艦隊これくしょん 鎮守府新春ライブ2020 昼戦レポ(2) われらが無良提督

つづいて、無良提督について。
登場の時に声の限りに大歓声と「無良さーん!!」と絶叫するのはもう当然というか。敬愛の気持ちを最大限まで伝えたい。

去年は「1万人近い男性観客だらけの武道館ステージにいきなり立たせる」なんてことをしたせいでえらい緊張させてしまったのだが、今回はとても朗らかに登場いただけた。レースのパドックやスケートイベントなどで実際の男性ファンの多くと交流し、我々「艦これ提督」がどんな男たちなのかを知ってもらえたのもあるのかもしれない。
挨拶の後の藤田さんからの質問を聞き逃して「仕事終わったと思ってません?w」と突っ込まれてたりしたのも、やはり緊張するよねぇ、と思ってたんだけど、どうやら会場の観客をご覧になっててそっちに気を取られてたらしい、って話が…。ちゃんと我々を見ていただけていて、本当にうれしい。

艦娘音頭では「指揮を取られる」という話で、何をするのかな、と思ったら、三方に指示を出し、上に上がって敬礼してはけてってしまい、あぁそういうことなんだー…と思って踊ってたら、音頭後半でおもむろに登場、スムーズな身のこなしで音頭に参加。
ついに無良さんに音頭を踊らせてしまった、という一方、身振り手振りがまた男性らしい大きさと海軍士官らしい上品さ、スマートさ、正確さがあって、無良提督は艦娘音頭ですら提督らしく踊るんだなぁ、と改めて感動。

野水さんの「二羽鶴」ではインラインスケートで登場。
氷祭りでの金剛型とのダンスや大サーカスでの指揮官としての主体的な動きと比べて、完全に歌の背景、「バックグラウンドダンス」ともいうべき、しなやかなダンスを見せてくださったのがすごく印象的だった。歌の最後の決めでは、中央前に野水さん、ステージ左の前の方に翔鶴、そして右奥に無良さんという配置で、完全に3つのレイヤーが見えるようになっていたのもまた、無良さんはこのステージでは背景である、という理解を強くした。
このダンスの途中のステップでは軽く飛ぶ箇所があり、「インラインスケートでそれできるんだ!」という驚きも。

今回のステージにおいて、無良さんが比較的顔が見え、話もフレンドリーだったことで、提督のイメージが壊れるのでは、と心配されていた無良さんファンもいらっしゃったが、全然そんなことはない。
そのステージでの所作、それこそ艦娘音頭の踊り方にも、無良さんのステージと役柄に対する真摯さ、実直さがにじみ出ていた。その芯の部分を変えることなく、そこに親しみやすさを加えてくださった。むしろ「無良提督」の魅力は増したと言える。

次は艦これイベントではないけれど、提督席が設けられた大阪サンクスツアー。
去年の山梨公演以来なので、また本業の無良さんが見られるのが楽しみ。
…もちろん氷祭りのプログラムやっていただいても、こちらは大喜びですよ??

追記:サンクスツアー観覧済みだったのですっかり当たり前と思ってしまっていたが、「二羽鶴」でのダンスは、氷祭りや大サーカスと比べて、とてもしなやかで艶のあるダンスだった。なので初見の提督は「こういうのもできるんだー!」と改めて魅力を感じたに違いない。

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