【メモ】2019スケカナ

 行ってきました2019スケートカナダ。
 イラストのレポが推しでパンパンになってしまったので、他の感想をこちらで。

 まず今回のスケカナは推し以外にもお気に入りの選手がいっぱいで本当に本当に楽しみでした!
 メドベ、紀平ちゃん、まりんちゃん、トゥルソワちゃん……
 中でもトゥルソワちゃんを実際に見るのは初めてのことなので、もう期待が膨らみすぎて血圧が上がりそうでした。まりんちゃんも試合で見るのは初めてなのでドキドキ! 楽しみがいっぱいで大興奮の旅でした。

 ケロウナは初めて行く土地ですが、同じブリティッシュコロンビア州最大の都市バンクーバーにはウン年前チョロっとプチ留学しておりまして。
 あまりに昔なので懐かしい〜とはなりませんでしたが、このゆるい感じというか、アメリカよりも忙しくない、カナダだな〜というのほほんとした空気が好き。
 当然といえば当然ですが、成田空港からお仲間らしき人たちを多くお見かけし、知り合いにもばったり出くわしてしまうという羽生ファン色の濃かった空間。
 今回初めて格安チケットをネットで手配したので心配でしたが、無事席もあったし普通に乗れましたw よかった…電話対応がちょっとあやしい日本語の、おそらく中国の方だったので実際乗るまでドキドキでしたがセーーフ。これなら次も使っていいかもしれない。
 ホテルはエレベーターがなかったのが少々キツイくらいで立地もいいし安いしよかった。すぐ近くの巨大ショッピングモールは本当に便利でした。レストランも美味しいし、滞在中困ることは何もなく快適な生活でした。

 で、スケートカナダ、男子はメンツ的に推しの優勝は間違いないとは思うものの、いちばん怖いのが怪我。本当に怪我。それだけ。あとスケカナで優勝したことがないというジンクスも、昨シーズンGPS初戦は優勝できないというジンクスを打ち破ったのと同じく打破して欲しいと願っていました。
 それとオータムのあのトラウマジャッジ……あれがスケカナにまで侵略してきたらどうしようと不安でした。何より推しの精神状態がどうなっているか心配で。
 そして女子は本当に読めなくて、十中八九トゥルソワちゃんが優勝するだろうけれど、2位は紀平ちゃんだとしてその後ろがちょっとわからない。

 そんなことを考えていたら、なんと刑事くんとまりんちゃんが交通事故。不運としか言いようがない。大丈夫かな……と心配でしたが、刑事くんはほぼ影響がないように見えました。まりんちゃんはSPのミスは前の大会と同じだったので、事故のせいではなさそう? FSは本当に素晴らしくて、まりんちゃんも楽しそうに滑っていてとてもよかった。
 まりんちゃんは可愛くて大好きなのでずっと応援しているのですが、個人的に、ひとつミスをするとそこで諦めてしまう? のかそれ以降スルスルッと崩れてしまう印象があって、頑張って……といつも祈るような気持ちで見ています。
 すべての動きに力みがなく、成功でも失敗でもふんわりしたスムーズな流れのまりんちゃん。それが今回のFSはとてもいい方向に出ていて、とっても綺麗でまりんちゃんらしい、可愛らしいララランドでした。もっともっと高い得点が出てもいいのに!と強く思いました。

 一方メドベは試練の展開。
 スーツケースの四分の一を占拠するデカルナを愛で詰め込んでケロウナにやって来たわたくし。最高のメドベを見るつもりが、SPでまさかのミス……。キスクラで呆然とした様子のメドベと一緒に呆然とする私。
 オータムでも上海トロフィーでも調子がよさそうで(上海は病み上がりだったようですが)まさかここでこんなに崩れてしまうなんて。
 ただ観客の歓声は地元カナダの選手と同じくらい大きく、彼女がここでとても愛されていることを知りました。
 フリーでは最高のメドベ。デカルナを投げ込むと隣の席の地元のおばあちゃまが優しく笑いかけてくだすった。
 ロシアも頑張って……!!

 そしてそしてトゥルソワちゃん!
 意外なことに6練で複数の選手に混じって滑っていると目立たないトゥルソワちゃん……ちっちゃいから? と思ったんですが、身長的には紀平ちゃんよりも上のはず。なんだろう、ステルス? 細くて凹凸のない子ども体型のせいかもしれない。
 しかし近くに来るとわかる、全身筋肉のゴリマッチョ少女。このマッスルでクワドを跳んでいるのね……と感動しました。
 目の前で見たクワドは何というか、普通に跳んでる(役に立たない語彙)。あまりにナチュラルに跳ぶので、すごいことしてるという実感が薄いというか……とにかくすべてのジャンプが俺筋肉で跳んでるぜ感がすごくて漢らしかったです。強い。好き。

 そして頼れる女の我らが紀平ちゃん、足を怪我していても安定の骨太感でした。
 ショートもフリーも衣装が似たデザインなのが少し物足りないけども、フリーの衣装がゴールドマシマシでちょっと笑った……これは勝つ気や!(あまりの金の眩さに「ゆづるもあれ着たい」と謎のアテレコを始める隣のAさん)
 エテリ3強の通った後はぺんぺん草も生えない勢いの昨今、対抗できるのは紀平ちゃん、君しかいない……という気持ち。足の怪我を治してから、ルッツを取り戻して満を持してのクワド挑戦楽しみにしてます!

 終わってみれば2位と60点弱の差での圧勝だった推し。
 私の中でオータムの呪いが解け本当に幸せな心地になりました。
 この大会中、推しはずっとにこやかで、柔らかな雰囲気で、いつものような全員仕留めるというオーラがなかった。
 それがいいことなのか何なのかわからず見守っていましたが、色んなインタビューを聞いていると、悩み抜いた末にたどり着いた境地だったのかもしれないと想像しました。
 悩まないはずがない、オータムのあのジャッジング。昨シーズンのワールドから続くものもあったでしょう。
 正直ファンとしてもその感覚はあった。ワールドからのオータムの流れで、これはもしかしてという不安から疑心暗鬼に陥っていました。
 でも今回のスケカナでひとつの答えが出た。推しもそれを見て、今このときだと自分の言葉を発信したのだと思います。
 平昌後の会見もそうでしたが、彼は自分自身で風を起こす。最も強い風を吹かせることのできる絶妙なタイミングで。
 これからも自分の道をひたすらに爆速で突き進んで欲しい。オタクはねろねろとその後をついていきます。

 それにしても試合後のトゥルソワちゃんとの絡みは最高でした。一緒の4T綺麗すぎて何度も見てしまう。エキシのツーショも可愛かった。
 あとカムデンくん、いいよね。いい。君いいよ。