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韓国で底辺からの昔の話

もうすでに韓国に来てから、10年以上経過する。

最初に住んだ都市は、釜山でもソウルでもない小都市でした。(不自然に伏せる(笑))

その時には、ビジネスも始まっていないですし日本で働いて貯めたお金を多少持ってきただけなので、そんな贅沢もできませんでした。

まずは、韓国語から勉強しなきゃいけない訳ですから、韓国語が勉強できる学校探しから。

しかしそれよりも難しいのは家探しだった。

不動産を仲介として家を探すまで資金がなかったため、韓国での家探しは新聞からの情報だった。

街中で無料で”仕事探し、家探し、業者の広告”などが掲載している無料新聞があるんです。

その新聞で探すと家は基本的には、大家さんとの直接交渉になります。

新聞をみながら決めた家が衝撃だった。

その家は大家さん(老夫婦)の家の敷地内にある平屋で、一棟の平屋を3人が住めるように区分けをしている。

部屋は1部屋(おおよそ4畳)

窓は小さい窓1つ

簡単なシンクが1つ

後は、玄関の場所に下から出てきている蛇口1つ

それだけ。
もちろんエアコンなんてないですよ。

トイレ?(細かく言うと便所、ボットン便所)は共同です。

ここで謎。あれ、シャワーは?

シャワーはそれ、下から出てきている蛇口ですよ。

でも、その蛇口は玄関にあると。。。。。

そうシャワーは、玄関でやるんです。

まずは鍵を閉めて、靴を整理して、たらいを準備しないと出来ません。

たらいにお湯をためながら体を洗うんです。玄関でwww

それはそれは、冬なんて想像を絶する寒さです。だって玄関ですから。

あっ。一応お湯は出ます。

その蛇口は万能です。皿も洗えて、シャワーもできます。

(なかなか文字だけでは情景を伝えられないと思います。)

それでなんと家賃は8万ウォン(8千円)です。

それからいろいろな家に住みましたが、シャワーがあって、玄関がしっかりあって、エアコンがあってとか有難い。

もうさすがに今は住めないとは思いますが、その時の唯一の貴重な経験があったことが私の中でハングリー精神を大きくしたことになったと思います。

昇りつめてやるぞ。みたいな。

海外でしか、海外だからこそ。学べるものが本当に多くあります。

コロナ禍で大変な時期ではありますが、

若い時に何を学ぶか何を体験できるかその姿勢を持てれば掴めるものは本当に大きなものだと思います。

その経験は本当にプライスレス

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