コージェント（COGT）、肥満細胞症研究の堅牢なデータで急成長
2022年6月13日（月）23時53分
コージェント・バイオサイエンスCOGTは、KIT D816V阻害剤候補であるbezuclastinibを進行性全身性肥満細胞症（AdvSM）患者で評価した第II相試験-APEX-から有望な初期有効性と安全性のデータを発表しました。
コジェント社の株価は、主要パイプライン候補の中間段階試験から得られた有望な初期データを受けて、6月10日に58.7％急騰しました。しかし、同社の株価は今年に入ってから8.3％下落しており、業界の下落率27.4％に比べれば、その差は歴然としている。
本試験の初期データには、臨床活性の兆候を評価した11名の患者さんが含まれています。これらの患者は、bezuclastinibの50 mg BID、100 mg BID、200 mg BID、または400 mg QDの4つの用量のいずれかを投与されています。これらの患者さんは48歳から87歳で、侵攻性全身性肥満細胞症、血液性新生物を伴う全身性肥満細胞症、肥満細胞性白血病のいずれかを患っています。これら11名の患者のうち2名は、他のKIT D816V阻害剤（avapritinibまたはmidostaurin）による前治療を受けていました。
11名全員の血清トリプターゼが中央値で89％減少し、そのうち2名は20ng/mL未満を達成した。血清トリプターゼの上昇は、AdvSMの特徴の1つです。
評価可能な全患者（8名）のデータでは、骨髄マスト細胞が50％以上減少し、KIT D816V variant allele fractionが減少していることが示されました。このうち6名の患者は骨髄マスト細胞凝集塊の完全除去を達成した。
ベズクラスチニブに関する試験の安全性に関する初期データも有望でした。グレード4の有害事象はありませんでしたが、貧血、好中球減少、過敏症／メディエーターフレアを含むグレード3の事象が3名の患者に認められました。また、他のKIT阻害剤に関連する眼窩／末梢浮腫、認知機能への影響、頭蓋内出血の事象も報告されていない。
AdvSMの治療に使用可能な他のKIT D816V阻害剤には忍容性に問題があり、治療中止に至る可能性があります。コジェントは、中枢神経系への浸透が限定的な選択的KIT D816V阻害剤であるbezuclastinibは、忍容性の課題を克服し、すべての全身性肥満細胞症患者に有意義な臨床活性を提供できる可能性があると考えています。
コジェント社は、ベズクラスチニブが安全性の問題が少なく、AdvSM患者に対する有効な治療選択肢となる強い可能性を持っていると考えています。APEX試験の初期データに基づき、同社はbezuclastinib開発のための投資を加速する計画で、より早い試験完了を見込んでいる。同社は、今年末までにAPEX試験から別のデータが読み出されることを期待している。
コジェント社は、AdvSM以外の患者を対象とした別の第II相試験（SUMMIT）でもベズクラスチニブの評価を行っています。この試験のデータは、2023年前半に発表される予定です。
Zacksランクと検討銘柄
Cogentは現在、Zacks Rank #3（Hold）である。本日のZacks #1 Rank (Strong Buy)銘柄の全リストはこちらでご覧いただけます。
より良いランクのバイオテクノロジー株には、アルカーメス ALKS、セセン・バイオ SESN、エーグレア・バイオ・セラピューティクス AGLE がある。アルカーメスとセセンがZacks Rank #1であるのに対し、AegleaはZacks Rank #2（買い）である。
アルカーメスの2022年の一株当たりの損失に対するザックスコンセンサス予想は、過去60日間で14セントから3セントに狭まりました。アルクスの株価は、これまで18.1％上昇しています。
アルカーメスの収益は過去4四半期のそれぞれで予想を上回り、平均は350.48％でした。
セセン・バイオの2022年の損失に対するザックスコンセンサス予想は、過去60日間で1株当たり33セントから32セントに狭まった。SESNの株価は1年累計で85.1％下落した。
セセン・バイオの収益は過去4四半期のうち3回で予想を上回り、1回で予想を下回り、平均サプライズは69.94%でした。
エーグレアの2022年の損失に対するザックスコンセンサス推定は、過去60日間で1株当たり1.44ドルから1.16ドルに狭まりました。AGLEの株価は1年累計で10.6％下落した。
エーグレアの収益は、過去4四半期のうち2回で予想を上回り、2回で予想を下回り、平均サプライズは9.47％でした。
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