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アリババ発注でハズレ商品を減らすために抑える5つのポイント

本noteではアリババで商品を発注する際に私ぶっぱんだが気をつけているポイントをカンタンに説明しようと思います。

この内容を読んで良いなと思ったら♡マークで「スキ」&感想を込めた「RT」をしていただけたら嬉しいです🐼

はじめに

中国輸入で必ずといってもいいくらい皆が利用するサイト、アリババ。
これは当たり外れが非常に激しく、長年利用している方でも中々品質のいい工場を見抜くのは難しいです。
中国輸入に中々踏み切れない方の理由の一つにもなるくらいです。

よく言われるのが下記のマークをチェックすると言った内容です。

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王冠マークに近づく程内容が品質の良いメーカーとか言われてたりしますが、正直筆者はアテにしてませんw
理由は取引量に応じて昇格したりするからです。
もちろんひとつの指標としてはアリですが、品質が求められていない国との取引が多かったら日本人目線では参考になりませんからね。

個人的にはもっと見たほうが良い部分があると思っているので是非参考にしていただければと思います。
ただ、内容は全て私自身が都度調べた個人的な調査による内容です。
日本語しかわからない人間が一つ一つ手探りで調べて得た情報なので間違っている内容もあるかもしれません。
個人的にはっきりと言えない内容は正直に記しておきます笑。
後述もしますが、修正点等があればご指摘いただければ幸いです。

著者について

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私ぶっぱんだと申します。
名前の由来は、まず名前で何をしているのか分かる物にしようと思ったので「@」をつけずに物販プレーヤーというのが伝わるものにしよう!と決めました。
中国輸入メインで物販をしている
中国=パンダ
んー...じゃあ「ぶっぱんだ」!となった次第ですw

21歳の時に海上自衛隊のヘリクルーを辞めて自分で稼ぐことを目的として欧米輸入と不動産営業でやりくりしていました。

現在それらは行っておらず、主に中国輸入OEM、欧米輸出、自社EC、国内OEM、医療機器等色々手を出して生計をたてています。

心理学と統計学が大好きで、それに基づいた販売戦略を組むのが大好きな完全データ市場主義というやつです。

普段はTwitterで
・有益(個人的にそうだと思った)な情報
・普段の業務の内容
・ムダな内容w
を良く投稿していますw

よかったらそちらもお目通しいただければ幸いです。
私の話ばかり書いていてもしょうがないので本題に入りましょう。

本noteの内容をオススメする方

✅中国輸入物販を始めたい方
✅中国輸入物販に本気で取り組みたい方
✅輸入時、不良品を掴まされることが多い方
✅販売商品の品質を気にしている方
✅消費者に満足の行く商品を提供したい方

本noteの内容をオススメしない方

✅中国輸入物販に本気で取り組んでいない方
✅不良品でもいいから早く商品をさばこうとしてる方
✅品質より売上優先の方
✅購入さえされれば後は何でもいいと思っている方

本noteで何を得られるのか

大事なポイントですね。時間を割いて読んでいただいても関係ない内容だったら申し訳がたちません笑

ということで、どういった物が得られるかで言うと・・・

仕入れ先選定を効率良く行うことが出来て、本生産までの流れをスムーズにすることができます。

また、余計な発注も避けられるのでサンプル費もかさみません。

いくつかサンプルをとって本生産する工場を選ぶのがベターですが、サンプル選定段階で完全にダメそうな工場を弾くことができるからです。

「傷だらけじゃん!」
「形がおかしいな...」
「色味が違うぞこれ」

みたいなトラブルを極力減らすことができます。

ただ注意してほしいのが、100%ダメな工場を回避できる訳でもなければ、100%良い工場をフィルタリングできる訳でもありません。

あくまで品質トラブルをなるべく回避する。
そういった内容になっております。

筆者自信も未だに不良品ばっかり生産する工場に当たることもあります。
予めご了承ください。

アリババでメーカーの良し悪しを判断することの大切さ

これ、めっっっっっちゃ重要です。

なぜならカスタマーの満足度に直結するからです。
正直、不良品が多くなりがりな工場の製品を販売したとしてもおそらくある程度売上が立つでしょう。

しかし、日を追うごとにバッドレビューがひとつ、またひとつと溜まり、売上はどんどん減少してしまいます。

目先の利益を重視した商品は一時的に利益が上がって満足したとしても、カスタマーは満足せず、最終的に販売側も満足出来なくなってしまうのです。

一番長く続くのはやはりWin-Winの商品を売ること。
物販に限らず、どのビジネスでも言えることです。

お互い満足できるからこそ成約が生まれ続けるのです。
そして工場の良し悪しを判断することでその一助となるのです。

【1】1688が認めた優良セラーを見よう!

