見出し画像

PCゲーマーに贈る自作キーボードのすゝめ

みなさんは自作キーボードというものをご存知でしょうか?
自作キーボードとは読んで字の如く、自分でパーツを買って組み立てるキーボードのことです。
ここでは、PCゲーマーにとっての自作キーボードの魅力をお伝えし、興味を持っていただけたらと思います。

なぜ自作するのか

自作最大のメリットと言えばカスタマイズです。もちろんそれは見た目だけでなく、キーの物理的な配置やキーの数、各キーの割当など機能面のカスタマイズができます。これにより通常のキーボードより遥かに使いやすいものができるからです。
エンジニア界隈では2018年辺りから多くの人が作り始め、専門店が秋葉原にオープンしたりオンリーイベントが開催されるようになり、情報が普及して作りやすくなりました。私も実際に作成し、仕事で使いこんでいく内に「ゲームでも使いたい」と思うようになり、今に至ります。

PCゲーマーにおける自作キーボードのメリット

実際に自作キーボード Iris をゲームで使ってみたメリットは主に以下の5点です。作るキーボードによって形が異なるため、すべての自作キーボードでこのメリットを享受できるわけではありませんが。

親指を多く使える

自作キーボードは親指用のキーがあるものが多いです。したがって、親指で押せるキーが多くなり指の負担が均等になります。
私個人の感想では、小指で押し分けていたキーを親指に担当させることで、負担が大きく減ったように思います。例えば、左 Ctrl を小指で押すときに変に力が入っていたのですが、それを親指に代用させることで小指の動きがほぼなくなり快適になりました。

Column-staggered である

キーの位置が縦方向に揃っている配置を Column-staggered と呼びます。W と S が縦方向で揃っていて、ASD の位置が水平からずれている配置です。
逆に、普通のキーボードのようにキーの位置が水平に揃っている配置を Row-staggered と呼びます。
Column-staggered のキーボードは列が揃っているので数字の押し間違えが少なくなり、行の高さがずれているため指の配置が自然になるメリットがあります。地味ですが個人的にはこれがかなりお気に入りの特徴です。

省スペースである

左右分割型を作成した場合、ゲームは左側だけで操作できるため右側は少し離れた位置に置いておけます。左側だけだとテンキー2つ分くらいのスペースで済むので、マウスとの距離を意識せずに置くことができます。現在フルキーボードを使用している方の中には、マウスに邪魔にならないように置いている方がいるかもしれませんが、左右分割型のキーボードではそういったことをほとんど気にしなくてよくなります。

好きな軸(スイッチ)を好きな場所で使える

打鍵感や打鍵音を決めるキーの軸を好きなように決められます。特にキーごとにそれを決められるので、WASDは軽くして Ctrl は少し重くなど、非常に細かな調整ができます。キーボードによっては組み立て後でもスイッチを交換できる機能を持ったものもあり、まさに自由自在です。

見た目にこだわれる

趣味ですから見た目にこだわりを持つことは大切だと思います。光らせたり、キーキャップをおしゃれにしたり、artisan と呼ばれる手作りキーキャップで装飾したりすると、日々のモチベーションも上がります。特に artisan キーキャップは値こそ張りますが、ユニークなものばかりでおすすめです。

まとめ

私なりにPCゲーマーとして自作キーボードを使ったときのメリットをまとめてみました。自作することによるメリットは、操作性やスペース、見た目などたくさんのものがあります。人によっては、ここで触れていないメリットを感じることもできると思います。この記事を通して、自作キーボードの世界に興味を持ってくれたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?