YouTubeで幻想をみて独立のため会社を辞めたら1ヶ月鬱になった話
こんにちは! はんだ(@handapand)です。
今回、満を持して初投稿のnoteです!
2020年の1月からツイッター民となったぼくは、いろんな人のnoteみてきました。
それこそ稼ぎ方や各種ノウハウが有料 / 無料と至る所で発信されていました。
まがいなりにもビジネスで再起をしようとツイッターを始めたぼくなんで、noteを出すときは
「絶対有益なモノを出してフォロワーを増やすんやでぇ」
とか考えていました。
となると...
・フォロワーの増やし方?(挑戦中のことや備忘録として)
・スーパーマイクロプチバズった16ドット絵の制作ノウハウ / ツールのこととか?
・本業でうまくいっていることことのアレコレ?(集客、仕組み作り)
・文章ライティングのノウハウ?(セールスコピー)
・LP作成のノウハウ?
いろいろ考えましたが、初めてのnoteに↑のこと伝えてもあんまり面白くないし、基本的にみんな「お前誰やねん(笑)」状態なんで次のことを書いていこうと思います。
たった一人のためにnoteを書いてみる
まずはこちらをご覧ください。
こちらのきんぺん さん(@kinpen_twt)最近見かけるようになって仲良くしてもらってました。
すると突然の電撃発表!!
名前からしても独立志向があるんで独立に向けてツイッターもしてるんだと思っています。(※2020年3月現在”🐧キンペン🐧@独立したい会社員”)
そんな彼が突然の会社辞めた宣言でした。
みた瞬間、素直にびっくりしました!
どういった経緯かまではわかりませんが、ぼくの中のナイスミドルおじさん心が芽生えてきてしまいました。(老害の小言)
少し聞きたいかも。
少し聞きたいかも!?
ならばおじさんが動いちゃうよ〜
と言うわけで前置きが長くなりましが、はんだが会社を辞めたら1ヶ月くらい鬱になってた話をしていきます。(詐欺の話はまた今度にでも!)
YouTubeで夢をみて新卒入社した会社を辞めた話
思い返せば何年前でしょうね?
当時YouTubeが今ほど伸びていなかった時代(与沢翼さんが作ったネオヒルズ族時代)ですが、ビジネス系のYouTubeをみる機会があったんです。
ビジネスセミナーですね。しかも個人の社長(?)が発信していました。これを当時同棲していた彼女が見つけてきてみていたんです。それを紹介してもらいました。(当時の彼女は入社1ヶ月で会社をやめてフリーター)
大学時代少しだけビジネス本を読んだことがあったぼくでしたが、動画でビジネスのことを知れるとあってどハマりしました。
しかも、話してる内容が大学時代に読んで最も衝撃を受けた「金持ち父さん、貧乏父さん」の話。
さらにその話を元に講師の方は成功体験を語っていくんです。
「お金がっぽがっぽやでぇ」
とか
「シャトーブリアンうめぇ」
とか
分かる人には分かると思います。
はい、情弱搾取の内容ですね(笑)
でも、ぼくには知らない世界で何時間も何時間もみてました!それこそ、車に乗って移動するときは常に流してました。家でも常に流してトイレにもケータイ持っていって聞いてました。
見事に信者と化したぼくは会社に辞めることを告げました。
強がりのようにも聞こえるかもしれませんが、上記でだした金持ち父さんの本を読んで社会の縮図を知ったぼくは大学生の時に将来的に独立することを考えていました。
だから、会社には会社員の気持ちを知るために1年だけ働こうと思ってたんでちょうど1年くらいで辞めることを告げたんです。(上司、社長、仕事自体に愚痴不満を言うサラリーマンの実情を知ることはできました)
はんだ「一身上の都合により辞めさせていただきます。」
上司「面接の時に言った言葉はなんだったの?」(※この会社でメタクソ成長してやんよ☆的なことを言ってました。覚えててくれてありがとう上司!)
はんだ「口先だけでした!」
上司「イラッ」
こんな感じです。なぜか強気です(笑)
と言うのも自分は退社しても抜群に稼ぐマインド(笑)になってたんで余裕です。
晴れて有給1ヶ月を消化して先ほどのYouTubeを見まくってました。
Web上ですが知識がドンドンついていきます!
しかし...現実はそんなに甘くないのです。
現実をみろ、お前に何ができんの?
YouTubeを見て自分でも動画とりながらビジネス用語を語ってみたり練習したりしました。なんせ有給期間1ヶ月もあるんだし「これは稼げちゃうわ〜」と気分爽快でした。
当時は全くの不安もなく有給期間を消化していました!