まず以下の4つの違いを見てください。これは商品カタログの上部に表示されているバナーのような帯装飾です。
上2つと下2つはまず装飾している色が違います。

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赤い装飾の方が優良セラーです。比較対象として出す以上、ショップ名や社名が直接分かる部分は伏せてあります。
中国では赤は祝い事によく使われる縁起の良い色なのでこの色が使われているのでしょう。

ちなみに本来「黄色」が最も尊い色だったのですが西洋文化と混じってマイナスなイメージもついてしまっているそうで、アンパイは赤らしいです。
間違ってたらすいません(汗)

と、話を若干をそらしてしまいました。すいませんw

また他の細かいポイントで言えばショップ名の左に下図のようなマークがありますね。

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こちらは優良マークです。
なのでこちらも目印の一つになるかと。

最後の一点が「实力商家」というのがついていたらそれも判断基準になります。
先程の帯装飾のショップ名のあたりにカーソルをあわせると下図のような表示がでます。
上2つが先程の赤帯のセラー、下2つが先程の白帯のセラーになります。

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このようにひと目で1688が認めたセラーと分かる仕組みになっているので参考にしていただければと思います。

【2】卸売りか工場生産かを判断しよう!

1688には大きく分けて、

生産商品をそのまま販売しているショップ

どこかから卸して販売しているショップ

の2種類あります。

こちらは御存知の方が一番多い内容だとは思いますが、これから中国輸入を始める方向けに記載させていただきます。

下図をみてください。

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これは先程に乗せていた画像の抜粋ですが、見るべきポイントに赤丸をつけています。
「经营模式」の部分に記載が2種類あるのが分かると思います。

经销

「生厂家」

とありますがそれぞれ説明すると

经销卸売、仲介業者にあたる業者を指します。
日本で言う所のせどらーさんと近い物と表現すればイメージしやすいのではないでしょうか。

「生厂家」メーカーが直接販売している業者を指します。
こちらは日本で言う所の農家が産地直送の販売をしているのに近いかなと思います。

これらのことから、OEMを行うなら基本的に「生产厂家」を選びましょう。
ただ、一口に「经销批发」と言ってもいろんな業態があり、OEMが可能なパターンがありますが、先程の通り基本的には「生产厂家」を選ぶようにしておけば問題はないかと思います。
逆に「生产厂家」でOEMを断られる場合もあるので要注意です。

補足で「招商代理」、「商业服务」といった表記もあります。
「招商代理」は代理店、「商」はサービス業という意味です。

【3】業界平均に対するサービス基準を見よう!

こちらは数ある材料の中でも上位に位置する判断基準になります。
一番最初に確認する方も多い内容かと思います。

この項目で見るポイントは4箇所!
下図を参照ください。

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優良セラーもノーマルセラーも同じような表示があります。

描」

「响

发货

「回率」

と4種類あるので一つずつ説明すると

は購入した商品が説明と合致しているかのステータスです。
優良セラーは「2%↑」、ノーマルセラーは「3%↑」と記載をしておりますが、見方としては「↑」がついている場合は平均より○%高いという意味で、「↓」がついている場合は平均より○%低いという意味になります。
私の場合、「10%↓」までを許容範囲としています。

应は単純なレスポンス速度のステータスです。
上記と同じでパーセンテージの見方は同じです。
ぶっちゃけ私はレスが遅くても商品さえ良ければ良いと思っているので、極端なステータスの低ささえなければあまり見ていません。
「35%↓」までなら極端過ぎないかな?という認識です。

