Kaz@ビジネス書考察

私が読んだビジネス書を紹介していきます。

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記事一覧

「最軽量のマネジメント」

著者はサイボウズ副社長の山田理さんです。 私が読んだのはコロナ前でしたが、コロナ禍の今、改めて読み返してみました。先日の7/2にテレビ東京系「カンブリア宮殿」にサイ…

「コロナショック・サバイバル」

冨山和彦さんの本書です。同氏は、元・産業再生機構代表取締役から現在は経営共創基盤代表取締役CEOを務めており、経営、企業再生のプロが語る今回の感染症による全国的な…

「Spotify 新しいコンテンツ王国の誕生」

Spotifyの創業者の本が出るということで発売を今か今かと待っていた。結論から言うと私にはとても読み応えのある本であったと言える。まず読むべき人は、テクノロジー企業…

「大きな嘘の木の下で」

私が本書の著者OWNDAYSの田中修治さんの処女作の「破天荒フェニックス」を読んだ際には実はサラッと読ませていただいた印象だった。 一方で、この「大きな嘘の木の下で」…

「マーケティングとは「組織革命」である。」

私が初めて組織を作るとなった時、つまり組織のトップとなった際に組織づくりのための書籍をたくさん読んだのだが、もっとも参考にさせてもらったのがこの本になる。その後…

「世界観をつくる「感性×知性」の仕事術」

【世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」】 の山口周さんに非常に感銘を受け、私も組織運営にその考えを取り込ませてもら…

「日本企業の勝算〜人口減少時代の最強経営〜」

最近テレビで見かけることが増えたデービッド・アトキンソン氏。彼をBSの地上波で見かけた時、彼の持論に興味が出た。ちょうどコロナウイルスで経営の困窮に喘ぐ企業の政府…

「最軽量のマネジメント」

「最軽量のマネジメント」

著者はサイボウズ副社長の山田理さんです。
私が読んだのはコロナ前でしたが、コロナ禍の今、改めて読み返してみました。先日の7/2にテレビ東京系「カンブリア宮殿」にサイボウズ社長の青野慶久さんも出演されていましたのでそちらも一度、ご覧になるのをお勧めします。このサイボウズという会社はグループウェアを開発する会社で、多くの企業がスケジュールを管理したり日報を管理するに当たり取り入れています。私の会社も私

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「コロナショック・サバイバル」

「コロナショック・サバイバル」

冨山和彦さんの本書です。同氏は、元・産業再生機構代表取締役から現在は経営共創基盤代表取締役CEOを務めており、経営、企業再生のプロが語る今回の感染症による全国的な経営危機に対する提言となっています。緊急時における経営者に求められる行動指針について個人的に非常に参考になったため、ご紹介したいと思います。

冨山和彦氏 (YouTubeより)

この本を手に取るきっかけはこのコロナ危機はもちろんのこと

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「Spotify 新しいコンテンツ王国の誕生」

「Spotify 新しいコンテンツ王国の誕生」

Spotifyの創業者の本が出るということで発売を今か今かと待っていた。結論から言うと私にはとても読み応えのある本であったと言える。まず読むべき人は、テクノロジー企業に勤めているエンジニアはもちろん、音楽業界に身をおいているビジネスマン、そして経営者、という順になるのではないかと感じた。

私は音楽業界に身を置いていたことがあり、今は音楽をベースとしたイベントの仕事を行なっている。その中で音楽に関

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「大きな嘘の木の下で」

「大きな嘘の木の下で」

私が本書の著者OWNDAYSの田中修治さんの処女作の「破天荒フェニックス」を読んだ際には実はサラッと読ませていただいた印象だった。

一方で、この「大きな嘘の木の下で」はとても印象に残った。この本を読むきっかけとなったのは、インターネット配信番組の中で著者が発言した“成功はアートで失敗はサイエンス”なんだという言葉であった。

成功は「アート」という感覚的なものであり、右脳的で一種の芸術のようなも

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「マーケティングとは「組織革命」である。」

「マーケティングとは「組織革命」である。」

私が初めて組織を作るとなった時、つまり組織のトップとなった際に組織づくりのための書籍をたくさん読んだのだが、もっとも参考にさせてもらったのがこの本になる。その後、森岡毅さんの書籍を数多く読むことになるのだが、【マーケティングとは「組織革命」である。】が特に私のバイブル的な一冊となった。

この本はマーケターが読むのも参考になるのだが、私のように組織をどのように構成するかを検討するためのボードメンバ

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「世界観をつくる「感性×知性」の仕事術」

「世界観をつくる「感性×知性」の仕事術」

【世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」】

の山口周さんに非常に感銘を受け、私も組織運営にその考えを取り込ませてもらった。アートというのはつまりセンスを取り入れた感覚的な経営の肯定と私は自分に都合よく解釈している。そんな山口周さんと「くまもん」のデザインなどで有名なクリエイティブ・ディレクターの水野学さんの対談本である。

まず、私は「世界のエリートは

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「日本企業の勝算〜人口減少時代の最強経営〜」

「日本企業の勝算〜人口減少時代の最強経営〜」

最近テレビで見かけることが増えたデービッド・アトキンソン氏。彼をBSの地上波で見かけた時、彼の持論に興味が出た。ちょうどコロナウイルスで経営の困窮に喘ぐ企業の政府の支援についての議題の時だった。2〜3人の小企業を救うべきではない。ゾンビ企業と表現していたが親族のみで経営し、万年赤字そして成長せずに経営を維持し続けている企業に税金を投入するより重要なことがあるというようなニュアンスであった。

そこ

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