パラワンオオヒラタの飼育について

パラワンオオヒラタは子供たちに人気のクワガタです。
そんなパラワンオオヒラタの飼育について説明します。

パラワンオオヒラタの基本的な飼育方法

パラワンオオヒラタは日本産のクワガタと同じように飼育できます。
成虫の場合は高温にも低温にも強く、室内なら冬場でも保温する必要はありません。

ただ、オスは非常に狂暴なのでペアリング以外では必ず単独飼育しなければならないです。

パラワンオオヒラタのペアリング

パラワンオオヒラタはハンドペアリング推奨です。
先述の通りオスの機嫌が悪いとメスはたちまち真っ二つにされてしまいます。

私も子供の頃パラワンを飼育していましたが、当時はハンドペアリングを知らなかったので同居させていました。
数日後パラワンのメスの羽根が穴だらけになっていたので慌てて隔離した記憶があります。

ハンドペアリングのやり方は簡単で、メスの上にオスを乗せるだけでOKです。

ただ、オスもメスも成熟していないと失敗してしまうので、羽化後3か月~半年ぐらい経過して餌をガツガツ食べている個体を選びましょう。

パラワンオオヒラタの繁殖

パラワンオオヒラタの繁殖はとても簡単です。繁殖の条件は23度以上ぐらい温度があって、ペアリング済みならばだいたい成功します。

パラワンの産卵セットにはプラケースの小~中サイズを用います。
産卵木を用意してもいいですが、マットにも卵するので無くても構いません。

パラワンのメスはマットにこだわりはなく、月夜野のきのこマットやフォーテックのヒラタ一番など、どのようなものにも産卵します。

産卵させるときはマットをガチガチに堅詰めしないとダメなので、ハンマーなどを使ってケースの半分程度までマットを詰めます。


パラワンオオヒラタの幼虫飼育

パラワンオオヒラタの幼虫は菌糸ビンやマットで飼育できます。もちろん菌糸ビンのほうが大きく育ちます。
ヒラタケの市販されている普通の菌糸ビンで十分ですが、大きく育てたければ2000ccぐらいのボトルを最終的に使用しましょう。

ちなみにパラワンは常温で育てると半年ぐらいで成虫になってしまいます。
実はパラワンオオヒラタの生息地は高山地帯で気温がとても低いため、ギネスを狙っている人は18~20度前後で飼育しているようです。
これはクワガタのことについてよくまとめられているブログ「アルーナ」さんでも同じことが書いてありました。

まとめ

パラワンオオヒラタは飼育しやすく、ペアリングさえ気を付ければ日本産オオクワガタと同じように飼育できます。

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