人類誕生の閃き
捕食が健康維持とする地球上のルールができたその昔。
大切な人との間に生まれた大事な子供を食べられてしまった誰かがいた。
その人が泣くと、同じ悲しみを味わったたくさんの母親たちが集まってきた。
彼女たちの祈り。
弱肉強食の世界から脱して、命を守り、救うことのできる種族へと変わっていけますように。
そうして手先の器用な者たちが進化をし、私たちへと繋がったとしたら、
今の社会では脱した意味が無くなってしまう。
人類は星の希望でなければならない。
少なくとも私の目に神も仏も悪魔も映ったことはない。
進化のきっかけが意志であるなら、それを発信したのはかつての命のはず。
道具を用いない彼らを見よ。
生きる上で必要である武器は、その身体から生やしている。
必要な形になっている。
私たちの爪や歯は丸い。
わざわざ武器を取るな。
この身体は争いを求めていない姿だ。
人類はおかしい。
未来人として、彼女らの夢を生きたい。
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