发货は配送に関する迅速さのステータスになります。
同じ言い回しばかりでアレですが、パーセンテージの見方はこちらも同じになります。
これが遅いと販売に影響がでる場合があるので、他の判断基準にもよりますが「5%↓」までを個人的なボーダーにしており、他の材料にもよりますがあくまでボーダーであって基本的に平均以下は利用しないことが多いです。

は直訳すると返品率になります。
が、これは返品率という意味ではありません!
単純に商品のリピート率になります。
基準としては40%以上ならかなり優良ショップと言われています。
ただ一つだけ気にかかっていることがあって、「連絡したときの返信率」という方もいて、自信を持って発言されていたので、もしかしたら私の説明した意味は違うかもしれません。
どちらにしても、高ければ問題ないです。
自信を持って、はっきりとこういう意味だよ!と説明できる方がいらっしゃいましたらご連絡お願いします。

【4】他の商品は類似の製品が並んでいるか確認しよう!

商品のカテゴリーが絞られているか。これはよーく確認しましょう!
商品ジャンルがあまりにもバラバラな場合、自分がつくりたい商品のプロフェッショナルではない工場の可能性が高まります。
ということは満足のいかない商品が出来上がる恐れが、、、

ということで、どこでそれを確認するかというと、下図をみてください

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ショップ名は伏せてありますが、実際に表示されている部分はリンクが貼ってあるのでクリックができます。
すると、商品カタログページからショップのトップページに飛びます。

リンク先のページは都合上割愛しますが、商品一覧がずらっと並んでおります。
これを読んだ方は試していただければすぐに確認できるかと思います。

もし色々なジャンルの商品を扱っていたら要注意です。

【5】どんな会社なのか見てみよう!

工場を選ぶ基準として、会社の規模を見るという方法もあります。
下図を参照してください。

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若干わかりにくいですが「公司档案」と書いてあり、会社概要になります。
こちらをクリックして会社概要を見てみましょう。
また、この紫の部分はショップによって全然色が違うので惑わされないようにしましょう。
その他に「旺铺档案」と記載してあるパターンがありますがそこも惑わされてはだめです!
補足になりますが「公司档案」の隣にある「供应产品」をクリックすることでも先程で説明した工場の取り扱い製品を見ることができます。

細かいことを書きすぎました、本題に戻ります。

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こちらが「公司档案」をクリックした先の会社概要トップになります。
左下が自己紹介、右下の欄は上から「設立日」「資本金」「取り扱いジャンル」「住所」となっております。
この辺は特に注意して見なくてもいいので、参考程度に。
ただ、Google Earthを使って工場がどんな規模かを見てみるのはアリかと思います。
ザ・工場!みたいな所もあれば普通に住宅マンションっぽい所があったりしますね。
ただ、工場は別にあって事務所住所を登録しているパターンもあるので注意が必要です。

また、先程の画面の状態で下にスクロールすると下図のような表示がでてきます。

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こちらで見るべきは左の大きなメーターのような図と家のアイコンが入った部分です。
左は「AAA」とありますが、階級があるらしく

上位5%セラーが「AAA」

上位20%セラーが「AA」

となっており、AA未満であれば注意した方がいいと思います。

また、家アイコンは「店舗数」という意味で、読んだまま2店舗ある会社だという認識でOKです。

また、2021年5月現在、1688の仕様が変わっていて上記のような画面にたどり着けない場合があります。

代わりに下図のような表示があるのでそこをクリックしましょう。

スクリーンショット 2021-05-29 2.14.41

その後

スクリーンショット 2021-05-29 2.15.10

こんな画面になるので目印をクリックします。
そうすると仕様変更後でも先程示した情報が見れるかと思います。

ではでは更にスクロールしていきましょう。

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こんな表示がでています。
少し文字が小さいので左から順に説明していくと

成交数(笔)
累計販売回数という意味になります。
1141回販売していますね。もちろん注文回数という意味であって注文個数ではありません。

计买家数(位)
こちらは累計購入者数になります。
471人の人に売ったという表示になります。こんなのも見れるのすごいですよねw

重复采
これは割と重要値が高いと思っていて、ショップ全体のリピート購入率になります。
この比率が高いと良い判断材料になるのでは。もちろん全体の数値なので商品毎のリピート率もみましょう。

