見出し画像

抗がん剤の治療中発熱した時

現在、抗がん剤治療は
やっと折り返し地点まで来た。

AC療法3週に一度ペースを
4クール終わったところ。

実は先週、
次のドセタキセル投与予定だった。
過去形ということは、まだ投与していない。
…延期しました。泣

やりたくないけど、早く終わらせたい。

先日、発熱してから、喉がヒリヒリ痛くて
鼻詰まりからの頭痛、咳が止まらない。
という不調が地味にだらだら続いている。

延期したので近所の内科にもかかった。

現在はコロナやインフルエンザの可能性は低く、
風邪をきっかけに咳喘息に移行した様子。

まだこれから後半戦のドセタキセル、
発熱はあるかもしれないけど
もうすでに2回発熱した。

そして違う対応をしたのでまとめてみようと思います。

1回目の発熱
年末に母親の実家がある新潟へ行こうとしていた。

YouTubeとかで治療中でも旅行に行っている姿を見て
ずっと病人なんてしていられるか!ていう気持ちと、

できたら祖母のお墓参りがしたかった。

行こうとしていた日の前日、
ブルブルと寒気が起こり一気に39度近い熱がでた。

咄嗟にインフルエンザだと思った。
この熱の出方はインフルだ、何枚も厚着をしても寒い。
カロナールを飲んで寝ようとしても寒気がすごい。

夫ががんセンターに電話してくれた。
そういえば熱が出たら電話するように言われてた。

その時、抗がん剤(AC)投与してから
2週間経つか経たないかくらいだった。

①とりあえず処方されていた抗生剤を飲むように。
②明日になって熱が下がらないようだったら電話して。
③白血球が下がってて、熱が下がらないと入院もあるから!

新潟へ旅行だなんて絶対ダメだ。
そんなの聞かなくてもわかった。

夜の9時頃、お水多めに抗生剤を飲んだ。

朝になると38度、でもスッキリしていた。
全く辛くない。カロナールもう一回飲んで、解熱してく。
昨日の震えのせいか、全身の倦怠感がすごい。

りんご、りんご、りんご。命のりんご。
そればかり食べて次の日には37度から平熱くらいに。

発熱したら、普通に近くの内科へ行けばいいと思っていた。
いつものようにコロナやインフルの鼻の突っ込む棒の検査とかして調べて解熱剤もらって次の時に報告すればいいや、と思っていた。

次の投与の時に点滴をしてくれる看護師さんに言われた。
熱ばっかりは自己判断しないで必ず電話くださいね、と。

抗がん剤の内容によって感染しやすい時期は違いますが、
ACに関しては、また私が通っているがんセンターでは、
(必ず通院しているところに基準に従う)

投与から1〜2週間くらいだったら
まだ白血球が減って完全に戻ってきてない可能性があるので
→抗生剤を飲んでとなる。

もしも熱が続けば、
どんどん高リスクな状態を予測することになる。

好中球を調べるには採血をしたり、
治療には点滴をしたりするから入院することになる。

1番わかりやすいと思ってネットにあったもの

FN患者とは好中球減少時の発熱している患者という意味
(Febrile Neutropenia)

好中球とは
白血球の中の一種。細菌や真菌感染から体を守る主要な防御機構。

好中球が少ないとどうなる?
体を守る好中球が少なくなると、病原体からの攻撃に対応できずに、肺炎などの感染症にかかりやすくなる。

もしも重度の好中球減少症の状態で感染すると?
侵入した微生物を防ぐことができないため、敗血症の状態になり
短時間で死亡してしまうこともある。

調べていく中、甘く見てはいけないことだったんだと
再確認することができた。

もしも旅先で発熱していたら?
やっぱり病人だったんだ、と実感した。

そもそも主治医に相談もせずに、
「まあ、いいだろう」と思っていた自分が今となると恐ろしい。

私が見たYouTubeの方は
絶対に主治医に相談をしてると思うし、
そもそも使っている抗がん剤の内容も違う。

脅かすようなつもりはないけど、
熱には気をつけよう。と心に誓った。


2回目の発熱

息子が嘔吐した。と保育園から電話があった。
張り切って作ったお弁当の日だった。

私のSNSストーリーより

おにぎりが岩ピクミンになってて
ちょっと海苔と量が多かったのかな。
嬉しくて一気に食べてしまって戻しちゃったのかな。

車で帰るとマンションの廊下で
げー出そう。という間に出してしまった。

手袋してマスクして、キッチンタオルでビニールに集めて
最後にバケツで流して、後処理をして。

うんち出そう。とトイレへ連れていくと
踏ん張りすぎて、上から嘔吐。
手では受け止めきれなかった。

寝る時も咳が少しでるとその拍子に戻す。
発熱はないし、それ以外はケロッと元気だったりする。
でも少しお腹も緩めだし胃腸風邪かな?と心配していると

夫が発熱、下痢、嘔吐気味。
おいおい大丈夫か、と心配していたら、
私にも発熱がきた。

前の発熱の時に似てる、
どんどん寒気が来てどんどん体温が上がる。
37.7くらいの時点でがんセンターに電話する。

土曜のため乳腺科ではない先生が
電話口で直接話してくれた。

その時丁度投与から3週間経ったところだった。

先生曰く、
①もう白血球は戻っているはずだから抗生剤は飲まなくていい。
②37度台で解熱剤は飲まない方がいい、熱が上がりきるまでが基本。

37.5で抗生剤飲むって書いてあったから電話一応した、と話したら
「乳腺科はそうなんだ、うちだったら38度まで電話いいかなと思うけど。」と心配しすぎみたいな感じであしらわれた。

内科へ行ってコロナ検査とかしたほうがいいか質問した時も
③コロナかインフルか知る必要どこまであるか?
どうせ治療は解熱剤処方されるだけ、(確かに。)

がん患者はコロナかインフルか知る必要ないのかもしれない。
病院へ行って違う菌をもらってくるかもしれない。

夫は職場的にも検査してと言われていたので
夫が陽性だったら考えようと思った。
どちらも陰性だった。胃腸風邪と言われていた。

④もしどうしても受診したいなら、
提携している休日診療の外来へ行って
採血をして好中球下がってないか、調べてもらってください。

私の通院しているがんセンターには救急外来がなくて
もし経過観察、検査をするなら入院しないといけない。

ここまで案内してくれた時点で、
心は冷え切っていて早く電話を切りたかった。

悪寒もピークだったかもしれない、
電話を切って熱を測ると38.8。

まだガクガク震えている。まだ熱上がると思う。
けど、電話の先生のいうように上がりきるまで我慢は無理。

結局、次の日下がって、一日空けてまた発熱して。
体の中で何が起きているんだろう?
次の日熱が下がらなかったら、また電話しよう。

好中球戻ってんだから、
こんなことで電話してダメか…
でもそんなことわからないし。
救急外来なんて紹介状なしで行ったら
5000円くらい余分に支払うかもしれないし、、、

と、ごちゃごちゃ思っていたら
熱が下がった。

発熱すると体力も気力も判断力も奪われる。

好中球、好中球って何回言ってたんだろう。笑





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?