仮説の立て方
仮説は仮の答えを作り、検証をスムーズにするためにある
世の中には、答えがわからない問題がたくさんあると思う。
というより、何を答えにすればいいかのか、わからないふわっとした問題があるといったほうがただしいかもしれない。
ぼくは、あの娘の気を引くために何をすればいいのか?
若者はコロナウイルスを広めているのか?
顧客が商品を買ってくれるにはどうすればいいか?
答えは千差万別だろう。
しかし、時には、こうした問題に対して根拠のあるきっちりとした解を求められることがある。そのためには、検証をせよ、と求められる。
そこで、「仮説」を立てることで、この検証をスムーズに行うことができる。
仮説とは、a(変数)という変化の原因がb(変数)の変化によるものだと考えること
仮説というと、とりあえず答えをあてずっぽうに決めておけ!という人がたまに居ます。
しかし、それでは、いくら検証してもキリがありません。
そうではなく、仮説は「aという変化の原因がbの変化によるものだと考えること」です。
例を見てみます。
爺さん「コロナウイルスが広まったのは、若者が原因だ!」
若者「ジジイが原因だ!」
さて、どちらが正しいのか、、、それはまだわかりませんが、これらは仮説ではありません。
ここで、仮説をつくると、「年齢の違いがコロナウイルスの拡大に影響するか?」となります。
ポイントは、具体的に決めつけるのではなく、若者や爺さんを一纏めに仲良く「年齢」という変数に置き換えます。
他にも、webマーケティング担当者ならば、「このレイアウトがコンバージョンにつながるんだよー」ではなく
「レイアウトの変化によって、コンバージョンに差が出るか?」のほうが、様々なレイアウトに着目できそうですし、そもそもレイアウトが関係しているか?と疑問を持つことができます。
仮説の立て方は
仮説の立て方は以下のようになります。
①** 自分が欲しい結果を変数として捉える**
→例:コロナウイルスの増加(減少)
② 結果の原因は何か?をこれまでの情報から整理する
→例:コロナウイルスは、人の多いクラスター内で起こりやすいんだ!
→クラスターを作りやすいのはどんな人たちだろう?
→年齢が関係しているのかな?
→人は、年齢という変数で分けることができる!
③ 仮説をまとめる
→例:「年齢の変化が、コロナウイルスの増減に影響する(クラスターを構成しやすい)?」といった具合です
さいごに…
人は先入観を持つことがあります。
ぼくも、絶対に彼女は、ぼくに気があると考えて告白した結果、惨敗したことがあります。
仮説も同じで、先入観ではなく、変化が影響しているか?について考える必要があります。
そして、複数の仮説を立てて、検証をすると面白い視点が見つかるかもしれません。
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