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米大統領選とコロナの行方は連動する ~「法」と「報」の激突~

米大統領選は、「バイデン勝利確実」と連日メディアが伝えてますね。しかし、ここから中々進んでいないようです。なぜなら、トランプ氏が法廷闘争による徹底抗戦の構えだからですね。

さて、私はこちらのnote上にて、「米大統領選にトランプが勝てば、コロナは消える」と言う珍妙な予測を掲げさせてもらいました。私は至って真剣だったのですが、しかし、事態は真逆の方向に動いてますね。

でも待って、待って。まだもしかすると、もしかするかも知れませんよ。

世界は二大勢力の戦争状態にある

私は予てから世界は今、国際政治を2分する支配勢力の戦争状態にあるという分析を書いてきました。

国際政治を支配する2大勢力とは、イスラエルのネタニヤフ政権、米トランプ政権、イギリスのジョンソン政権を中心とした右派、通称「保守的なグループ」と米民主党、EUを中心とする左派「エリート」の二派です。

2015年以降、世界的に右派政治グループが台頭、

トランプの当選と英国のEU脱退の国民投票、そしてヨーロッパ全域での極右の台頭には間違いなく共通点がある。 ナイジェル・ファラージ、マリーヌ・ルペン、オルバーン・ヴィクトルといった、極右のリーダーたちは、すぐにトランプの勝利を祝福し、彼を”仲間”と認識した。この展開には恐ろしいものがある。

『誰が世界を支配しているのか』 ノーム・チョムスキー

旧来の左派グループとの対立が激しくなり、コロナにより更なる激化を招きました。

コロナに対する政策の大きな相違

トランプ政権はWHOを脱退、その対応方針を巡ってアンソニー・ファウチと衝突しました。そしてなんと、トランプは選挙に勝てば、ファウチを解任するつもりらしいのです。

対する、バイデンは当選確実と伝わると、すぐにWHOへの復帰を明言。

そして、ファウチはバイデン支持を公にしています。

大統領選を争う2人の新型ウイルス対策への見解を問われると、バイデン氏については、「公衆衛生の観点から、新型ウイルスを真剣に捉えている」と返答。一方、トランプ氏については、「異なる観点から見ている(中略)。経済や経済活動の再開だ」と述べた。

つまり、WHOやファウチは「エリート」側なのです。彼らはスウェーデンのテグネル氏曰くの「狂気の沙汰」戦略を積極推進し、彼らの圧倒的な情報力で、それは世界的な標準になっています。

しかし、「保守的なグループ」はそれに反対しています。彼らはマスクにも否定的です。

米ツイッターは、マスクを着用しても新型コロナウイルスの感染拡大を抑制できないとしたトランプ政権顧問の投稿を削除した。新型コロナウイルス対策で大統領に助言するスコット・アトラス医師は、集団免疫を提唱し、医学界では極端な少数派に属する。

これを削除したツイッターも「エリート側」という訳です。もちろん、テレビなどの旧メディアも。

そんな中で、イギリスのトランプと言われた男が華麗な転身を遂げました。

英国のブレグジット党は、党名を「Reform UK」に改名し、新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)に反対する政党として再スタートする。ナイジェル・ファラージ党首とリチャード・タイス委員長が1日付の英紙テレグラフ紙への寄稿で明らかにした。

彼は「保守的なグループ」の旗手です。

どうでしょう。ここまで見れば、なぜ私が「保守的なグループ」が勝てば、コロナが消えると言っているかが分かるでしょう?

私は政治方針の違いから、トランプ政権が勝てば、コロナへの過剰な騒ぎが抑制される可能性が高いと予想しているに過ぎないのです。

メディアや権威が騒ぎ過ぎたという考えは、それなりに市民権を得てきておりますが、これは日本だけではなく世界的なことです。

彼らが勝てば、これが抑えられる方向にバイアスが働くというのは、現時点で間違いないように思います。これが私が「コロナが消える」と書いた真意です。

共和党は勝てるのか

さて、肝心の共和党は勝てるのか?に関しては、私個人は、皆さんが思っている普通の結末になるよりは、とんでもない展開になる可能性の方が高いと判断しております。

この発言を振り返ると、トランプは、は初めからこの展開を予期していたようにも思えます。共和党が「法」を支配しているなら、民主党は「情報」を支配しています。

果たして、「法」と「報」の戦いの決着はどうつくのでしょうか。どちらにしろ、今までに私たちが経験したことのない非常にエキサイティングな展開が見込めると私は思います。

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