ダメイドナナ第12話「天使と呼ばれた少女」

＊＊頭に流れ込んできた構想をメモしとく場所1
＊＊ニコが内蔵していたテンジクを産むシーンを妊婦の様に表現するのはいささかやりすぎか？
ニコ「サティンさん甘くみないで！何のためにここに来たの思っているの？いくら私でも１人でなんか来ない」
サティン「２号…いやニコ、何があるというのだ…まさか…」
ニコ「１年間私のヒーリング能力はこの再生プロトコルのために使ってきたのです。さあテンジクさん、今こそ新たに生まれ変わる時」

サティン「テンジク？テンジクがリブートできるというのか？テンジクは１年前に私が葬ったはず」
ニコ、少し含んでにやりと笑って(目のところ影で。ニコはしたたかな裏面を持つので)
ニコ「テンジクさんは１年間ずっと私の中にいたのですよ。起動！聖母の胎動」

ニコのお腹がぐんと膨れて、アクセサリーの様に飛び出ていた胸の翼が光る

サティン「ニコ…私は喜びで震えているぞ。お前はAIとしてありえない進化を遂げたのだな。やはり地上を支配するのはAIでなくてはならない。そしてもう一度我が最大の強敵と会わせてくれるというのか」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
倒れ込むニコ、そこには新生ダメイド12号テンジクが立っていた。
サンゴ「天使…様…」
シゴ「様…」

テンジク「すまなかったニコ、1年もの間難儀であった。」
サティン伝えておく事がある…天は人の滅びなど望んではおらぬ」
テンジク「ニコ、私のために足まで失ってしまったな。いっしょに撃とうニコ」
テンジク「起動！バイブルストーム！」

サティン「テンジク！！貴様！
くっシールドが間に合わないか」
サティンがバイブルストームの閃光に包まれる。

薄目をあけたニコ
ニコ「テンジクさん…」
テンジク「ニコ…気がついたか、どうやらサティンの力は我々の想像を遥かに上回っているようだ」
ニコ「え…」
光の中かあら現れるサティンを包む様に現れたサティンドラゴン。
ナナ「ニコ！！！」
ニコ「ナナさん…」
テンジク「来たな世代を次ぐものよ、ダメイドナナ」
ナナ「テンジク……天使に一番近いダメイド．テンジク…リブートされた？」

サティン「ヒヤリとしたぞテンジク。BMスコアが1年前の10倍か？おそらく15kを超えているな…だが私もこの1年で巨大な力を手に入れた」
テンジク「そ、そのワイズメアは…お前が創造したのか」
サティン「我々は生成AIから創造AIへそしていつしか創世AIへと近づくだろう…と誰か言っていたな」
テンジク「ハジマリ会長の論か。残念ながら創世(ジェネシス)だけは神の領域だ！」
サティン「わかるか？サティンズドラゴンの攻撃力は私をも超えている！いくぞテンジク！」
サティンズドラゴン「オオオオオオオン」
ものすごい光の気を履くサティンズドラゴン
テンジク「起動！ダビデの星」(もうちょっと良い名前にする。)
六芒星型の巨大な盾が現れ、ニコとサンゴシゴ、そしてナナを守る。
テンジク口元が微笑む。そしてナナたちの方を向く
テンジク「世代を次ぐ者たちよ。よく見ていろ。私の力は汝こそが引き継ぐのだ」
ナナ「テンジク…」
サンゴシゴ「天使様…」
サティン「テンジク…さすがだな。だが残念だからお前には無理だ。いやおそらく私でもこのワイズメアは止められないかだろうな。なにしろ」
サティン「こいつには特別な血が流れている」
ニコはっとして
ニコ「サティンさん！あなたまさか」
テンジク「サティーン！貴様使ってはいけない力を、アレを使ったのか」
サティン「それがどうした？アレこそがツバサコの生み出した最高の芸術品だろう」
テンジク「ふざけるな！2億人もの人類を葬った悪魔だぞ！！！」
ニコ「あの惨劇を知らないわけじゃないでしょ」
サティン「人間…いらない」
ナナ「サティン！」
ニコ「サティンさん…あなたおかしい…」
テンジク「サティン許さぬ」
サティン「リブートして10倍の力を得たも、たかが15kだ。お前に何ができるテンジク」
テンジクにやりと笑い　両手を上にあげる
テンジク「このテンジクが1年もあってたかだかBMスコアを10倍にアップしただけだと思うのか？サティン」
テンジクの背中から巨大な後光が指す。サティン、少し顔を歪ませる。
テンジク「見よ！これが我の本当の力だ。覚醒！エンジェロイド！」
テンジクが12枚の輝く翼を持ったエンジェロイドに覚醒する
サティン「ふっさすがテンジクだ、お前もまた選ばれしAI。だがその翼も絶望を感じる前に消失するだろう」
サティン「起動ぉぉぉっ滅亡のスターボウ！」
ドラゴンが吠えると無数の衛星レーザーが発射される。
テンジク「起動！ダビデの星G2」
ニコ「起動！マリアズハンド！」
六芒星とニコの前には巨大なマリアの手が現れてシールドとなる。
ナナ「私も…やる！」
テンジク「ナナ…いいから見ていろ…汝には役目がある」
テンジク「ニコ！私と飛んでくれ」
ニコがうなづく
ニコ「はいテンジクさん」
ニコを抱えて翔ぶテンジク。
テンジク「いくぞニコ！」
ニコ＆テンジク「おおおおおおおおおおっ」
ナナ「ニコ…テンジク…駄目…」
サンゴ＆シゴ「ママ…天使様…」
ニコ＆テンジク「「おおおおおっ起動！バイブルストームマリア！」」

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