【Factorio 】Logistic Train Network (LTN) を導入すべきかを悩んでる人に知ってほしいメリットとデメリット

LTNは列車のあれこれを便利にできるMODである。便利になる反面、回路などを置く必要があるので導入が面倒だと感じる場合もある。まずはメリットとデメリットを知り、導入すべきかを考える参考にして欲しい。

メリット

  • スケジュール管理の自動化

  • 複数種類のアイテムを同じ駅で扱うことができる

  • 配車効率が上がる

  • コピペが容易になる

  • 在庫の視覚化

  • エラーの通知

  • 優先度の設定

スケジュール管理の自動化

通常(LTNを使用していない場合)、駅を設置するごとに列車のスケジュール(時刻表)を設定する手間がかかるが、LTNを使うと手動でのスケジュール設定は不要になる。

複数種類のアイテムを同じ駅で扱うことができる

通常は複雑な回路を組む必要があるが、LTNでは比較的簡単な回路で実現できる。例えば1つの駅で鉄板、銅板、鋼材など複数種類のアイテムを扱うことにより、駅を設置するスペースを節約できる。

配車効率が上がる

通常、回路を使わない列車の運用は1つの要求駅に対して1つもしくはそれ以上の供給駅を配置する。すると供給駅の数だけ列車を用意する必要がある。要求駅は同一のアイテムを求め、駅の在庫(ストレージ)が満たされた後は列車がアイテムを積んだまま待機することになる。
一方でLTNでは要求数を設定できるので、要求数 < ストレージという設定が可能になる。列車はアイテムを積んだまま待機することがないので、他のリクエストに使うことができる。これによりLTN公式の説明によると、車両数を30%以下に削減することができる。

コピペが容易になる

通常では同名の駅を複数配置した場合に、列車は現在地から最も近い駅へ向かう。LTNでの自動スケジュール設定は、目的の駅の前に、駅の座標を使った臨時駅を設定する。これにより同名駅の中でも適切な駅に配車してくれる。グリッドなどで同じ機能の駅を作る時には、優先度に応じて駅名を変える必要はなくなる。ちなみに優先度は簡単に設定可能。

在庫の視覚化

LTNマネージャーという別MODを使うと供給駅の在庫を簡単に確認できる

エラーの通知

要求駅が求めるアイテムが供給駅にない場合に通知をしてくれる。これにより供給駅での生産が止まっていることに気付くことができる。

優先度の設定

副産物など、優先的に使用したいアイテムを生産する駅の優先度を上げることができる。供給駅に回路を繋いで優先度を設定するだけで可能。

デメリット

  • 回路を組む必要がある

  • インサータの強制使用

  • デポ(列車の待機所)を作る必要がある

回路を組む必要がある

LTNの特徴として「要求数を指定できる」というものがある。そうなると、供給駅では「要求された数だけを積み込む」という機能が必要となる。
これを回路で実現するには算術回路とフィルターインサータを用意して繋ぐ必要がある。
これは一見面倒だが、個人用建設ロボットが使えるならブループリントに登録したものをコピペするだけなので問題にならない。
ちなみに要求駅では全てのアイテムを下ろすだけなので、インサータは置くだけでOK

インサータの強制使用

供給駅での積み込みはフィルターインサータ系を使うことが不可避である。ローダーを使っての制御はほぼ不可能。(ベルト上にアイテムが残るので多種類のアイテムを制御する場合には専用のベルトを用意しないといけない)
しかし特定の条件下では、インサータの搬送速度はベルト&ローダーより速くなるので問題にはならない。

デポ(列車の待機所)を作る必要がある

通常では、列車は供給駅に配置すれば良いのでデポは必要ない。LTNではリクエストが発生した時点で、デポに配置した列車に対してスケジュールが設定されるという仕様上、デポの設置は必須となる。これは余計なスペースになってしまうが、全ての供給駅に列車を配置する場合と比較して列車数は30%以下で済むというメリットもある。

まとめ

個人的には、LTNがない列車運用をしていた頃にはもう戻れない。何よりも1つの駅で複数のアイテムを要求できるのは便利すぎる。例えば青基盤の生産工場には鉄板、銅板、プラスチック棒、硫酸が必要になるが、これを1つの駅で要求することができる。
また、手動で時刻表を設定することは皆無なので、どれくらい面倒だったのかは覚えてさえいない。
結論として、導入するにはある程度の学習コストが発生するが、そこさえ乗り越えれば後はただ快適なだけなので、迷ってるならぜひ一歩を踏み出して欲しいと思う。

追記

ちなみに、現在のセーブデータにLTNを追加しても何も問題は起こらない(はず)。LTNは、通常の駅とは違うLTN専用の駅があり、これを使わない限りは通常の駅に干渉することはない。当然LTN導入によりすべての駅を改修する必要はなく、必要な部分にのみ適用することも出来る。
導入を迷っている方は、過去のセーブデータやマップエディタなどで試してみて、理解できたら現在のセーブデータに適用するという運用をオススメする。

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