもしれません。
麻雀は、3色の牌(まるっこいピンズ・緑色が基本の竹で描かれるソウズ・〇萬という書かれ方をするマンズ)9種ずつと、字牌(東南西北白發中)の7種が4枚ずつの、計136枚で遊ぶカードゲームです。

麻雀とトランプの差はその種類の数と、カードではなく牌を扱うことぐらいです。ですから、麻雀をカードで遊ぶものもありますよ。

麻雀のアガり形

テンパイ(聴牌)という状態

麻雀は最初に13枚の牌が自分の手元にやってきて、
そこで3枚組を4つと、同じ牌2枚組を1つで、3×4+2=14枚での形を目指すゲームです。
3枚組は、123や678といった横並びのものと、同じ牌3枚で444や888といった重ねる形の縦並びのものがあります。
上の画像では、ピンズの123と、ソウズの234と567で3枚組が3つと、南が2枚組1つで11枚は出来上がっている状態です。
マンズの56部分だけが未完成で、マンズの47のいずれかが来ればアガリ、という状況です。
役さえあれば、自分の手元にその残り1枚が来ようと、他の人が捨てようと、アガリになります。

ただし、役が無い場合と、自分がアガリ牌を捨てているのに他人が出した場合はアガリにできないので、その場合はチョンボという罰を受けることになります。
いずれも、慣れていない方は多くやりがちなので気を付けた方がいいです。
せっかく点数を稼ぐチャンスを、自分が点数をバラまく残念な回にしてしまうので、避けるようにしましょう。

フリテンをしないためと、早く形を作るために


配牌で巡ってきた、字牌の無い比較的良い形の牌姿

フリテンをしてしまうよくある理由としては、
「そのタイミングで本当に不要な牌」を捨てていないことが原因となりがちです。
上記の図は配牌に9ソウを持ってきたけれども、3枚組は1つもなく、同じ牌2枚組が2つある形ですね。
一体何が不要なのでしょうか?

まずは、くっついているかいないかで考えましょう。
同じ数字や隣の数字とくっついているところは使えそうです。
そうすると、要らない牌は9萬、2・8ピン、2・9ソウがそれですね。
では、この5枚のうちから、不要だと思う順番を設けていきましょう。

同じ牌3枚の3枚組と、横並び3枚の3枚組のどちらが作りやすいか?

3枚組を作る時、333や666を作るやり方と、234や678を作るやり方なら、どちらが簡単でしょうか?
結果から言うと後者になります。
なぜかというと、全く同じ牌は4枚しか無いために、
33の状態で残り2枚の3を待つよりも、23の形で4枚ずつ残っている1と4の計8枚を待つのだと、後者が圧倒的に枚数が多くて作りやすいからです。
また、2枚組の方も14枚には必要なのですが、3枚組は4つ作らないといけないですから、3枚組を早く作るところに重きを置くことが多いです。

真ん中に近いか、そうでないかの差

基本的には、1~9の数字の中で、端に近い方が不要で、5が真ん中なので一番使いやすいです。
なぜかというと、
1は、1を使って横並びを作ろうとすると、123の1種しかないのです。
でも、2なら123と234の2種、3~7は、例えば3であれば、123・234・345の3種を作ることができますね?
だから、12や89より、3~7が使いやすいので残されがちです。
そして、3~7の全てが使える牌、それが5です。345でも567でも456でも使えますね。つまり、1番よく使われる牌=数字が5の牌です。

フォロー牌の有無と、スジ

よくスジというのですが、3つ離れた数字のことをスジと言います。
147と258と369がスジです。
そして、例えば1と4を同時に持っている時、「4は1のフォロー牌」と言います。
同様に、258を同時に持っている時、「5は2・8のフォロー牌」と言いますし、6と9を同時に持っている時、「6は9のフォロー牌」と言います。
このフォロー牌というのは何かというと、
「何かその牌を使える牌を引いてきた時に、代わりに使えるようになる牌」のことです。
何の事だかわからないと思います。
例として、1と4を同時に持っている時を考えてみますね。

1を使うために必要な1以外の牌は、2と3ですね?
でも、4を持っている場合、2と3のどちらが来ても、234を作るための2枚構成にはなりますから、1と4を同時に持っている時には、1は不要になるのです。今回の牌姿では、9萬は6萬があるので不要で、2・8ピンは5ピンがあるので不要で、2ソウは5ソウがあるので不要、という形です。

結局何が要らないの?順番は?

フォロー牌の有無>端に近いかどうか>自分の数字に近い牌があるかどうか
で考えます。
そうすると、フォロー牌の無い9ソウは取っておきます。
端に近いかどうかで言うと、9萬が第一候補となって、他の2・8牌が第二候補となります。
さらに、自分の数字に近い牌があるかどうかを考えると、245ピンを持っているので、2は3ピンを持ってきた時に2345という繋がった連続形になります。この形は非常に強い形なので、数ある第二候補の中では、2ピンはある程度持っておいた方が良い、となるのです。

ですから、今回の牌姿では9萬を捨てて、他の牌はまた来た牌によって順位が変動する、といった形になります。

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