遠征日記 20240714 vs水戸ホーリーホック

2024年7月15日 20:13

試合雑感

また雨のアウェー。
古巣戦の告知に使われていた永遠君が居ない不穏なスタメン。（試合後にHAMABLUE pressで理由が書かれてたけど、有料部分なので割愛）
先日メンバー登録されたパウロはまだスカッドには入らず。

キックオフ直後から水戸の切り替えの早さに苦戦し、セカンドボールの回収率が悪く、ネガティヴトランジションでもボールの出し手、受け手を捕まえられずに安定してカウンターを受ける。
特にハーフスペースを起点に発動されるロングカウンターから繰り返しピンチを迎えた。

それでもシュートまで持ち込まれる場面を最小限に抑えて無失点で相手の勢いを受け止めると、遅攻から幅を使って突破口を探りながら攻勢を強める。
ここで先制点が取れていたらこれまでの連勝中と同様、「悪いなりにリードを奪える」勝ち筋が見えたが、肝心のシュートが枠に飛ばない。
枠に飛んだシュートも相手の気迫溢れる守備に阻まれ、先制点を奪えない。

結局前半はゴールレス。
シュート数では 2 vs 10 と圧倒していたがゴールが遠い。
また、結局ロングカウンターで持ち運ばれる場面も抑え切れず、嫌な雰囲気で折り返す。

前半終了

明治安田J2リーグ第24節#水戸ホーリーホック 0-0 #横浜FC

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後半も先制点を狙って攻勢に出るが、やはりシュートを枠に飛ばせず。
特に50分過ぎからはソロモンのポストプレーを起点に猛攻を仕掛けるが、相手GKのスーパーセーブもあり均衡を崩せない。

ビッグチャンスを決め切れなかった直後の57分に右サイドでボールを運ばれ、チェックに行ったガブがアッサリ躱されてしまう。
そもそもガブがチェックに行くべき位置だったのか？は疑問が残るし、永遠君が右WBに居れば起きない失点だったようにも見えるがそのままゴール前まで運ばれ、草野さんの恩返し弾を被弾。

直後の61分にはパスミスからポスト直撃の肝を冷やすシーン。
明らかにエネルギーを得た相手の勢いを止められない。
その流れのまま65分に最後方からのボールを跳ね返せずに起点を作られ、見事な単騎突破を許して失点。

リーグ戦で2点リードされる展開は恐らく今シーズン初。
シーズン序盤だと2点差はゲームオーバーに近いダメージだったが、最近は複数得点や逆転勝ちの試合も多く、選手もサポーターも下を向かなかった。

2点リードで相手が重心をやや下げたこともあり、前から積極的にボールを奪いに行く。
その前プレスで奪い切った局面から最後は翔さんが捩じ込んでから一気呵成。76分だったが、同点ではなく逆転を狙ってエネルギーを注ぎ込む。
最終的にカルロスの同点弾止まりでドローに終わったが、複数得点差でも食らい付く力強さは間違い無くチームとしての成長だった。

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勝点1を掴み取る同点弾
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今節の結果を受けて8連勝が止まり3位に後退。
清水は7連勝が止まった後にアウェーで連敗するなど明確に調子を崩したが、狙いどころが各チームに周知された要素が大きいだろう。
この試合で水戸が実践した「ボールを持たせて素早いトランジションで効果的なカウンターを打つ」戦い方は横浜対策として有効に見えたし、連勝中の試合を含めて分析され対策が講じられるのは間違いない。

幸い、今節を終えて「対策に対する対策」を落とし込める中断期間に入る。
勝負の残り14試合。
新戦力のフィットや既存戦力の維持以外にも、最終盤を走り切るためのオプション、若しくは対策されても上回れるだけの完成度が必要になる。
3年目の四方田体制。継続してきた下地を活かすには絶好の夏。
7/27のファン感謝祭と共に、チームのアップデートを楽しみに待ちたい。