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長寿より時間微分。アトからゼプトへ

世の中はすごい勢いで進化と変化をしていて、たまにそのスピードに振り落とされそうになる 人間には時間を伸ばす能力はないが、1秒の中で出来る事を増やす事はできる これは精神の筋トレの様なものだ。僕は75分の1秒を認識できる刹那(アト)の力を持つ。 六徳、虚空、清浄(ゼプト)と微分化の先は長い。
僕は3回ほど死にかけていて、その中で学習した事がある。死の間際で時間は限りなく微分されるという事だ。最初は幼児の頃の入院中だった。この時はこの現象をうまく理解できずに、なんだか変な夢を見ているようだった。お医者さんや親の動きがスローモーションになり、母親が流す涙のうねりまでが認識できるほどに集中力が高まっていた。通常の感覚では認識できない空気中のチリの動きや、蛍光灯の点滅が見える。
二度目は交通事故だ。好きだったディスコのオーナーが650億円の負債を抱えて飛び降り自殺した時に僕は車で飛び出して、湾岸高速で当時リミッターのなかった改造車で時速250kmほど出して、前輪がバーストした事がある。この時、前輪から吹き上がった炎の火の粉や炎のブランチ全てが超スローになり、車体はものすごい勢いでスピンしているのに自分の心臓の音までが聞こえるほど集中力が高まった。カーステレオから流れる大澤誉志幸の「そして僕はとほうにくれる」がだんだん遅くなり、ピッチが低くなっていった。時間微分の飽和点に入った時にほぼ時間は停止した。僕の意識だけが通常のスピードで思考され、世界が完全に停止した様に感じたが、これは後で思ったら逆で僕の意識だけが時間微分されたのだろう。
人は長寿を人生の尺を伸ばす事だと考えている。が、僕は違う。時間微分を無限にする事で時間の密度をあげれば、50年で100年分過ごす事も可能だ。そしておそらく脳はその機能をもっているというのが僕の仮説で体験から学んだ確信である。

一 10-0 いち
分 10-1 ぶ  デシ (deci)d
厘 10-2 りん センチ (centi) c
毛 10-3 もう ミリ (milli) m
糸 10-4 し
忽 10-5 こつ
微 10-6 び マイクロ (micro)μ
繊 10-7 せん
沙 10-8 しゃ
塵 10-9 じん  ナノ (nano)n
挨 10-10 あい
渺 10-11 びょう
漠 10-12 ばく  ピコ (pico)p
模糊 10-13 もこ
逡巡 10-14 しゅんじゅん
須臾 10-15 しゅゆ フェムト (femto)f
瞬息 10-16 しゅんそく
弾指 10-17 だんし
刹那 10-18 せつな アト a
六徳 10-19 りっとく
虚空 10-20 こくう
清浄 10-21 せいじょう ゼプトz
阿頼耶 10-22 あらや
阿摩羅 10-23 あまら
涅槃寂静 10-24ねはんじゃくじょう ヨクト (yocto) y
10-27 ロント (ronto)
10-30 クエクト(quecto)


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