新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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開催報告|舞台関係者むけ無料セミナーvol.1

2021年2月19日(金)に開催いたしました「舞台関係者むけ無料セミナーvol.1」の開催報告です。

財務セミナーvol.1「確定申告のいろは」

2月中旬開催ということで、確定申告についての基本的な内容を中心に1時間たっぷり解説いただきました。

<目次>

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中でも印象的だったのは、「確定申告をしないといけない人、しないでいい人、した方がいい人」というパート。

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確定申告をする・しないは、国民の義務であると思い込みましたが、給与所得ある方は「年末調整」で納税申告は終わっており、確定申告は不要とのこと。また給与所得以外の儲けが20万円以下である場合も不要。
還付(払いすぎた税金の返金)が出る場合もあるため、申告は適切に行うことが重要というアドバイスでした。

また、補助金・助成金申請を将来的に希望される方は申告→納税を行うことが必要であるとのこと(みらい基金の申請要件にもありました)。

申告方法として青色申告・白色申告の違い、青色申告に切り替えるメリット(65万円の特別控除、青色10万円控除)を紹介いたしました。

最後に、「あなたの舞台芸術活動は主たる事業であるか」を判断し、適切に申告してくことが重要であり、迷う場合には下記の相談窓口や税理士会の無料相談などを活用していただき、将来的には未来の会議でもバックアップしていきたいとお話にさせていただきました。

▼国税庁・税の相談窓口(全国拠点、電話相談、聴覚障害者等電子メール&FAX)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shirabekata/9200.htm

▼講師:髙尾英樹さんより

2月19日に、初めての税務セミナーをオンラインで開催致しました。ご参加くださった方、応援してくださる方に心から感謝申し上げます。
開催前から、参加者の方全員の要求水準を満たすことは困難であると判断しておりました。初回ということもあり、今回は本当に入り口のお話だけを述べました。
何度も確定申告を行われている方には物足りない内容であったと想像します。この点に関しては、是非未来の会議までセミナー等のご要望やご声援を下されば、今後容易に実現しお応えできるものと考えております。何より、そのお気持ちこそが今後の舞台芸術の振興に直結するものと強く信じております。
セミナー中にも畏れ多くも申しましたが、舞台芸術に喩えるまでもなく、全てのことはトライ&エラーを繰り返す以外に、上達の方法はありません。同時に、全てに正解やゴールがあるわけでもありません。確定申告を始めとするお金にまつわる諸々も、もちろん同じです。
終了後に理事の方々と話していましたが、法律だから・お金だから、揺るぎない何か一つの正解があるのだ、と考えるのは誤解です。
正解がないという事実は、私にとってみれば当たり前のことですが、門外漢の方には信じ難いと思います。
ですがそれもまた、芝居の世界の常識と同じなのではないかと想像します。
今後も、芝居に携わる全ての方々のお力となるべく尽力致します。
是非未来の会議にご期待いただき、ご声援ください。そして可能ならばお手伝いくだされば非常に嬉しく思います。

法律セミナーvol.1「著作権のいろは」

コロナ禍真っ只中の今、オンライン配信やSNSの普及もあり、著作権の取り扱いや注意すべき点について、悩む皆様に向けて、著作権の基本知識をご紹介いたしました。

<目次>

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まず初めに「著作権とはどのような権利なのか」「著作物とはどのようなものなのか」についてご説明いただきました。
例えば、「アイディアや作風は保護されない」ということ。シェイクスピアのロミオとジュリエット、ウエストサイドストーリーの関係性を例にご説明いただきました。(オリジナルと翻案は別の著作物)

次に著作権侵害の基本的な考え方である「フェアユース」と、侵害の例について。ついついやってしまう「公演ポスターを撮影→SNS投稿」も著作権侵害例の1つ。ポスターの撮影が許される場合、許されない場合について著作権制限規定をみながらから考えました。

<キャプチャ>

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著作権者とも、著作権利用者ともなりうる舞台芸術関係者に向けて、以下のアドバイスもありました

・権利者として)著作権・肖像権取扱い→規定&公表(ゴールデンボンバーさん事例)
・利用者として)基本的には「許諾」が必要→権利者の見つけ方
また、音楽配信、舞台配信にあたってどのような手続きが必要か、JASRACの著作権一括管理システムを概観しながら説明がありました。

舞台芸術の著作権は、1つの作品であっても多くの権利者がいる状態であるため、日本国内において包括的な仕組みが整っていないのも現実。これらの課題にも、一般社団法人未来の会議として取り組んでいけたらと抱負を述べて、セミナーは終了となりました。

▼講師:藤田香織さんより

セミナーにご参加くださった方、またご興味を示してくださった方に感謝申し上げます。
著作権の世界は、実は法律的な理論面と実務的な運用面でそれぞれに考えなければならないことがあり、今回は、法律の条文から理解してこれがどのように実務に反映しているかをご説明させていただきました。
聞いてくださる方のご興味によっては、簡単すぎる、難しすぎる、聞きたいこととはちがうということがあったかもしれません。ぜひ、このセミナーがどうだったか、どのようなことを知りたいか、あるいはどのようなことに問題意識を持っているかお聞かせください。セミナーにご参加くださった方、また、このご報告やノートで公開するセミナーの内容をご覧いただいた方のご意見をいただいて、みんなで、次の、もっと役に立つ企画を一緒に作っていければと思っています。
今回はまずはその第一歩です。私たちにとって大切なマイルストーンが、次につながりますように、ぜひお力を貸してください。

◆資料公開いたします 

最後に

開催にあたり、40名ほどの申し込み・事前アンケートに回答いただき、ありがとうございました。

講師は事前アンケートの質問を踏まえながら、複数回内容を推敲し、準備し、初回の開催に至りました。ご参加くださいました皆様に感謝いたします。

また、オンライン開催ということもあり、参加者皆様の反応が見えにくい中、準備した内容では皆様の疑問をすべて解消できていない、運営への課題など事後アンケートでも様々なご意見をいただきました。

次回開催時に向けて、これらの意見を踏まえながら、今後もセミナーを企画してまいります。今後の活動にご期待ください。

文責:一般社団法人未来の会議 事務局・金井

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2020年4月に立ち上がった「舞台芸術を未来に繋ぐ基金」(以下みらい基金)では、設立当初より助成に並び舞台芸術の「自助」の仕組み作りも大きな目標として掲げてきました。2021年1月に新たに「一般社団法人 未来の会議」を設立する事となりました。