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画像1 私は特別な存在だから他の人とは違う、という思い込みを拠り所に細やかな優越感に浸り壊れてしまいそうな精神のバランスをどうにかこうにか保ってみせる。 でも少し外を見てみればそんな輩は山ほどに居て、特別とは平凡とさして変わらないのではと嘆く。 それで普通に収まろうとするが、普通は普通でなかなかに特殊な振る舞いである事にも気付く。 誰もが特別で有り、且つ凡庸だ。 だから私はあなたと同様に特別な存在である、というさほど特別ではない感情の特別さを内に秘め、二度とは訪れない季節の中を佇む。

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