ボートレース江戸川とは…
皆さん、こんにちは。26日から開催されている江戸川大賞の優勝戦予測をする前に「ボートレース江戸川」ってどんなとこ?を少し書いておくことにしました。ボートファンからは「あー江戸川ねー。ムズイんだよねー。全然わからねー」と言った声が良く聞かれます。
実際私も江戸川はよく分かりませんw
では、なぜそんな印象なのかを少しだけまとめます。
荒川の横に流れる中川にあるのが江戸川競艇場です。(実は江戸川を走ってない)日本で唯一河川をそのまんまレース場にしています。
何が難しいかを、先にイメージだけお伝えすると、F1やインディのように「サーキット」を走るのが住之江などの場だとすると、山間部を走る「ラリー」のようなものが江戸川です。
①波と風がムズイ
なにしろ、静水面の江戸川はほぼありません。波はチャプチャプ、舟はバインバインしながら走ってます。おいおいこれで握る(アルセルを踏む)のかよ?と思うくらいです。
去年の江戸川大賞優勝戦レース画像をご覧ください。
1マークの時点でみんな飛び跳ねながら回ってますよねw
②潮の干満がムズイ
まずはこのデータをご覧ください。
他の場にはない「流速10cm」という表記があります。
これは、川の流れが「川上から10センチ/Sですよ」っことです。つまり、上の図だとスタートラインに対して「追い風だけど、川の流れは逆」って事です。セオリーとしては、追い風は内側の艇に有利に働きます。しかし、川の流れを加味するとどっちなのかわからなくなってきますw
しかもこれは、風向きとは別に潮の干満に左右されるため時間によっても変化していきます。
そもそも河川で風が強いのに川の流れまで…
③前付けがムズイ
このように外的要因を受けやすい江戸川ですが、その構造と立地から前付けするとトンデモな事が起こります。
YouTubeで「江戸川 前付け」で検索してみてください。深川選手のマニアックなレースが出てきます。*投稿者から許可出たらリンク貼ります。
このレースですが、前付けした深川選手は助走が、45メートルしか取れず(一般的に100未満は深い進入で難しい)あっさり捲られてしまいましたね。ちなみに、深川選手が下手なのではありません。これが江戸川なのです。
そもそも江戸川はその構造上、ピットがメインスタンドの脇ににあり、ネトロン(ターンマークにくっついて浮かんでる帯みたいなの)までの距離がないので、ただでさえ前付けが難しい場です。(大村も同様)それに加えて江戸川の特徴である風と流れです。
追い風、追い潮(上潮とも言う)前付けしちゃうとドンドン助走が短くなっていきます。
深川選手はスタート前に一度画角から外れちゃってますね。しかし、スタートタイミングだけは「バチッ」と決めてるのは流石です。
このレースについては、前付け王の意地発動でしょうかねw
前付けが無いってことは進入悩まなくていいって考えも出来ますが、深川選手や西島選手のようなイン屋(前付けする選手)を外から買えるかどうかって難しくなりますね。その前にイン屋は江戸川に斡旋されないかwww
まあ、江戸川に関してはまだまだ色々あるのですがこのような事を加味しながら、私が最も重視しているのは「選手の江戸川成績」です。これだけアクの強いところですから、走り手側も特徴を理解してる方が好成績を残すと考えているからです。
それでは、その辺を加味して明日の予想をしてみますので宜しくお願いします!
「スキ」「支援」も併せてお願い致します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?