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文舞両道が提案する新しい価値共有

リモートコミュニティセンター「文舞両道」では各コンテンツご利用時にユニークなお支払い方法をご提案しています。

「スリランカの舞踊学校へ踊りを教えに行った際、生徒は山でブラトゥという植物の葉っぱを、ちゃんと自分で大事に採ってきて、それを先生に渡す。いわゆる受講料だ。踊りを学ぶということは命を交換するということで、お金には変えられないのだそう。尊い営みに金銭の出番はない。」

コンテンポラリーダンスカンパニー「Co.山田うん」主宰、山田うんはスリランカでの経験をこのように振り返る。

コロナウイルスの流行で経済活動がストップし、社会がこれまでのような経済活動の再開を望む一方、私たちは経済だけに頼らない、新たなやりとり、価値共有の方法を模索しています。

リモートコミュニティセンター「文舞両道」では、コンテンポラリーダンスのオンラインライブや生活を豊かにするための様々なオンラインレッスンを中心に配信します。

それらの参加費、チケット代はお金でのお支払いだけでなく、お金の代わりに物やサービスを対価として交換する、物々交換のような方法もご利用頂けるようになっております。

お金でのお支払いである「投げ銭」に加え、
「投げ物」…ものを送って頂くお支払い、
「投げサービス」…もの以外によるお支払い
このいずれかを選択したのち、「文舞両道」が配信しているコンテンツへご参加、ご観覧頂ける仕組みです。

「投げ銭」の場合は、各講師の設定のもと、コンテンツご利用後にお客様ご自身に価格を設定して頂きます(お支払いは銀行振込、PayPay、LINE Payがご利用いただけます)。
「投げ物」「投げサービス」の場合はどのような方法をとるのか、双方に気持ちの良い方法・やり取りをご相談させて頂ければと思います。

私たちのこの活動が直接経済活動に結びついていくかはまだわかりませんが、福祉、教育、あるいは娯楽を通してダンサーが協働する場を作っていき、お互いの明日への糧となるような嬉しいやり取りが生まれることを願っております。

「葉っぱはどんどん溜まっていき、時間とともに少しずつしぼんていった。お金ではなく葉っぱをもらう日々を重ね、しぼんでいく葉っぱを見ながら、踊りは命の交換なのだということがわかってきた。教えることは学ぶこと、学ぶということはもうすでに誰かに何かを与えていることなのだ。」

「文舞両道」はダンサーの知恵とスキルが社会に役立てるプラットフォームの形成を目指し、新しい価値共有の仕組みの提案と実践を行なっていきます。



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