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insight読後メモ

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自分を正しく理解する事が、幸せへの道標。
様々な実例やデータを示しながら、どうすれば自分を正しく理解出来るのかをわかりやすく説明してくれる。

自己認識を高めるのは簡単な事ではないが、幸いな事に鍛える事が出来る。その為には継続的な意識とトレーニングが必要。

*自己認識は以下の7つの柱が必要

7つの柱
価値観、情熱、願望、フィット、
パターン、リアクション、インパクト

*自己認識には、内的自己認識と、外的自己認識の二種類があり、両者は互いに相関しない。つまり、別々の方法で高める事が必要。

内的自己認識
内省や、自分について考察する事とは似て非なるもの。誤った認識(=内省による自己陶酔や反芻による自己抑制)を持ったまま、いくら繰り返しても、逆効果。
肥大した自己肯定感や、逆に過大な自己否定、抑制に陥る危険性もある。

日記を付けるのは時として逆効果。付ける事柄と間隔が重要。週一回?重要な事のみ?

等身大の自分を受け入れること。
大切なのは、謙虚さ、自己受容、解釈ではなく事実へのフォーカス。

マインドフルネス、リフレーム、多角的視点、比較と対比、が有効。


外的自己認識
他者からのフィードバックでしか認識出来ない事が多い。他者の方が遥かに客観的。
内的自己認識はしばしば外的自己認識と異なる。

フィードバックを得るのは困難、人は本能的にネガティブフィードバックをしたがらない。また、自分からネガティブフィードバックをとりにいこうとしない、する必要が無いと逃げがち。

フィードバックを得るには以下の3つがひつ
適切な相手
◯愛のある批判者
×愛のない批判者、無批判な熱愛者
フィードバックの対象事項について、かつ、充分観察する機会のある人、かつ、正直に言ってくれる人を選ぶ。選ぶ際は直感も必要。

適切なプロセス
観察期間、フィードバック時間、間隔など。一か月毎に30分3ヶ月?
真実のディナーなどの手法

*フィードバックをどう行動にいかすか
Receive Reflect Respond

自己抑制⇦→自己肯定≠事後陶酔
自己肯定はフィードバックにオープン になるのに、役立つ。

良いところも悪いところもある自分を受容する

弱点を克服、変えることは必ずしも必要ではない、認め、公言することでも対応出来る。

弱点だけでなく、長所も知るのが良い。

*チームとしての自己認識を高めるには?
互いにオープンで相互にモチベートし、また問題を発見したら共有するようなチームにするには?

5つの基礎
目的、ビジョン、進捗、プロセス、前提、
個々人の貢献

リーダーの率先垂範
心理的安全性、継続的な取り組み

*リーダーフィードバックプロセス
リーダーについて
知っていること
知りたいこと
チームについて知っておくべきこと
懸念していること
期待していること
やめてほしいこと
始めてほしいこと
続けてほしいこと
ビジョン、戦略、プランについてのフィードバック。

ミスの報告が多いチームのほうが、
パフォーマンスが高い。心理的安全性。

リーダーが進んでミスを認める、弱さをみせる

*率直チャレンジ
その人が一番貢献している点
その人が変えるとしたらどの行動?
その人に自分にしてもらいたい行動

準備
質問1に30秒でフィードバック全員
質問2.3に30秒でフィードバック全員
対象者が不明点を質問

フィードバックは行動にフォーカス
具体的事実に基づいたもの。
自分の解釈ではなく、行動に対してやる。
攻撃的だ=印象
事実=話を遮った、など。

基本ルール
抵抗、防衛的にならない。
メモをとり、不明点のみ質問
オープンマインド、善意ベースで。
感謝する。簡単なことではないので。

一般的なものは避ける。
(いつも、大体など、)
人でなく行動に焦点
解釈ではなく客観的行動、事実を
具体的に。

最後にフィードバックに基づいた、
約束をして、継続フォローする。
間にも、リアルタイムで指摘。

*自己認識がない人への対処法
無駄骨タイプ 受け流す、学ぶ姿勢

わかっているが気にしないナルシストには、
>笑いに昇華する
自分自身のリアクションをコントロールする

それでもだめなら、逃げる!


自己認識は幸せな人生のベースになる出発点であり、本当の自分を見つけるという人生の大きな命題の終着点でもあるように思う。

時に喜び、時に凹み、時に病みながら、自分と付き合って、また、自分の周りにいてくれる人達と関わって行くための、有効な手段であると感じる。

自分を知り、また人を知る、その行為自体を楽しんで、この先の人生をもっと豊かなものにしたい。



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