2020年2月17日からのEUR/USD

月半ばではありますが、大きな動きとなっておりますので月足の確認からやってまいりたいと思います。

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ここより前にこの1.08台のプライスゾーンに入ってきたのは2015年の3月。このときもやはりECBによる金融政策のハト化を起点とする下落トレンドでした。

そしてそのときは、今より下の1.04でトレンドは終息し、約2年の間レンジを形成、そして2017年1月からのドナルドフィーバーでレンジ帯から上抜けしていきます。

そして2018年3月、再びECBが(当時は利上げを検討していると観測されていたが、結局利上げどころか、景気指標の悪化など状況の変化に伴い結構急激に金利を下げに行った。その間USは金利を上げていた)緩和的政策に舵を切ったことで下落トレンドを開始。以後緩やかにではありますが、おおむね緑で引いたトレンドラインを上限として下落を続けている、そんな状況ですね。

上を緑のラインとしたら、下は紫のラインとの間で、フラッグ形状を形成しながら収束してきているようにも見えます。

今この時点での見極めとして最も重要なのは、2017年3月に突破して以降割ることのなかった下限の紫ラインを割るか割らないかということですね。

このあと週足でも見ますが、今回の下方トレンドはかなりしつこく売り込まれてきており、普段の投機筋の売りだけではない感じはしています。

で、その動きは何を意図したものであるか?それは恐らくECBのマネタリーポリシーでしょう。

2012年7月のトレンド転換は、前任総裁のマリオ発言="Whatever it takes" & "Believe me"。その次が2013年4月のECBの利下げ方針(がほぼコンセンサスとなったこと)。そして2018年3月なわけで。

そういった背景を考えると、2020年3月12日のECBのマネタリーポリシーミーティング(in Frankfurt)がきっかけとなりそうな感じですね。

今はその期待値で大口が一部資金を動かしているか、または一部の大口が資金移動を、(主にNY時間に)やっている、そんな感じだと思います。

このフラッグ、ブレイクの方向は恐らく下。そして切れたら次の目標は1.04.

2月半ばの今の時点では一旦反発(多分…)1.08は、ローソクの実体では切れないと見ています。

月足としては以上です。

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週足です。ボリンジャーバンド2σの割れ方が半端ないですね。1.08タッチまでは想定しておいた方が良いでしょう。1.079がSLで1Wから2Wでのロングで臨みます。週足以上。

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日足の見立ても週足と同じような感じですが、もし月曜窓を開けたらそっから買いで。開けない場合は、ここ数日のパターンから、東京時間で下値を付けるのでそこで買いですね。

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4時間足です。1.09上のゾーンは、日足で見ても下落が1日停滞し、この2週間で唯一陽線を記録したゾーンです。

つまり一旦の上値目途はそこまで。ホールドする場合も半分は利確してSLは持ち値より上。

1.091の指値は刺さると思いますよ。

ユーロドルからは以上となります。

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