島原の旅

ご無沙汰です。
昨年12月の話ですが。島原に行ってきました。

実は、出生地が島原。ですが、年長ぐらいまでしか島原にいなかったので、記憶は皆無です。今でも時々島原に帰りますが、じっくり町を散策したことがなかったので、神戸から友人がやってきたので車をかっ飛ばして行ってきました。

お土産屋さんにある寒ざらしと、ラムネコーナー。島原といえば、甘ーい寒ざらし。こんな古風なコーナーがあるなんて知らんかったわー。

私たちが訪れたのは、喫茶店「青い理髪店」。小さな町の小さな商店街の一角、島原城のすぐ近くにあります。
雰囲気ある空色の木造二階建ては大正12年に建てられ、登録有形文化財に指定。老朽化が進み取り壊しがささやかれていた時、森岳商店街や多くの人々が協力して改修させたという。

16席ほどしかない、小さなお店だけれど、ゆったりと落ち着いた時間を過ごせる店内でした。

私は玄米コーヒーを頼みました。体に良さそう。一緒におまけでついてくるクッキーが絶品だった。お店で買えますー!

ほっこり一息ついたあとは、町をぶらぶら。

石だたみ〜。

そして、ここのお店は、母が父親(私の祖父)と、学生の時に2人で良く行っていた喫茶店「葡萄畑」。母は、夕食後に父親に連れられて行くこの喫茶店が好きになり、コーヒーを飲むのが習慣になったそう。「そこでの親子の会話はあまりないけれど、嬉しい時、悲しい時、いつも父親とこの喫茶店に来てたよ」と母。

この話を聞いて、絶対行きたい、と思っていたのが、この日叶いました。

灯りがなく人もあまり歩いていない午後9時すぎ。喫茶店のドアを開けると、カウンターを挟んで奥の壁には色とりどりのカップがぎっしり。内装は、フランスの納屋をイメージして作られたという。


母の娘ということを明かすと、「横顔がすごく似ててすぐに分かった!」とのこと。新聞も読んでくれて「頑張ってね」と応援の言葉をいただきました。コーヒーはネルでドリップされていて、本当に美味しかったです。ここでは、生クリームを入れるのが主流。お腹いっぱいだったのに、ケーキも思わず頼んじゃった。

祖父と母、そして私。三世代にわたって、この喫茶店で時間を過ごせて感慨深い夜となりました。 また島原行かなきゃ。

#葡萄畑
#島原市

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