本気で国の政治を変えたいなら国政政党からではなく、地域政党から始める維新の会モデルでしかなし得ないのではないか。

国と地方では政治の仕組みが違う。

都道府県や市町村長などの地方自治体は二元代表制という制度を引いている。
首長と議員はそれぞれが選挙で選ばれる。

一方、国は選挙で選ばれた国会議員の中から首相が選ばれる。

今、国政で躍進している日本維新の会。
この党は国政政党だが、母体は地域政党の大阪維新の会である。

この点は斬新だなと思う。
本来、二元代表制の目的というのは議員と首長を別々に選出するコトにより、選ばれた首長へのチェック機能が強くなるという制度だ。

しかし、首長も大阪維新で大半の議員も大阪維新という状況ではブレーキどころかアクセル全快といった状況になる。

さらに面白い?のは源流が国政政党ではなく、地域政党から始まり、段階を踏んで国政政党も作った点だ。
こうした流れを汲むという点では一時期は国政へも候補者を出していた愛知県の河村市長率いる減税日本などもあった。

それぞれの国(ここでいう国は地方自治体)を首長、議員で収め、守っていく、または、他国(ここでいう他国は都道府県や市町村長)へ攻めて(勢力拡大して)いく。

ある意味、二元代表制の否定の様な形にはなるが、有権者がソレを支持すれば、話はまた違ってくる。

小選挙区制となっている今の国政において、1番の政権交代への近道というのは地域政党がその地域の大半を取ってしまい、そこから国政へ進出するという方法ではないだろうかと私は考えている。

初めは苦労するだろう。
1人か2人しか国政に送れないのなら質問機会もすくなく、力もないのだから地域の声を直接届けられるとは言い難い。

しかし、このままでは国はいかんと同じ様な志を持った地域政党が国政政党として連立し、現代の薩長土肥となれば現在の国政政党からすれば非常に厄介な形となり、少なくとも国を見守るチェック機能としては大きい影響力を持つのではないか。

そんな妄想を抱かしてくれるのが地域政党が我が土佐清水市からなのか高知県からなのか分からないが、出てくる日はあるのか。
期待したい。

ほいたら、また。

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文野翔太
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