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amazarasi「エンディングテーマ」

※【】は歌詞引用または、歌詞にかかる部分です

「死」に向かう歌なのですが、なんでしょう・・・力が与えられてきます。歌詞を最後まで聴いた後、もう一度振り返ると冒頭部分が更に際立つ歌です。歌詞自体は綺麗なのですが、時折

【満たされていないからこその願う力】 

【腹が減ってる時の食欲みたいなもの】

と、人間の真理が描かれます。とても大切な事をさらっと呟くように歌詞にいれており、

【お世話になった人たちの名前がずらっと並べば】

【何時間かかるかわからないや】

と、自身のエンドロールの事を想像してみて

【ちょっと笑えて来るよな】

と他人事。もしくは自身の事だからこそなのでしょうか。

今までの喜び・悲しみ・愛したものを振り返りながら自身の終焉を待つ姿にしては楽観的、なのにどこか憂いも感じます。

後悔してはいないけど、やり残したことはある。まだ伝えたい事があるけれど、もう時間はない。「諦め」の感情の中で「これでいいんだ。納得している。」と感じさせる歌詞には、何故だか自分を重ねてグッときます。

歌詞後半

【最後はやっぱり】

【ありがとうかな】

では、自分に重ねたせいなのか「こうやって終焉を迎えたいな」と感じてしまいました。歌詞には値する部分はないのですが、私自身はなんだか「応援歌」に感じ、「ぎりぎりまであがいて、懸命に生きる事」を教えられた気がしています。


【僕が死んだら 流れ出すエンドロール】

【人はそれぞれ日常に戻って】

【ふとした時に思い出してほしいけどさ】

【我ながら名作とは 言えないもんな】

きっと私自身も「名作」にはなりません。しかし、「誰かに思い出してもらえる」事があるなら嬉しいかな、と考えさせられています。


悲しい歌詞?

いえ、きっと応援歌です。

この数年で一番衝撃を受けて聞き込んだ、お勧めの曲は

amazarasi 「エンディングテーマ」




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