2014年04月02日 新しい日

いつも通りの相手といつも通りのような会話の中で、突然何かに気づいた3/31。
一瞬だけ通り過ぎた大昔の感覚をなんとか掴んだまま過ごした4/1。

私は強いしずっと強かった。なくさないように掴んだまま、なくなっていた記憶を遡ってみる。
分からなくなったのはいつからだったろう、やっぱり身体を壊してからこっちの話なんだな。あの頃いろんなものが壊れていろんなものがなくなって、自分がなんなのかどうやってきたのかもわかんなくなった。
昔に比べたら頭も身体も明らかに鈍くなって、今では私は自分のスイッチの入る音が聞こえることがなくなった。
いよいよぺしゃんこになったのはたぶん三年前くらいかな。身体が復活しつつある中で、自分の居たところへの戻り方がわからなかったのとその頃の経験と。何かにこてんぱんにされたわけじゃなくて、念入りに繰り返された挫折と諦めと否定の体験で心も自信も腐っていったんだ。自分でも気づかないうちに。そんな中でどこかで好きなものに媚びることを知ったり、対峙したくない怖いものを避けることを考えるようになったんだと思う。
昨日の夜から気持ちがとてもすっきりしていて、だいぶいい。他人との関係がどんどん希薄に感じられて行く中で、何をするにも昔のように全てを投げ出すような思い切りの良さはもてないんだろう。その代わりに悪くなった思い切りのせいで、いつも何かに固執して身が千切れるような思いをし続けながら生きるのかもしれない。

軽薄な笑顔であの子は笑っていた。
だめだったらなかったことにしちゃえばいいだけのことですよ。

そうなんだろうか。
自分に都合のいいことは否定しなければいい、とも。

巷によく聞く「嘘はついてない」って言うのと同じことだろうか、それは正直ともまた別だけどな。善し悪しが分からなくなった今でも好き嫌いは分かるし、それを頼りに少しずつ昔を思い出しながら生きられる気がしている。変なことに慣れて分からなくなっていたけど、都合のいいことを大袈裟に数えながら「これぞ奇跡」と調子に乗ってケラケラ笑って居よう。

ぺこ6歳おめでとう

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