アトラスオオカブトの飼育
アトラスオオカブトの飼育についてまとめてみました。
アトラスオオカブトの飼育について
アトラスオオカブトの成虫は日本産カブトムシと同じように飼育できます。
しかし、低温に弱いので冬場はパネルヒーターなので保温する必要があります。
さらに、アトラスオオカブトは羽化して3か月ぐらいすると足の符節がぽろぽろと落ち始めます。
最終的に転倒しても起き上がれずに死んでしまう個体が多いのですが、これを防ぐために飼育ケースに材を入れている人もいます。
これは、普段からモノにしがみつかせておくことで符節を鍛えるという目的があるらしいのですが効果は不明です。
符節が取れたら自分で起き上がれなくなるのでこまめに観察してあげましょう。
アトラスオオカブトのペアリング
アトラスはペアリング欲が旺盛なのでペアリング自体は非常に簡単です。しかし、日本産のカブトムシと違ってアトラスのオスはメスを簡単に破壊できるパワーを持っているので、
ペアリングを確認したらすぐに別居させた方がいいです。
アトラスオオカブトの繁殖
アトラスオオカブトの繁殖自体はとても簡単です。アトラスの産卵セットは日本産カブトムシと同じで、中サイズ程度の飼育ケースにカブト用マットを入れておくだけでOKです。
幼虫も丈夫で育てやすいのですが、気が荒くケンカすることがあるのでゆったりとした飼育スペースで飼育しましょう。
特にオスは3令になったら単独飼育したほうがいいでしょう。3リットル程度のボトルや小サイズのプラケースで飼育可能です。
アトラスの鬼門は前蛹になる手前の段階です。蛹室をなかなか作らずに死んでしまう幼虫が多いです。これを防ぐためには黒土をケースの底に堅く詰めて、蛹室を作るスペースを用意してあげるとよいようです。
アトラスオオカブトはオオカブトと名前がついている昆虫の中では幼虫期間が短いですが、それでも成虫になるまでにオスの場合12か月もかかります。
メスは8か月程度で羽化するので、オスが羽化するまでに死んでしまう(羽化ズレ)が起きることも多く注意が必要です。
まとめ
アトラスオオカブトは人気が高いですが、成虫の寿命が非常に短く、幼虫期間も長いのでブリードしている人は少ないです。ですが、なかなか格好いい虫だと思うので是非トライしてみて下さいね。
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