2011年11月01日 筒状の

静かで真っ暗な部屋の中、時計の秒針の音を聞くのが好きです。
冬が好きな理由として「夜が長いこと」と「ベッドの中の居心地がよいこと」はとても重要なファクターだと思います。あるところで見て以来私のお気に入りの言葉『重要なファクター』。小学校四年生の頃からずっと。
こういうひそかに憧れたり、気取ったり格好付けたりする気持ちって言うのはとても大事なことだと思います。例えばまだ恋人の居ない男の子や女の子が、恋人の居る生活を夢想すること。それは期待に満ちて他の何より輝いていて素敵なことです。

先人たちが口を揃えて言うとおり、現実の恋人との生活は夢想していた程きらきら輝きはしないものです。けれど恋人の肌は夢想するより暖かい。夢想で得られるものと現実で得られるものは必ず違っていて、それらはどちらが優れているとか劣っているとかいうものではないのです。夢想を無視して現実だけを評価するとつまらない人間になるし、現実を無視して夢想だけを追うと中二病になるので注意が必要です。
憧れる気持ちが劣化しない方法を探しています。少女漫画やハーレクインを読めるくらいが理想ですが、実際はちょっと厳しいです。連ドラで泣くこともできません。そんな現実を受け入れることはとても容易なことですが、暇なので乙女心を取り戻しに行こうと思います。

どこかに。

でも多分明日には忘れてると思います。

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わたしの部屋にはなぜかストローが沢山あります。

だから、烏龍茶にストローを挿して飲んでみたのです。
飽きない為の贅沢の一環として。

予想通り世界は別段輝かなかったけれど、もし私がここに10本のストローを挿したとしたら。恐らく私の世界は今より少し明るくなって、今から数時間愉快な気持ちで過ごせると思うのです。

すげー飲みにくくなるけど。

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「今日の分のバナナはもう食べたの？」

『さっき出かける前に２本食べた』

「随分はやかったね」

『１本なくなったとおもって部屋中探し回ってたんだけど、ゴミ箱見たら入ってていつの間にか食い終わってた』

「ゴリラなのｗｗｗ」

部屋の中でバナナを紛失する状況ってシュールだと思うんです。
だいたいバナナ１本だけもって家の中うろうろしないしなー。
前にショーブンがキウィスムージーを家の中で紛失してて、結局みつからなくて諦めたら翌日洗濯物の中から出てきたって聞いたんだけど、それもおもしろかった。
それらの内容の是非はさておき、日常のそんな話を聞かせて貰うのが大好きです。オチがあるとか無いとか、面白いとかじゃなくて、そういう日常を分けて貰えることって幸せだなぁって暖かい気持ちになります。

やわらかくなりたいの。