酷暑の中の東京電力福島第一原発の現場に思う
こちらはぶんぶんフィルムズの鎌仲ひとみ監督によるコラムを、ぶんぶんサポーターズのメンバーが投稿しています
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「福島作業員日誌」の著者であり、東京新聞の福島支局長でもある
片山夏子さんが書いた最近の記事は酷暑のイチエフで働く
作業員の聞き書きだ。
事故処理はあれからずっと続いて来た。
放射線が高い現場で働く作業員の方々には本当に
感謝しかない。その過酷な労働環境を思うと頭が下がるばかりだ。
そして、東京電力は汚染水を近々、放出するという。
かつて、「六ヶ所村ラプソディー」を制作していた時も
トリチウムの放射性毒性やその影響について議論があった。
汚染水もまた、トリチウムを大量に含んでいる。
FOEJapanが問題点をわかりやすくまとめてくれている。
★広げてください!
【Q&A】ALPS処理汚染水、押さえておきたい14のポイント
日本は六ヶ所の再処理工場を稼働すれば世界一の放射能汚染源と
なる可能性があった。未だ本格稼動できない再処理工場は、
きっと永遠にこのままであるような気がするし、そうあって
いただきたい。
そして、フクイチ、今回、汚染水を放出すれば
世界最大の海洋汚染加害国となるだろう。
生態系の中に入り込んだ放射性物質がどうなるのか、
希釈されたのちに生体濃縮される核種が含まれているのではないか?
疑問は尽きない。
2016年11月に撮影した自主避難者と政府・福島関係省庁の交渉現場。
カマレポNO.44として配信したものの予告編1を観ていただきたい。
チェルノブイリとの比較や小児甲状腺がんについての見解は
クエスチョンマークが付くべき発言だ。
チェルノブイリは2年で放射性物質の放出を押さえ込んだが
フクイチはどうだ。13年間放出が続いている上に事故処理の
見通しも立っていないのだ。
それにしても、自主避難当事者と省庁職員とのコントラストに
今、見返しても腹の底が冷える思いがする。
あたたかい、政治というのは実現不可能な夢だろうか・・
(ぶんぶんフィルムズ 鎌仲ひとみ)
この予告の続きは、後日の記事で公開されます。
まず知ることから。
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