近90天退款率
過去90日間における返金の割合になります。
これが高かったらもちろん返金対応しなきゃいけないような商品を売っていることになるので指標の一つとして。

近90天客服介入率
過去90日間におけるアリババのカスタマーサービスの介入率になります。
変なことが起きなければ介入されないので、この数値は0に近い方がいいです。

近90天纠纷
上記の内容に近いのですが、アリババのカスタマーサービス介入によるトラブルの発生率になります。
同じくこちらも0に近いほどいいでしょう。

上記紹介しましたが、左3つは「↑」、右3つは「↓」の表示があれば問題ないでしょう。

そして更に下へスクロール。

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画像やショップ名は案の定伏せてありますが、注目したいポイントに2つ目印をつけました。

工数
こちらは従業員数ですね。この人数で規模等が分かるかと思います。
数人とかだったらちょっと心配ですよね。
目安としては10人以上いればとりあえずボーダーとしてはOKといったところでしょうか。

所面**
こちらは会社の事務所や倉庫の面積になります。
扱う商品によってかなり目安は変わるとは思いますが、
余程小さくなければスルー**で問題ないと思います。

少し長めの項目になりましたが、ざっくりとした会社概要の見方はこんなところになります。

ちなみに仕様変更Verだと下図のような表示に変わっているので参考までに。

スクリーンショット 2021-05-29 2.16.59

見ようと思えば見れる箇所はいくらでもある!

ここまで見るポイントを5つに分けて紹介しましたが実際にもっと細かくみようと思ったらキリがないです。

レビューの見方や各種資格の確認等たくさんありますが、まずは上記に挙げた5項目を見るだけでもかなり変わるとは思います。
少なくとも私自身は5項目を見るだけでもこと足りています。

ただ価格順に並べ替えて安いものをひたすらサンプルとってみる

みたいなことはしなくて済むようになると思います。

ポイント5個全て抑えたからもう大丈夫!?

はじめにも伝えたことではありますが、安心だけはしちゃいけません。

あくまで、見分ける為のおおよその判断基準です。

上記を実践して不良品が届く可能性もあります。
100%アタリを引ける訳でもありません。

このnoteに書いてある条件が全て当てはまったら確実に良い工場だ!
なんてことはないわけです。

実際のところ、仕入れてみて初めて分かるのが現状でそればっかりは避けられません。
私も未だに不良品を掴まされたりしますw

ただ、長い目線でみれば少しずつ差は出てくるのかなといった認識でいていただければいいかと思います。

5個のポイントに当てはまるショップが全然ない!

先程あげた判断基準の数値、全てクリアできるショップは中々いないと思います。
まあ、それは当たり前なんですよね。沢山見るポイントがありますし、基準も決して低くはしてないです。

ただ、全てクリアしてなければいけない訳ではありません。
上記5ポイントはただの判断基準に過ぎないからです。

○○はいいけど△△が少し低いな。
でも□□はすごく高い。
といったように各項目をみて一部が基準以下であっても多少妥協したりだとか、微妙なラインならOKとしてみたりと
部分的なポイントで弾かず、総合的な判断で決めましょう。

また、それぞれ基準は設けてありますが、そもそもその基準は私の個人的観点でつけたものですし、商材や人の感覚によって変わると思います。

実際に実践してみて基準を調整してみてもいいですし、商品によって厳しくしたり緩くしたりも自由です。

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本noteの他にもOEM戦略の組立に関する記事や、展示会の回り方に関する記事、国際送料に関する記事を載せております。
読みさえすればすぐに使える内容になっていますので、宜しければお目通しください。

さいごに

ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。

中国OEMを企画する上で必要なプロセスは多くありますが、それをまとめた企画書を公式LINEにて"無料"でお配りしています。社内のスタッフやクライアント様にも配布しているフォーマットであり、それ通りに内容を埋めていけば企画を進められると言った物です。
他にも
noteのアップデート情報
物販に関する情報発信
展示会に関する情報
等を発信しておりますので、登録推奨です🐼

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また、本noteの内容に誤りがあった場合は、公式LINEからご指摘いただければ幸いです。
不明な点があった場合もお問い合わせいただければ回答させていただきます。

冒頭でも申し上げたので、重ねてにはなりますが
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以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました🐼

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