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猫が膝に乗るのは可愛い

普段は悠々とマイペースに過ごす猫。急に顔を覗き込んで話しかけてきたり、手を引っ張ったりしてきませんか。今回は膝に乗って来る心理を、実生活において実家・田舎・現在含めて20匹以上関わってきた著者が猫の「行動前と後」から心理を考察してみます。


人の柔らかさが丁度いい
フローリングで布団類等が同室にない場合、猫にとって丁度良い硬さの場所がないケースがあります。猫はふかふかの場所が好きで、洗濯後の服等の上で寝る姿もよく見ます。しかしおしっこされたり、傷がついたり、毛が付着するなどの理由で布類を遠ざけてしまう事も多い場合、猫にとって一番<体にフィットする、丁度良い触り心地なものが膝(特にあぐら状態)なのです。

ストレスではないので気にすることではありませんが、住環境を整える・膝に乗ってほしくない時もある場合は代替になる物を設置しましょう。低反発な弾力がある、体全体にフィットする物・場所を好むため若干小さ目に感じるぐらいが喜ぶでしょう。段ボールが好きなの猫が多い理由も、この適度な硬さ・柔らかさと大体覆い囲む形が多いと条件が揃っているからです。


温かさが欲しい
猫は自分自身での体温調整が苦手な為、太陽や周囲の温度によって体温に変化が起こりやすいのです。37度前後(肛門から計測して)が平温な為、人肌はまさに猫にとってベストな温かさ。密着する事によってさらに安心感も得られています。

寒さに弱く冬限定で膝に乗って来る猫はこのケースが多いです。寒さに敏感なため、猫用暖房等お勧めしますが体調不良にならないように「温度・湿度(水分)」には配慮が必要になります。


甘えたい・かまって欲しい・さみしい
普段から膝に乗って来る猫は、飼い主の事が大好きなのでしょう。多頭飼いされているとわかりますが、大体同じ猫が膝に乗るようになります。膝に乗りゴロゴロいいながら頭突きしてくる時は、これ以上ない程安心感を感じていると同時に「甘えたい」気持ちが強い時なので、ゆっくり関わってあげてください。

とても愛らしいのですが、普段乗らない猫であったり、甘えない猫がこのようにしてきた場合は「体調不良」の時があります。心配な時は耳を触って温度を確かめる、体に腫れ等ないか確認する、獣医に相談をしてみてください。いつもと違うときは早期に異変に気付いてあげましょう。

膝に乗られると動けなくなる
人間側は動けなくなりませんか?動いてもいいのですが、ついそのままの姿勢をキープしてしまいます。幼少期より膝に関わらず、人の上に乗せていると大きなっても当然のように乗ってきます。なので乗ってきてほしくない方(少数派?)は小さいころから、人の上には乗らないようにすれば大丈夫です。ただし、体調不良の場合は安心感を得たい・体温を維持したい等の理由で乗って来ますので、その時は要注意して観察してあげてください。

20年程度一緒に生活する猫。できるだけ安心した生活を送ると同時に、可愛い面をいっぱい見たいですね。膝に乗る姿はとても愛らしく、飼い主の特権(たまに誰でも乗る子もいますが・・・)ですので撫でまわしてあげてください。

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