しかし、時が経つのは早いもので1ヶ月の有給期間のことは上記のこと以外特に動いてもいなく当然収益も発生していません。
そんな時に現実が目の前に現れたんです。
『来月からは給料振り込まれんよ』
そして肩書きは
『23歳 無職』
謎のプライドはあったんで無職・ニートの響きが自分には一番重りとなってのしかかりました。
つい先日までスーパースターとって無敵になってたのが、切れた瞬間クリボーにぶつかりチビマリオになった感じです。
急に襲いかかる不安
ぶっちゃけ薄々気づいてはいましたがいざ現実にならないと分かんないもんです。
まず始めに劣等感に襲われました。
「こんなことやって何になるんだ、結果ただの無職じゃん...」
当時、行動することの大切さを理解していませんでした。
さらに彼女が念願の企業に就職が決まり、毎日忙しくも楽しそうに働いている姿を横で見てます。
メンタルはドンドン削られます。
そんな時に高校時代の友人からプチ同窓会みたいな飲み会に誘われました。
そこでみんな「今何やってんの?」トーク!
当然の話題でしょうね。しかし、ぼくが話す時になると言えることは「無職」って言うことだけ。
当然ながらみんなに心配されました。変に慰められたり、根拠の無いポジティブトークを浴びせられ、さらにメンタルが落ち込んでいきます...
結果としてこの同窓会がとどめを刺すことになったと思います。
そこから家に引きこもり、毎日布団の上でムフフな動画をみることを繰り返す状態になりました。(お金は貯金があったのでそれを食いつぶすだけ)
特に病院には行っていませんが、鬱でしょうね。
こんなことを1ヶ月ほど繰り返しているとある日最悪の事件が起きます。
大切なものは失くした時に初めて気づく
ぼくの人生でもトップクラスの事件です。
ゴミ人間の生活を送っている時に彼女がぼくのことを心配してくれて外に連れ出してくれたんです。旅行に連れ出してくれたりしました。なかば強引な感じでしたが、どう考えても彼女の優しさです。
しかし、メンタルが落ち込んでいるぼくには「うっとうしいな」と言う感情しかありませんでした。
それと同時に、忙しくも楽しそうにしている彼女が眩しすぎてぼくには見ることが辛すぎました。
そんな関係はすぐに壊れました。
ぼくの口から「別れよう」と言ってしまいました。
彼女は呆れるように「わかった」と一言。ぼくの部屋に置いてある私物を持って去っていきました。
この時、ぼくの中には「こんなこと言っても、また次の日にでも心配して来てくれるだろう」と言う謎の期待感(?)がありました。
しかし、当然ながら部屋のチャイムがなることがなければLINE、電話が来ることもありませんでした。
淡い期待は見事に崩れ、ぼくには職もないし、大切な人もいなくなってしまいました。
考えなしに辞める最大のリスクは自分の感情
今回お伝えしたのは ぼくがYouTubeに魅了され、考えなしに会社を辞めた直後の起こった環境の変化や感情の移り変わりです。
この後、気力が戻ってきてアルバイトをしたり、講演会など人が集まるところに出ていくようになるんですが、彼女は戻ってきませんでした。(風の噂で現在は結婚しているようです。)
結論として何が言いたいかと言うと、考えなしに独立を目指して会社を辞めた場合は感情のリスクが大きいと言うことです。
明確な理由や計画があればこうはならないんでしょう。しかし、中途半端にネットの情報に踊らされるとぼくのような精神状態になるかもしれません。
たまに行動第一で「とりあえず会社辞めて成功した!」って人の情報があるかもしれませんが、その人はあなたの人生の責任をとってくれるわけではありません。そこは注意しておきましょう。
そして、最後に伝えたいことは時間やお金を失ったとしてもいくらでも挽回はできます。
しかし、失った人間関係は取り戻すことが難しいです。女々しいことを行っていますが、一番の後悔がそこでした。人間関係のリスクだけはカバーできるように対策は練っておきたいですね。
今後、会社を辞めて独立を目指す人のたちが自分の感情リスクのせいで大切な人を失わないことを祈っています。
繰り返しますが、大切なものは失った時に初めて気付きます。
Ps.この記事では会社を辞めることを否定しているわけでも推奨しているわけでもありません。
個人的な経験で感情のリスクが一番大きかったと言うことの共有です。
事業に関しての計画などはさておいても自分の感情、大切な人との人間関係に対してのリスク管理だけはしておいた方が良いですよ?
長々となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
続きが気になる方がいましたら はんだ(@handapand)のツイッターフォローや記事のツイートしてもらえると励みになり、続きを書くかもしれません。
少しでも大切なものに気づける若い起業家志望の方が増えることを祈っています。
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