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VOY!VOY!VOY!~新たなる光をまとって~ 最遅感想文

Liella!と出会ってここ2年ぐらいは泣いてばかりです。
もちろんおじさんは涙もろいものですから当然ではあります。

賢プロダクション40周年/スクールデュオ25周年記念公演 朗読劇
「VOY! VOY! VOY!」~新たなる光をまとって~


諸行無常
形あるものはいつか壊れる。
この世のすべてがそうである。
そしてそれは突然なのだ。
だからこそ有ることは幸せなのだろう。
ただ己が有れば幸せなのかもしれない。
生きてこそ。
結局そうなのである。

今有るものを失うことは本当に恐ろしい。
優が事故にあってから私も目を閉じて聞いていた。
恐ろしい。自分の意志で閉じたのに。暗闇が恐ろしい。
私は光を失ってこの中で生きていけるのだろうか。
苦しくなるほど考えた。
答えは出ないしそんなもんわかるはずもない。
喪失しなければわからないのだ。
多くの人間は覚悟できないし、常に失う脅威があるという認識すら忘れてしまう。

10歳にて残酷にも失う覚悟と選択を迫られた牧村少年。
自分と向き合い、覚悟を進める。
失った人達を知るためブラインドサッカーを見ている。
そりゃ老獪なんだよ。見ている深度が違う。
でも10歳だ。所詮10歳。
とても残酷。
その中で見つけた彼の答え

「人の知らないおいらのお気に入り」(VOYVOYVOYより引用)

そうなんだよ。
そうなんだよ!牧村少年!
私は君のような覚悟もないし何の純粋性もないが
年を取ってるから知っている。
そうなんだよ!!
それを残すことこそが全てなんだよ。
美しい景色や楽しい体験を残すしかないんだ。
人は自分の脳の中でしか生きられないんだよ。
だから目いっぱい面白い記憶を残そう!
五感をフルに使って残すんだ。
そうやって脳の中を面白いことだらけにしたいんだよ。
いつか私も無くなってしまうから。
走馬灯なんて長すぎるぐらいの方がいいだろ。
笑ってしまうぐらいバカみたいな走馬灯がみたいんだ。
刹那的なのかもしれないけど、こうも言っている!
「今の人だと。今を生きよう。
今日は昨日からづづく今日だ」(VOYVOYVOYより引用)


少しだけ自分の話をする。懺悔に近い。戒めだ。
私は父を失った時、母と姉を残し東京に逃げたのだ。
だから優が父に「あんたは逃げた」と言ったことが本当に心苦しかった。
でも私にはそうするしかなかったし、今もそれが正解だったと思っている。
そのうちに姉も他界してしまった。
今回、父も姉も幸せだったのだろうか?と考えた。
幼い私の目にはとても楽しそうには見えなかった。
でも知らないだけかもしれない。と初めて思えた。
みんないくつもの面を持っている。
嫁さんだって私がここまでオタクだとは知らんだろう。
だからきっとあの人たちもその時を楽しく生きてたと思うことにする。
他人にはそう見えないかもしれないが、現に私はこんなに楽しく暮らしているのだ。
きっとみんなそうであろうとしているのだ!!!
だからもっと集めよう「人の知らないおいらのお気に入り」を!!

力ぬけよ俺!
色んなことから教えてもらおうぜ!楽しみを!

以上、ぶるがくでした。






どう頑張ってもうまくまとまらない。
薄れゆく記憶と脳裏に焼きついた牧村少年の
「人の知らないおいらのお気に入り」
だけを頼りになんとか書く。
この文章を完成させるためには、何度も見ないといけないので
賢プロダクション様におかれましては、何卒再演を!
再演を!!!!!!!!!!!!!
よろしくお願い申し上げます!!!!!!!!!





あとお写真についてですが、俺がマジですげえ目つきしてて恐ろしかった。
本当にただの泣きすぎですから。目が開かなかったの!
やべえ奴であることは否定しませんが、あの写真ほどヤバくはないです。
本当に申し訳ございませんでした。


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